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シルバーカーに補助金は出る?電動タイプや購入費の助成、東京都・埼玉県の例

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シルバーカーの補助金は国の制度にはなく、市区町村が独自に出している購入費の助成です。いちばん多い形は購入費の2分の1で上限5,000円〜1万円です。住民税が非課税の人に絞る区では、区が3分の2や9割を負担して指定の機種を渡しています。介護保険は使えません。シルバーカーは介護保険の福祉用具のレンタル(貸与)にも購入費の支給(特定福祉用具販売)にも、種目として入っていないためです。

この記事では公式ページで中身を確かめた20の市区町の金額と条件を並べます。そのうえで介護保険で借りられない理由と、買う前に申請が要る自治体と買った後でよい自治体の違い、対象になる機種の条件までを順に書きます。自分の市区町村の名前が無いときの探し方は、後半の「自分の市区町村に制度があるか確かめる方法」にまとめました。

シルバーカーの補助金はいくら?20市区町の金額と条件

公式ページで確かめた20の市区町を、おおよそ金額の大きい順に並べました。「申請の時期」の列は買う前に市区町村へ申請が要るか、買った後でよいかを示しています。

市区町(都道府県)対象の年齢所得の条件補助の額申請の時期
さいたま市(埼玉県)おおむね65歳以上のひとり暮らし生活保護世帯または市県民税非課税無料で給付区役所の高齢介護課に申請
江戸川区(東京都)65歳以上住民税非課税区の指定機種を1割の自己負担で給付窓口で見本を操作してから申請
武蔵村山市(東京都)65歳以上なし(生活保護世帯は負担なし)給付限度額27,000円の範囲で実費の1〜3割を負担市に確認
葛飾区(東京都)65歳以上住民税非課税または生活保護購入費(限度額20,000円)の3分の2を区が負担購入前に相談
丹波篠山市(兵庫県)65歳以上のみの世帯住民税非課税世帯購入額の50%・上限13,000円購入前に申請
文京区(東京都)65歳以上なし(要支援・要介護・事業対象者)区が選んだ2種類から1つを給付・原則1割負担区に申請
豊田市(愛知県)65歳以上なし購入費の2分の1・上限10,000円購入前に市の決定
浦安市(千葉県)65歳以上なし購入費の2分の1・上限10,000円購入後1年以内
市川市(千葉県)65歳以上市民税非課税購入費の2分の1・上限8,000円購入後6か月以内
肝付町(鹿児島県)70歳以上なし購入額の2分の1・上限8,000円購入後
常総市(茨城県)75歳以上介護保険料の段階で率が変わる全額・4分の3・2分の1のいずれか、上限7,500円事前に窓口で申請
みやき町(佐賀県)65歳以上なし費用の2分の1・上限7,000円町に申請
真岡市(栃木県)65歳以上なし購入費用の2分の1・上限6,000円購入前に助成券
西条市(愛媛県)75歳以上住民税非課税世帯購入金額の2分の1・上限5,000円市に確認
古河市(茨城県)70歳以上なし購入費の2分の1・上限5,000円購入後1年以内
稲敷市(茨城県)65歳以上なし(市税の滞納がないこと)購入金額の2分の1・上限5,000円購入後・年度内
石岡市(茨城県)65歳以上なし購入費の半額・上限5,000円購入後
利根町(茨城県)65歳以上なし一律5,000円購入後60日以内
上三川町(栃木県)65歳以上(身体障がい者は60歳以上)なし(町税の滞納がないこと)購入費の3分の1・上限5,000円購入後
厚木市(神奈川県)75歳以上なし上限5,000円(消費税分を除く)購入後1年以内
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20か所のうち11か所が「購入費の2分の1(50%)」で、上限は5,000円から13,000円のあいだです。シルバーカーの値段は、江戸川区が令和8年度に契約した3機種で19,000円〜30,000円でした。2万円の機種を2分の1・上限1万円の市で買えば1万円、上限5,000円の市なら5,000円が戻る計算です。

金額が大きいのはさいたま市と東京都の区、丹波篠山市で、どれも住民税が非課税の人に限っています。さいたま市はひとり暮らしの人に無料で給付しています。江戸川区の30,000円の機種は自己負担3,000円、葛飾区は購入費のうち3分の1が本人の負担です。所得の条件を置かない市町の購入費助成は、上限がすべて1万円以下です。

2万円のシルバーカーを買うと、いくら戻るか

同じ2万円(税込)のシルバーカーを買った場合に戻る額を、各市の決まりで計算しました。1万円の機種も並べています。市の窓口で決まる端数や、消費税を除くかどうか(厚木市は除く)で少し変わることがあります。

市区町決まり2万円の機種1万円の機種
葛飾区3分の2(限度額20,000円)13,333円前後6,666円前後
丹波篠山市50%・上限13,000円10,000円5,000円
豊田市・浦安市2分の1・上限10,000円10,000円5,000円
市川市・肝付町2分の1・上限8,000円8,000円5,000円
常総市(第1〜3段階)全額・上限7,500円7,500円7,500円
みやき町2分の1・上限7,000円7,000円5,000円
真岡市2分の1・上限6,000円6,000円5,000円
古河市・稲敷市・石岡市・西条市2分の1・上限5,000円5,000円5,000円
上三川町3分の1・上限5,000円5,000円3,333円前後
利根町一律5,000円5,000円5,000円
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上限5,000円の市町では、1万円の機種でも2万円の機種でも戻る額は同じ5,000円です。上限が1万円の市で戻る額を最も大きくするには、2万円以上の機種を選ぶことになります。ただし額だけで機種を決めず、重さやブレーキの扱いやすさで選んだうえで、上限との差を見るのが順番だと編集部は考えます。

