小規模な会社ほど不利になる補助金だと思っていませんか。福井県「ふくいDX加速化補助金」は逆で、小規模事業者のほうが補助率が高く設定されています。令和6年度2次募集(2024年6月30日〜7月31日)はすでに終了しています。
この記事では制度の内容を記録として整理し、次回募集に備えて何を準備すべきかをまとめます。
ふくいDX加速化補助金(2次募集)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | ふくいDX加速化補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | DX・IT導入 |
| 対象地域 | 福井県内 |
| 従業員数 | 小規模事業者(原則20人以下、商業・サービス業は5人以下)は補助率優遇 |
| 補助上限額 | 上限400万円(下限30万円) |
| 補助率 | 中小企業者1/2、小規模事業者2/3 |
| 申請受付 | 令和6年度2次募集は終了(6月30日15時〜7月31日8時) |
| 公式サイト | 公益財団法人ふくい産業支援センター「ふくいDX加速化補助金」 |

補助率が変わる境目はどこか
補助率は中小企業者が2分の1、小規模事業者は3分の2です。小規模事業者にあたるかどうかは、常時使用する従業員数が原則20人以下(商業・サービス業は5人以下)かどうかで決まります。
この基準を満たす小さな会社ほど手厚い補助率になる設計です。たとえば同じ300万円のDX投資でも、中小企業者は150万円、小規模事業者は200万円の補助が受けられる計算になります。自社の従業員数が小規模事業者の基準に収まるかは、申請前に必ず確認しておく価値があります。
対象になるもの・ならないものの線引き
| 対象になる | 対象にならない |
|---|---|
| 業務効率化・生産性向上につながるITシステム・ソフトウェアの導入 | 単なるパソコン・タブレットの買い替え(DX目的が不明確なもの) |
| DX推進の専門家への相談・指導費用 | 既存システムの通常の保守・更新費用 |
| 福井県内の中小企業者・小規模事業者による申請 | 「その他知事が適当と認める法人」以外の県外事業者 |
補助対象経費の下限が30万円に設定されている点は見落とされやすいところです。小規模なIT導入だけでは、そもそも申請要件を満たさない可能性があります。
よく誤解されるポイント
「DX補助金」という名前から、大規模なシステム刷新でなければ使えないと誤解されがちですが、実際には上限400万円・下限30万円という比較的幅のある設計です。 小規模な業務システムの導入でも、下限30万円を超えていれば申請の対象になり得ます。
また、対象者に「その他知事が適当と認める法人」という表現が含まれている点も見落とされやすいところです。中小企業者・小規模事業者に明確に該当しない場合でも、個別に対象と認められる余地があります。
なお、福井県ではこの2次募集より前に1次募集(トライアル枠・一般枠の2段階構成)も実施されています。同じ年度に複数回募集がある制度なので、過去の募集回の情報をそのまま次回に当てはめないよう注意してください。
次回募集に備えて準備すること
- 自社が小規模事業者の基準(従業員数)に該当するか確認する
- 導入したいITシステム・ソフトウェアの見積もりを取得する(下限30万円を意識する)
- ふくい産業支援センターの公式ページで次回募集の告知を定期的に確認する
よくある質問
個人事業主でも申請できますか?
対象者は「福井県内に所在する中小企業者等、小規模事業者」とされており、個人事業主も小規模事業者に該当すれば対象になります。
小規模事業者の基準を超えると補助率はどうなりますか?
中小企業者としての補助率2分の1が適用されます。小規模事業者の3分の2よりは低くなりますが、申請自体は可能です。
次回(3次募集等)の予定はありますか?
本制度は年度内に複数回募集される可能性があります。最新の募集状況はふくい産業支援センターの公式ページで確認してください。
