原子力発電施設が立地する自治体では、住民向けの説明会や情報発信、防災学習など、地域のエネルギー構造への理解を深める取り組みが継続的に必要です。こうした活動の費用を補助するのが、通称「エネ高補助金」こと令和5年度エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金です。
対象は「原子力発電施設が立地する自治体等」。公募は2023年1月10日に始まり、2023年2月10日ですでに終了しています。補助上限額として10億円という数字がありますが、これは公募全体の予算規模で、実際にはサブ事業ごとに個別の上限額・下限額が設定される仕組みでした。 補助率は公式ページに記載がなく、公募要領での確認が必要とされていました。
エネルギー構造高度化・転換理解促進補助金(R5第1回)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(原子力発電施設が立地する自治体等) |
| 制度名 | 令和5年度エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金(第1回公募) |
| 対象業種 | 汎用(原子力発電施設が立地する自治体等) |
| 利用目的 | エネルギー構造の高度化等に向けた地域住民等の理解促進事業 |
| 対象地域 | 全国(原子力発電施設が立地する自治体等が対象) |
| 従業員数 | 規定なし(自治体等が対象) |
| 補助上限額 | 金額の定めなし(サブ事業ごとに上限額/下限額を個別設定、定額10/10) |
| 補助率 | 定額(10/10) |
| 申請受付 | 終了(2023年1月10日〜2023年2月10日) |
| 公式サイト | jGrants「令和5年度エネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金」 |

なぜ立地自治体だけが対象なのか
原子力発電施設は、安全性や電源構成についての住民理解が事業運営の前提になります。この補助金は、立地自治体そのものが理解促進の担い手になる想定で設計されています。一般の民間事業者や個人が単独で申請できる制度ではありません。
補助率は10/10(全額支給)ですが、「予算成立前の募集」という位置づけで実施されており、予算が正式に成立して初めて採択が確定する仕組みだった点も押さえておく必要があります。 採択予定の通知を受けても、それだけでは正式な採択にはなりません。
今から申請できるか
令和5年度第1回公募は2023年2月10日で終了しています。「第1回」という名称からも分かるとおり、同一年度内に複数回の公募が組まれる年もあります。原子力発電施設の立地自治体でエネルギー構造への理解促進事業を計画している場合は、経済産業省・資源エネルギー庁の最新の公募情報を確認する必要があります。
よくある質問
今から申請できますか?
このページで扱っている令和5年度第1回公募は終了しています。次年度以降・次回以降の公募の有無は、経済産業省・資源エネルギー庁の公式ページで確認してください。
民間企業でも申請できますか?
対象は「原子力発電施設が立地する自治体等」です。一般の民間企業が単独で申請できる制度ではありません。
補助率10/10とはどういう意味ですか?
対象経費の全額が補助される仕組みです。ただしサブ事業ごとに個別の上限額・下限額が設定されるため、無条件にすべての費用が出るわけではありません。