表の金額・条件は、各市区町村の公式ページに書かれている内容です。更新日の古いページもあるので、申請の前に市区町村の窓口で同じ内容が続いているか確かめてください。

介護保険でシルバーカーが使えない理由

介護保険で福祉用具を借りたり買ったりできるのは、国が決めた種目に入っている用具だけです。厚生労働省の「福祉用具・住宅改修」のページに載っている給付対象の種目は次のとおりです。シルバーカーは、貸与(レンタル)と販売(購入費の支給)のどちらの種目にもありません。

福祉用具貸与(レンタル)の種目

  • 車いす(付属品含む)
  • 特殊寝台(付属品含む)
  • 床ずれ防止用具
  • 体位変換器
  • 手すり
  • スロープ
  • 歩行器
  • 歩行補助つえ
  • 認知症老人徘徊感知機器
  • 移動用リフト(つり具の部分を除く)
  • 自動排泄処理装置

特定福祉用具販売(購入費の支給)の種目

  • 腰掛便座
  • 自動排泄処理装置の交換可能部
  • 排泄予測支援機器
  • 入浴補助用具
  • 簡易浴槽
  • 移動用リフトのつり具の部分
  • 固定用スロープ
  • 歩行器(歩行車は除く)
  • 歩行補助つえ(松葉杖は除く)

歩行器とシルバーカーを分ける「把手」の条件

似た形の歩行器が貸与の種目に入っているのにシルバーカーが入らない理由は、厚生労働大臣が定める歩行器の条件にあります。さいたま市が載せている福祉用具貸与の種目の表では、歩行器は「歩行が困難な者の歩行機能を補う機能を有し、移動時に体重を支える構造を有するもの」です。そのうち車輪があるものは「体の前及び左右を囲む把手等を有するもの」に限られます。

シルバーカーは前に押し手があるだけで、体の左右を囲む把手がありません。荷物入れや腰掛けが付いていて、自分の足で歩ける人が買い物や散歩に使う道具です。体重を預けて歩く歩行器(車輪付きのものは歩行車とも呼ばれます)とは、介護保険のうえでは別の物として扱われます。

令和6年4月からは歩行器の一部と歩行補助つえ・固定用スロープについて、借りるか買うかを選べる仕組み(選択制)が始まりました。厚生労働省の解釈では、買える歩行器は「脚部が全て杖先ゴム等の形状となる固定式又は交互式歩行器」です。「車輪・キャスターが付いている歩行車は除く」とされています。車輪の付いたシルバーカーが購入費の支給に入る余地はありません。

「シルバーカーも介護保険の福祉用具購入費で買える」と書かれていたら

検索で上位に出る記事の中には、シルバーカーを介護保険の福祉用具購入費の対象のように書いているものがあります。上の販売の種目にシルバーカーは無いので、これは誤りです。鹿児島市の案内によると、介護保険の購入費の支給は要介護・要支援の認定を受けた人が指定の事業所で買ったときに、1年度10万円を上限に費用の9割〜7割が戻る仕組みです。シルバーカーはこの対象になりません。

要介護・要支援の認定を受けている人は、シルバーカーの代わりに歩行車や歩行器を介護保険で借りる道があります。葛飾区のシルバーカーのページも、介護認定を受けている人は歩行車や歩行器を介護保険のサービスで借りられると注記しています。どちらが合うかは歩く力で決まるので、担当のケアマネジャーに相談してから選んでください。

要支援1でも歩行車は介護保険で借りられる

介護保険の貸与には、軽い区分の人には原則として出さない種目があります。厚生労働省のページでは、要支援1・2と要介護1の人は手すり・スロープ・歩行器・歩行補助つえ以外の種目が原則として対象外です。裏を返すと、歩行器(歩行車を含む)は要支援1の人から借りられます。

借りるときの自己負担は、介護保険負担割合証に書かれた1割〜3割です。福祉用具の貸与には平成30年10月から価格の上限が設けられていて、厚生労働省が商品ごとの全国平均貸与価格と上限を公表しています。ケアマネジャーが作るケアプランに入れてもらい、福祉用具の貸与事業所と契約する流れです。

シルバーカーの助成と歩行車のレンタルのどちらを選ぶかで迷ったら、歩くときに体重を預ける必要があるかで決めるのが分かりやすいと編集部は考えます。体を支えてほしいなら歩行車、自分で歩けて荷物と休憩用の座面が欲しいならシルバーカーです。

国の補助金がなく、市区町村ごとに額が違うわけ

介護保険の福祉用具は国が種目と負担の割合を決めているので、どの市区町村に住んでいても同じ条件で借りられます。シルバーカーはその種目の外にあるので、国の仕組みからはお金が出ません。助成するかどうか、いくら出すか、誰を対象にするかは、市区町村がそれぞれ高齢者福祉の事業として決めています。

その結果、隣どうしの市でも中身がまるで違います。茨城県では常総市が75歳以上・上限7,500円、古河市が70歳以上・上限5,000円、利根町が65歳以上・一律5,000円でした。「近くの市で出ているから自分の市でも出る」とは言えないので、必ず自分の住所の市区町村で確かめてください。

