工場の生産ラインを自動化したい。でも、いきなり設備を導入するのはリスクが大きい——そう考える製造業の経営者は多いはずです。この補助金は、設備そのものではなく、自動化に向けた「構想」や「システム設計」の段階に絞って支援する制度です。令和5年度「生産工程自動化支援事業補助金」は2023年5月12日で募集を終了しています。
対象は福井県内の中小企業で、生産工程の自動化・省力化を目指す事業者です。補助率は2分の1以内、上限100万円/件です。
生産工程自動化支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 生産工程自動化支援事業補助金 |
| 対象業種 | 製造業 |
| 利用目的 | 設備投資 |
| 対象地域 | 福井県内 |
| 従業員数 | 規定なし(県内中小企業) |
| 補助上限額 | 100万円/件 |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 令和5年度分は2023年4月1日~5月12日で終了 |
| 公式サイト | 福井県「生産工程自動化支援事業補助金」 |

設備導入の「前段階」を支援する珍しいタイプの補助金
多くのものづくり系補助金は、機械設備の購入費そのものを補助対象にします。しかしこの補助金は違います。対象経費は「生産工程の自動化に関する構想やシステムの設計」に関わる費用に限られており、実際の設備購入費は対象外です。
これは、いきなり数百万〜数千万円規模の設備投資に踏み切る前に、「何を、どう自動化すればよいか」を専門家と一緒に固める段階にお金を使ってほしい、という制度設計だと考えられます。構想・設計をきちんと固めてから、より大きな設備投資系の補助金(ものづくり補助金など)にステップアップする、という使い方が想定できます。
対象になる取組の例
- 熟練工の手作業に頼っている工程を、どこまでロボットや自動機で置き換えられるかの構想策定
- 自動化ラインを導入する場合のレイアウト設計、システム仕様の検討
- 自動化にあたって必要な周辺設備の要件整理
いずれも「導入する」段階ではなく「導入を検討・設計する」段階の費用が対象になる点を押さえておいてください。
次回募集に向けて準備しておきたいこと
このページの最終更新は2022年4月時点のもので、令和5年度以降の後継募集についての記載は確認できていません。次回募集の有無や時期は、福井県産業労働部産業技術課へ直接問い合わせて確認することをおすすめします。
- 自社のどの工程を自動化したいかの洗い出し
- 構想・設計を依頼する専門家やベンダーの候補選定
- 将来的な設備投資(自動化ラインの導入)までを見据えたロードマップの整理
よくある質問
Q. 令和5年度分にまだ申請できますか?
できません。2023年5月12日で締め切られています。後継の募集が行われるかは福井県産業労働部へ確認してください。
Q. 自動化設備の購入費も補助されますか?
対象外です。この補助金は構想やシステム設計にかかる費用が対象で、実際の設備購入費は含まれません。
Q. どんな規模の企業が対象ですか?
福井県内の中小企業が対象です。具体的な資本金・従業員数の上限は公式ページに明記されていないため、申請前に窓口へ確認してください。
