脱炭素への移行過程を支援するトランジションボンド・トランジションローン。発行には外部レビューが必須で、その費用の一部を東京都が補助します。補助率は通常1/10(上限100万円)、個人投資家向けなら7/10(上限600万円)です。
対象になるには、経済産業省の令和8年度温暖化対策促進事業費補助金(クライメート・イノベーション・ファイナンス推進事業)の交付決定を受けていることが条件です。国の制度とセットで動く補助金という点を押さえておきましょう。

東京都SDGsファイナンス支援事業補助金(トランジションボンド/トランジションローン)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(都内に事務所・事業所を有する資金調達者) |
| 制度名 | SDGsファイナンス支援事業補助金(トランジションボンド/トランジションローン) |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | トランジションボンド・トランジションローン発行時の外部レビュー費用支援 |
| 対象地域 | 東京都内に事務所・事業所を有する事業者 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 100万円(個人投資家向け発行の場合600万円) |
| 補助率 | 対象経費の1/10(個人投資家向け発行の場合7/10) |
| 申請受付 | 令和8年7月1日〜令和9年3月19日 |
| 公式サイト | 東京都産業労働局「SDGsファイナンス促進支援事業補助金」 |
応募には国の交付決定が前提条件
この補助金には、経済産業省の令和8年度温暖化対策促進事業費補助金(クライメート・イノベーション・ファイナンス推進事業)の交付決定を受けていることという前提条件があります。国の制度に採択されて初めて、都の上乗せ補助を申請できる仕組みです。
資金調達者は都内に事務所または事業所を有することも必要です。
何に使える補助金か
対象経費は、トランジションボンド・トランジションローンを発行する際の外部レビューの付与に係る経費です。第三者機関に移行計画の妥当性を評価してもらう費用が対象になります。
補助率は「誰向けの発行か」で変わる
補助率と上限額は、個人投資家向けかどうかで大きく変わります。
| 発行対象 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 通常(機関投資家向け等) | 1/10 | 100万円 |
| 個人投資家向け | 7/10 | 600万円 |
グリーンボンド・グリーンローンのメニューと比べると、通常時の補助率はやや低めです。個人投資家向けに切り替えると、上限額はこちらのほうが高くなります。
申請のタイミング
申請受付期間は令和8年7月1日から令和9年3月19日までです。国の交付決定を受けるまでの手続きに時間がかかるため、国の公募スケジュールを先に確認してから、都への申請時期を逆算する必要があります。
よくある質問
国の交付決定を受けていなくても申請できますか?
できません。経済産業省の令和8年度温暖化対策促進事業費補助金(クライメート・イノベーション・ファイナンス推進事業)の交付決定を受けていることが前提条件です。
グリーンボンドのメニューとどちらが有利ですか?
通常時の補助率はグリーンボンド・グリーンローンのメニュー(2/10)のほうが高く、個人投資家向けの上限額はトランジションのメニュー(600万円)のほうが高くなります。発行内容にあわせて選ぶ必要があります。
都外の企業でも申請できますか?
資金調達者は都内に事務所または事業所を有することが要件です。本社所在地にかかわらず、都内拠点があれば対象になり得ます。