シルバーカー・歩行車・歩行器・シニアカーの違い

名前の似た4つの道具を、介護保険と自治体の助成の扱いで並べました。

道具どんな道具か介護保険市区町村のシルバーカー助成
シルバーカー(歩行補助車・手押し車)前の押し手で押す。荷物入れ・腰掛け付き。自分で歩ける人向け対象外対象
歩行車(車輪付きの歩行器)体の前と左右を囲む把手で体重を支える貸与の対象(購入は対象外)市区町村で扱いが分かれる
歩行器(車輪のないもの)4本の脚で体を支え、持ち上げたり交互に動かしたりして進む貸与・購入どちらも対象対象外
シニアカー(ハンドル形電動車いす)電動で走る。ハンドルで操作車いすとして貸与の対象対象外
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シルバーカーの助成をしている市区町村でも、歩行器やショッピングカートは外しています。西条市は「歩行器やショッピングカートは対象外です」と書き、浦安市は「買い物用カートは対象外です」、稲敷市は「シニアカーは対象外です」と書いています。

古河市と厚木市は、介護保険の貸与の対象になる品をシルバーカーの助成から外しています。逆に豊田市は「介護保険法に定める福祉用具貸与の対象用品であるか、SG規格適合商品であること」を条件にしていて、貸与の対象用品でも助成に入れています。同じ「シルバーカー」でも市によって線の引き方が違うので、買う機種のカタログを窓口で見せてから決めるのが確実です。

申請の時期で分かれる3つの型

市区町村のシルバーカーの助成は、申請の時期と渡し方で3つの型に分かれます。買う前に申請が要る市で先に買ってしまうと、領収書があっても助成は受けられません。 自分の市区町村がどの型かを、店に行く前に確かめてください。

購入前に申請が要る型(豊田市・常総市・真岡市・丹波篠山市・葛飾区)

豊田市は「助成を受けるためには、商品を購入する前に市の決定を受ける必要があります」と書いています。申請には交付申請書と見積書、カタログの写しなど形状が分かる書類を出し、市の決定を受けてから買います。電子申請(あいち電子申請・届出システム)にも対応しています。

真岡市は買う前に高齢福祉課で助成券を受け取り、市と契約した市内の店で使う形です。「購入後の申請では助成を受けられません」と書かれています。丹波篠山市も購入前に申請書と見積書・カタログのコピーを出し、給付決定のあとに出る給付券を店に渡して買います。常総市は「事前に窓口での申請が必要」、葛飾区は高齢者総合相談センターか高齢者支援課への相談から始まります。

購入後に申請する型(浦安市・市川市・古河市・稲敷市・利根町ほか)

先に買って、領収書を付けて申請する型です。申請の期限は市区町村で大きく違います。

  • 利根町: 購入した日の翌日から60日以内
  • 市川市: 購入してから6か月以内
  • 浦安市: 購入した日の翌日から1年以内
  • 古河市: 購入した日から1年以内
  • 厚木市: 購入した日から1年以内(要綱)
  • 稲敷市: 年度をまたいでの申請はできない(3月に買った人は4月上旬まで)

市川市は、介護保険法の指定を受けた福祉用具販売事業者で買うことが条件です。肝付町も指定福祉用具取扱事業者か町が指定する町内の事業者から買うよう求めています。後から申請する型でも、買う店が決められていることがあります。

区が機種を決めて渡す給付型(文京区・江戸川区・葛飾区)

東京都の3区は、区が選んだ機種を安い自己負担で渡す形です。文京区は区が選定した2種類のうち希望の1種類を給付し、費用は原則1割負担です。江戸川区は令和8年度にヘルスバッグMB・ライトミニM・ライトステップ・タイニーの3機種を扱い、自己負担は1,900円〜3,000円です。葛飾区は10機種のカタログを用意し、区の指定事業者が納めます。

給付型は自己負担が軽いぶん、機種を自由に選べません。江戸川区は申請窓口に置いた見本品を一人で安全に操作できるかを確かめ、申請後の返品・交換には応じていません。申請から納品までは2〜3週間ほどかかります。

対象になる人の条件

年齢と歩く状態はほぼすべての市区町村が条件にしていて、所得と要介護認定の扱いで大きく分かれます。

年齢は65歳以上が多く、70歳・75歳からの市町もある

20か所のうち15か所が65歳以上で、さいたま市は「おおむね65歳以上」と書いています。古河市と肝付町は70歳以上、常総市・西条市・厚木市は75歳以上からです。上三川町は65歳以上の高齢者のほかに、60歳以上の身体障がい者で杖などが要る人も対象にしています。利根町は「シルバーカー購入日において満65歳以上」と、買った日の年齢で見ます。

歩く状態の書き方も違います。豊田市と古河市は「歩行に不安がある」、真岡市は「歩くときに杖等を必要とする」、常総市は「歩行の際、常時杖等を必要とする」です。診断書を求める市は今回の20か所にはありませんでした。

所得の条件がある区市(住民税非課税)

住民税の非課税を条件にしているのは、さいたま市・江戸川区・葛飾区・市川市・丹波篠山市・西条市です。葛飾区は生活保護を受けている人も対象で、武蔵村山市は生活保護世帯の負担を無料にしています。常総市は介護保険料の段階で率を変えています。第1〜3段階は購入金額の全額で、第4・5段階は4分の3、第6〜8段階は2分の1です。

引っ越してきたばかりの人は、非課税の証明書が要ることがあります。市川市は市で税の情報を確かめられないときに非課税証明書を求め、葛飾区はその年度の1月1日の住所が区でない人に、前の自治体が出す課税状況の証明書を求めています。前の住所地で証明書を取ってから申請してください。

要介護認定を受けているかどうかの扱いは正反対

要介護認定の扱いは、市区町村によって正反対です。文京区は要支援・要介護または事業対象者であることを条件にしています。葛飾区は「65歳からのいきいき元気度チェック」で運動機能が落ちている人か要支援の人です。一方で常総市は「介護保険の要介護認定を受けていない方」に限り、武蔵村山市も要介護認定の結果が非該当の人を対象にしています。江戸川区は要介護4・5の人を外しています。

事業対象者は要介護認定を受けなくても、市区町村の基本チェックリストで介護予防のサービスを使えると判定された人です。認定を受けていない人でも、文京区のように事業対象者なら対象になる区があります。

在宅で暮らしていること

施設に入っている人は、ほとんどの市区町村で対象外です。江戸川区は介護老人保健施設・特別養護老人ホームに入所している人を外し、西条市は病院や施設に入院・入所していない人に限っています。厚木市の要綱は、有料老人ホームなどに入所している人と、介護老人保健施設や病院で3か月を超えて暮らす人を在宅高齢者に含めていません。

対象になるシルバーカーの条件

人の条件を満たしても、買った機種が条件に合わなければ助成は出ません。市区町村が書いている条件は、だいたい次の形にそろいます。

  • 車輪が4つ以上ある(豊田市・浦安市・市川市・利根町ほか)
  • ブレーキやストッパーが付いている(浦安市・市川市・みやき町)
  • 腰掛け(座面)か荷物入れがある(豊田市は「椅子としての機能又は荷物入れ」、常総市・肝付町は両方)
  • SGマークが付いている(常総市・古河市・肝付町。豊田市は介護保険の貸与の対象用品でもよい)
  • 新品である(厚木市は中古品を対象外にしている)

浦安市は「体の前または左右に取っ手がついていて、4輪以上あるもの」「ブレーキがついていて、移動時に体重を支えるもの」を条件にしています。歩行車に近い形まで入れている書き方で、古河市のように介護保険の貸与の対象品を外す市とは逆の扱いです。

買う場所も条件になることがあります。厚木市の要綱は、市外の販売業者(市内の地域包括支援センターが紹介した業者を除く)か通信販売で買ったときは助成しないと定めています。真岡市は市と契約した市内の店、丹波篠山市は介護保険の福祉用具の事業所(市外も可)か市内の店に限っています。インターネットで安く買う前に、店の条件があるか確かめてください。

何回もらえるか(買い替えのとき)

1人1回だけの市区町村が多く、豊田市・浦安市・葛飾区・利根町は1回限りと書いています。買い替えのときにもう一度使える市町は、間を空ける年数がそれぞれ違います。

市町2回目の条件
石岡市2年度内に1台分
市川市前回の購入日から3年たっている
肝付町前回の交付決定から3年たった日以降
稲敷市過去5年間に同じ補助を受けていない
真岡市5年以内に受けた人は対象外
厚木市申請日から5年の助成期間に1回まで
みやき町申請から10年たったあと
上三川町同じ年度に複数回は不可・1人3回まで
西条市2回目以降は別の条件があるので市に連絡
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都道府県別に見る:東京都・千葉県・茨城県ほか

ここからは20か所を都道府県ごとに分けて、表に入りきらなかった中身を書きます。「シルバーカー 補助金 東京都」のように都道府県名で探している人は、自分の県の見出しから読んでください。

東京都(文京区・葛飾区・江戸川区・武蔵村山市)

東京都の区は、区が機種を決めて渡す給付型が中心です。文京区は65歳以上で要支援・要介護の人か事業対象者(訪問型サービスCと通所型サービスCのみに当たる人を除く)が対象で、区が選んだ2種類から1つを原則1割の負担で受け取れます。

葛飾区は、区が指定したシルバーカーの購入費(限度額20,000円)の3分の2を区が負担し、残りの3分の1を本人が払います。対象は区内に住む65歳以上で、いきいき元気度チェックで運動機能が落ちている人か要支援の人、かつ住民税非課税か生活保護を受けている人です。介護保険の申請中の人は、認定の結果が出てから助成が決まります。

江戸川区は、区が契約した3機種を1割の自己負担で渡します。令和8年度の区の契約金額と自己負担は次のとおりです。

機種区の契約金額(税込)自己負担
ヘルスバッグMB21,000円2,100円
ライトミニM19,000円1,900円
ライトステップ・タイニー30,000円3,000円
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申請は介護保険課相談係・健康サポートセンター・熟年相談室の窓口で、郵送は受け付けていません。インターネットで申請するときも、申請のおよそ1か月以内に窓口の見本品を操作しておく必要があります。申請書の名前は「高齢者ホームケア機器(シルバーカー)給付申請書」で、区のページから前もってダウンロードできます。

武蔵村山市は、高齢者日常生活用具給付の中でシルバーカーを扱っています。在宅の65歳以上で要介護認定の結果が非該当の人が対象で、給付限度額27,000円の範囲で実費の1割〜3割を負担します。市のページの更新日は令和5年11月20日なので、申請の前に市に同じ内容か確かめてください。

埼玉県(さいたま市)

さいたま市は「ひとり暮らし高齢者への日常生活用具の給付」として、シルバーカーを無料で給付しています。対象は市内に住むおおむね65歳以上の人で、ひとり暮らしであることと、生活保護世帯か市県民税非課税であることの両方に当てはまる人です。シルバーカーは歩行に支障のある人が対象で、同じ給付の中に電磁調理器もあります。申請の窓口は各区役所の高齢介護課です。家族と同居している人は対象に入らないので、同居の人はほかの制度を区役所でたずねてください。

千葉県(浦安市・市川市)

千葉県の2市はどちらも買ったあとに申請する型です。浦安市は65歳以上なら所得の条件がなく、購入費の2分の1(限度額10,000円・100円未満切り捨て)を1回だけ助成します。窓口・郵送・電子申請のどれでも申請でき、出すのは申請書、シルバーカーの形が分かる説明書やカタログ、領収書です。領収書の但書には、シルバーカーを買ったと分かる書き方が要ります。電子申請なら、領収証と説明書のページを写真で添付します。

市川市の対象は、65歳以上で在宅で暮らし、市民税が個人非課税の人です。助成は購入費の2分の1(限度額8,000円)で、介護保険法の指定を受けた福祉用具販売事業者で買うことが条件になります。申請書とカタログのコピー、領収書の原本を地域包括支援課に出すと、決定通知のあと1か月ほどで口座に振り込まれます。領収書には購入日・購入者の氏名・機種名・事業所名・事業所印が要ります。オンライン申請もできます。

茨城県(常総市・古河市・稲敷市・石岡市・利根町)

茨城県は、シルバーカーの助成を確かめられた市町がいちばん多い県でした。5市町は、年齢も上限額も申請の仕方も別々です。常総市の対象は75歳以上の在宅の人です。介護保険料の第1〜8段階に当たり、歩くときに常に杖などが要って、要介護認定を受けていないことが条件です。上限は7,500円で、荷物入れと腰掛けを兼ねたSGマーク付きのものに限ります。申請の様式は「常総市高齢者日常生活用具購入費助成申請書」で、シルバーカーという名前の様式ではありません。

古河市の助成は、70歳以上で歩行に不安のある人に、購入費の2分の1(100円未満切り捨て)を5,000円までです。四輪で荷物入れがありSG規格に合うものが対象で、介護保険の福祉用具貸与の対象になる品は外れます。買ってから1年以内に、申請書兼請求書、領収書、仕様の分かる書類、振込先を出します。郵送でも申請できます。

稲敷市の対象は、65歳以上で歩くのに支障がある人か、身体障害者手帳を持ち歩くのに支障がある人です。補助は1人1台まで、購入金額の2分の1(上限5,000円)です。本人と同居の家族に市税の滞納がないことも条件に入っています。出す書類は交付申請書(様式1号)と品名が分かる取扱説明書、買ったときの領収書で、窓口で申請するときは本人確認の書類と印鑑、口座の分かる通帳なども持っていきます。市のページの更新日は2024年5月14日です。

石岡市の助成は、65歳以上で在宅の、歩くときに補助が要る人に購入費の半額(5,000円まで)です。振込先の口座が使う本人のものでないときは、請求委任状を足します。利根町は一律5,000円(購入額が5,000円より安いときは購入額)を1回だけ出す形で、対象は65歳以上で歩くときに補助が要る人、申請は買った日の翌日から60日以内です。領収書には販売店の名前と住所、購入者の氏名、金額、購入日が要るので、レシートだけで済ませずに領収書を書いてもらってください。

栃木県(真岡市・上三川町)

栃木県の真岡市は、65歳以上で歩くときに杖などが要る在宅の人が対象で、助成は購入費用の2分の1(限度額6,000円)です。必ず買う前に高齢福祉課で助成券を受け取り、市と契約した市内の店で使います。ページの更新日は2024年4月26日です。

上三川町は購入費の3分の1(限度額5,000円)と、2分の1より低い率です。出す書類は、領収書(使う本人の氏名入り)と品質保証書です。身体障がい者として申請するときは、身体障害者手帳の写しも付けます。ページの掲載日は令和6年6月10日です。

愛知県(豊田市)

豊田市は、歩行に不安がある65歳以上の人に購入費の2分の1(上限10,000円)を1人1回助成します。4脚で車輪により動き、椅子か荷物入れがあって、介護保険の貸与の対象用品かSG規格の商品であることが条件です。申請の手順と協力店の一覧はチラシにまとめられていて、申請前に確かめる項目のチェックリストもあります。買う前に市の決定を受ける型なので、見積書を取ってから申請します。

神奈川県(厚木市)

厚木市では、「在宅高齢者自立支援用具購入費助成事業」の中で、杖・補聴器・電磁調理器と並んでシルバーカーを扱っています。対象は買ったときに75歳以上の人で、シルバーカーの助成限度額は5,000円、助成期間は5年です。消費税は助成の対象にしません。買った日から1年以内に、氏名・品目・購入年月日が入った領収書を付けて申請します。確かめた要綱のファイルは2024年の版です。

兵庫県(丹波篠山市)

丹波篠山市は、高齢者日常生活用具給付事業の中でシルバーカーを扱っています。65歳以上の人だけの世帯で住民税非課税世帯の人が対象で、購入額の50%(上限13,000円)です。上限は令和7年度に9,000円から13,000円に上がりました。買う前に申請書と見積書(丹波篠山市長あて)とカタログのコピーを出して、給付券を受け取ってから買います。

佐賀県(みやき町)・愛媛県(西条市)・鹿児島県(肝付町)

みやき町の助成は、町内の65歳以上の人に費用の2分の1(7,000円まで)で、四輪で安定感がありブレーキの付いた手押し車が対象です。ショッピングカーや荷物の運搬が目的のものは外れます。申請書・請求書は町のページからダウンロードでき、窓口は地域包括支援センターの高齢福祉担当です。

西条市は75歳以上で住民税非課税世帯、外出に杖などが要る人が対象です。病院や施設に入院・入所していないことも条件です。市のチラシには17,800円のシルバーカーで補助金5,000円、8,500円のシルバーカーで4,200円という例が載っています。

肝付町の助成は、70歳以上で歩行が困難な在宅の人に、購入額の2分の1(上限8,000円)です。対象の仕様は4脚で車輪により動き、椅子と荷物入れがあって、ハンドル・フレーム・ストッパーで組まれたSG規格の商品です。ページの更新日は2021年4月1日で、指定事業所の一覧は令和3年10月1日時点のものです。

自分の市区町村に制度があるか確かめる方法

市区町村のホームページで「シルバーカー」と検索して何も出なくても、制度が無いとは限りません。今回の20か所でも名前がばらばらでした。

  • 老人福祉車(常総市・真岡市)
  • 歩行補助車(豊田市・文京区)
  • 高齢者日常生活用具(丹波篠山市・武蔵村山市・さいたま市)
  • 高齢者ホームケア機器(江戸川区の申請書の名前)
  • 在宅高齢者自立支援用具(厚木市)

「高齢者 日常生活用具」「老人福祉車」「歩行補助車」でも検索し、見つからなければ電話で聞くのが早道です。窓口は高齢福祉課・高齢者支援課・介護保険課など市区町村で名前が違います。地域包括支援センター(江戸川区は熟年相談室・葛飾区は高齢者総合相談センター)でも案内しています。

電話では次の4つを先に伝えると、対象かどうかの答えが早く返ってきます。

  • 本人の年齢
  • 住民税が非課税かどうか
  • 要介護認定を受けているか(受けていれば区分)
  • 歩くときに杖を使うか

買う予定の機種が決まっていれば、名前と値段も伝えてください。

三重県については、県内の市町の公式ページでシルバーカーの購入助成を見つけられませんでした。制度が無いのか日常生活用具など別の名前で載っているのかは分からなかったので、三重県の人はお住まいの市町の高齢福祉の窓口に直接たずねてください。

引っ越しを控えている人は、転居先でも確かめてください。助成はいま住んでいる市区町村の住民が対象で、転居先に同じ制度があるとは限りません。稲敷市のように年度内に申請を終える必要がある市もあります。

シニアカー(電動)の補助を探している人へ

「シルバーカー 補助金」で検索すると、電動のシニアカーの補助金の記事がたくさん出てきます。シニアカーは国土交通省の資料で「ハンドル形電動車いす」と呼ばれる乗り物で、JIS(日本産業規格)では車いすの一つです。介護保険でも車いす(普通型電動車いす)として扱われるので、シルバーカーとは制度がまるごと違います。

介護保険では、シニアカーは車いすの種目として貸与の対象になります。ただし厚生労働省のページでは、車いすは要支援と要介護1の人には原則として給付の対象外とされています。身体の状態によっては、要介護認定の調査結果にもとづく判断や市町村への申請で対象になる場合もあります。

シニアカーの購入やレンタルの費用を補助する市区町村もあります。たとえば群馬県藤岡市は、65歳以上の人がシニアカーを買うときに購入費の3分の1(最大10万円・1,000円未満切り捨て)を補助しています。レンタルやリースのときは費用の4分の1で、補助の累計が10万円になるまで出ます。藤岡市も、購入やレンタルの前に市役所への申請が必要です。運転免許証を自主返納した人に限る町もあり、岐阜県白川町の令和7年度の案内では免許返納者か免許を持っていない人が対象でした。

身体障害者手帳を持っている人は、障害者総合支援法の補装具費の支給で歩行器や電動車椅子が対象になります。神奈川県の案内では、原則として購入費用の1割が自己負担です。窓口はお住まいの市の福祉事務所か町村の障害福祉担当課です。

ほかの高齢者向けの助成と一緒に使えるか

シルバーカーの助成と、補聴器やおむつなど別の用具の助成は、同じ市区町村の中で並べて使える形になっていることが多いです。古河市はシルバーカー購入費助成と同じページで、高齢者通院等交通費助成や白内障補助眼鏡・補聴器購入費等助成を案内しています。厚木市の要綱も、杖・シルバーカー・補聴器・電磁調理器を品目ごとに1回ずつ助成する作りです。

気をつけたいのは、同じシルバーカーに2つの制度を重ねることです。厚木市の要綱は「当該品目の購入に対し類似の給付を受けているとき」は助成しないと定めています。シニアカーでも、藤岡市は他の制度でシニアカーの購入やレンタルの補助を受けている人を対象外にしています。障害者総合支援法の補装具や日常生活用具の給付を受けている人は、シルバーカーの助成と重ならないかを窓口で確かめてください。

補聴器の購入費の助成は、東京都の区市町村の分を東京都の高齢者補聴器補助金に、おむつ代の助成はおむつ補助の記事にまとめています。

シルバーカーは買うかレンタルか

シルバーカーは介護保険で借りられないので、借りるなら福祉用具の店や介護用品店の自費のレンタルです。今回確かめた20の市区町村はどれも購入(または給付)を対象にしていて、レンタル料を助成すると書いている市区町村は見つかりませんでした。助成のある市区町村に住んでいるなら、買うほうが負担を抑えやすいと編集部は考えます。

自費のレンタルが向くのは、けがからの回復期だけ使いたいときや、どの型が合うか試してから買いたいときです。料金は店によって違うので、月額と「買った場合の値段から助成額を引いた額」を比べて決めてください。要介護・要支援の認定を受けている人は、先に介護保険で歩行車を借りられるかをケアマネジャーに聞くと負担が軽くなることがあります。

申請でつまずきやすいところ

助成が出なかったり書類を出し直したりする原因は、だいたい次の5つです。

  • 買う前に申請が要る市で、先に買ってしまった
  • 領収書の宛名が家族の名前になっている、但書に品名が無い
  • 機種の形(車輪の数・腰掛け・ブレーキ)が分かる書類を付けていない
  • 申請の期限を過ぎた(利根町は60日、市川市は6か月、稲敷市は年度内)
  • 指定の店以外や通信販売で買った

領収書には、市川市が購入日・購入者の氏名・機種名・事業所名・事業所印を求め、上三川町と石岡市は使う本人の氏名を求めています。家族が代わりに店で払うときも、宛名は使う本人の名前にしてもらってください。振込先を本人以外の口座にするときは、石岡市のように委任状が要る市もあります。

シルバーカーを選ぶときに見るところ

助成の条件に合う機種の中から選ぶことになるので、先に条件を確かめてその範囲で比べます。江戸川区が扱う機種の重さは、ヘルスバッグMBが5キログラムでライトミニMが4.2キログラムでした。玄関の段差や車への積み下ろしで持ち上げることがあるなら、重さも見ておくと選びやすくなります。

江戸川区のページに載っているサイズは、ヘルスバッグMBが幅51センチ・奥行59センチ・高さ最大97センチで、ライトミニMが幅45センチ・奥行55センチ・高さ最大97センチです。玄関や店の通路の幅と比べておくと、買ってから通れないという失敗を防げます。

押し手の高さを変えられるか、ブレーキが手元で握りやすいか、座ったときに動かないよう止められるかは店で実際に押して確かめます。江戸川区は申請の前に、窓口の見本品を一人で安全に操作できるかを確かめています。助成のない市で買うときも、店で同じように押してみてから決めてください。歩くときに体重をかけないと不安な人はシルバーカーより歩行車が合うことがあるので、ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してください。

よくある質問

シルバーカーの補助金に国の制度はありますか?

ありません。シルバーカーは介護保険の福祉用具の種目にも障害者総合支援法の補装具の種目にも入っていないため、国の仕組みからは補助が出ません。補助があるのは、独自に助成や給付をしている市区町村だけです。この記事で確かめた20の市区町では、購入費の2分の1で上限5,000円〜1万円の形が多く、さいたま市や東京都の区のように非課税の人に無料や1割の負担で渡すところもあります。

シルバーカーは介護保険でレンタルできますか?

できません。厚生労働省が定める福祉用具貸与の種目(車いす・歩行器・歩行補助つえなど)にシルバーカーは入っていません。車輪の付いた歩行器(歩行車)は体の前と左右を囲む把手があって体重を支える構造なので貸与の対象ですが、前に押し手があるだけのシルバーカーは当たりません。要介護・要支援の認定を受けている人は、歩行車を介護保険で借りられるかをケアマネジャーに聞いてみてください。

介護保険の福祉用具購入費でシルバーカーは買えますか?

買えません。介護保険の購入費の支給(特定福祉用具販売)の種目は腰掛便座や入浴補助用具などで、シルバーカーは入っていません。歩行器は令和6年4月から購入も選べるようになりましたが、対象は車輪のない固定式・交互式の歩行器です。車輪やキャスターの付いた歩行車は除かれます。シルバーカーを補助で買うなら、市区町村の独自の助成を使います。

要介護認定を受けていても、市区町村の助成は使えますか?

市区町村によって正反対です。文京区は要支援・要介護または事業対象者であることを条件にしています。常総市は要介護認定を受けていない人に限り、武蔵村山市は認定の結果が非該当の人を対象にしています。江戸川区は要介護4・5の人を外しています。認定を受けているかどうかを窓口で伝えて、対象になるかを確かめてください。

買ってから申請しても助成されますか?

市区町村の型によります。浦安市・市川市・古河市・利根町などは買ったあとに領収書を付けて申請します。豊田市・真岡市・丹波篠山市・常総市は買う前の申請が要り、先に買うと助成されません。後から申請できる市でも、利根町の60日のように期限の短いところがあります。どちらの型かは、店に行く前に電話で確かめるのが確実です。

ネット通販で買ったシルバーカーも対象になりますか?

市区町村によっては対象外です。厚木市の要綱は、通信販売や市外の販売業者(地域包括支援センターが紹介した業者を除く)から買ったときは助成しないと定めています。市川市は介護保険の指定を受けた福祉用具販売事業者、真岡市は市と契約した市内の店で買うことが条件です。店の条件が書かれていない市でも領収書に品名や店の名前が要るので、注文の前に窓口に聞いてください。

2台目や買い替えのときも助成は出ますか?

1人1回だけの市区町村が多く、豊田市・浦安市・葛飾区・利根町は1回限りです。買い替えに使える市町は、市川市と肝付町が3年、稲敷市・真岡市・厚木市が5年、みやき町が10年あける必要があります。上三川町は同じ年度に1回で通算3回まで、石岡市は2年度内に1台分です。前に助成を受けた日が分かる書類があれば、窓口で話が早く進みます。

東京都でシルバーカーの補助がある区市はどこですか?

この記事で公式ページを確かめたのは、文京区・葛飾区・江戸川区・武蔵村山市の4区市です。文京区は区が選んだ2種類を原則1割負担で給付し、葛飾区は購入費(限度額20,000円)の3分の2を区が負担します。江戸川区は指定3機種を1割の自己負担で給付します。武蔵村山市は日常生活用具の給付として、限度額27,000円の範囲で1〜3割を負担する形です。ほかの区市は、高齢福祉の窓口か地域包括支援センターでたずねてください。

家族が代わりに申請できますか?

家族が窓口に行ったり郵送したりして申請を手伝うことは、多くの市区町村でできます。ただし領収書は使う本人の名前を求める市が多く、上三川町と石岡市は使用者本人の氏名入りの領収書が要ります。振込先を家族の口座にするときは、石岡市のように請求委任状を出す市もあります。代わりに申請する前に、必要な書類を窓口で聞いておいてください。

生活保護を受けていても使えますか?

使える区市があります。葛飾区は住民税非課税の人のほかに、生活保護を受けている人も対象にしています。さいたま市は生活保護世帯か市県民税非課税のひとり暮らしの人に無料で給付しています。武蔵村山市の高齢者日常生活用具給付は、生活保護世帯の負担を無料にしています。江戸川区や市川市のように住民税非課税を条件にする区市でも、ほかの条件を満たせば申請できます。担当のケースワーカーにも伝えておくと手続きがまとまりやすくなります。

助成金はいつ振り込まれますか?

市川市は申請のあと資格を確かめて決定通知書を送り、その後1か月ほどで指定の口座に振り込むと書いています。ほかの市区町村は振込までの日数をページに書いていないところが多く、窓口で確かめる必要があります。買う前に申請する型の市(真岡市・丹波篠山市)は、助成券や給付券を店に渡して差し引く形なので、店で払う額がそもそも少なくなります。

電動のシニアカーにも同じ助成は使えますか?

使えません。稲敷市は「シニアカーは対象外です」と書き、シルバーカーは手で押すタイプのものとしています。電動のシニアカーには、藤岡市のように別の制度で購入費の3分の1(最大10万円)を補助する市や、免許の自主返納を条件にする町があります。介護保険では車いすとして扱われ、要支援・要介護1の人は原則として借りられません。

要介護認定を申請している途中でも申請できますか?

申請はできても、決まるのは認定の結果が出たあとになる区があります。葛飾区は、介護保険の新規申請中・更新申請中・区分変更申請中の人は、認定結果が出てから助成を決めると書いています。常総市のように要介護認定を受けていない人に限る市では、認定を受けると対象から外れます。認定の結果で使える制度が変わるので、申請中であることを窓口で伝えてから進めてください。

補聴器など、ほかの高齢者向けの助成と一緒に使えますか?

品目が違えば、同じ市区町村の中で並べて使える作りが多いです。古河市はシルバーカーと補聴器・白内障補助眼鏡などの助成を同じページで案内し、厚木市も杖・シルバーカー・補聴器・電磁調理器を品目ごとに助成しています。同じシルバーカーに別の給付を重ねる場合は、厚木市の要綱が「類似の給付を受けているとき」は助成しないと定めています。障害の制度の給付を受けている人は窓口で確かめてください。

歩行器とシルバーカーの違いは何ですか?

いちばんの違いは、体重を支えるかどうかです。歩行器は歩くのが難しい人の体重を支える道具で、車輪付きのものは体の前と左右を囲む把手があります。シルバーカーは自分で歩ける人が荷物を運んだり途中で腰掛けたりする道具で、押し手は前だけです。この違いで歩行器は介護保険の対象になり、シルバーカーは市区町村の助成の対象になります。

この補助金について、専門家に相談する

対象になるか、いくら出るか、いつまでに何を用意するか。 申請の可否で迷ったら、補助金を扱う専門家に確認するのが確実です。相談は無料です。

この補助金の専門家に相談する

シルバーカーの補助は、住んでいる市区町村にあるかどうかと買う前に申請が要るかどうかで受け取れる額が変わります。介護保険は使えないので、まず高齢福祉の窓口に年齢・非課税かどうか・要介護認定の有無を伝えて対象かを聞いてください。買う前に申請が要る市なら、見積書を取ってから申請します。介護保険で使える福祉用具や住宅改修は介護の補助金まとめに、要介護認定の区分は要介護認定の基準にまとめています。

免責事項: 本記事の内容は2026年10月時点で確認できた情報にもとづきます。シルバーカーの助成の有無・金額・対象者・申請の方法は市区町村ごとに違い、年度で変わることがあります。申請の前に、お住まいの市区町村の公式ページか高齢福祉の窓口で確かめてください。

出典(一次情報)

この記事を書いた人
白木さん|元・自治体職員
制度をつくる側にいた元・自治体職員(産業振興)

市の産業振興課で補助金の設計・審査に関わってきました。「なぜこの要件があるのか」を制度の目的から説明できるのが強みです。窓口では伝えきれなかった制度の意図まで踏み込んで書きます。掲載内容は公募要領などの一次情報をもとに整理しています。

本記事は情報提供を目的としており、補助金の採択・交付を保証するものではありません。 補助上限額・補助率・締切等の内容は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず 公式サイト・最新の公募要領をご確認ください。