同じ「福岡県宿泊事業者生産性向上支援補助金」でも、今回の第2期募集は枠が1つに絞られています。一般的な生産性向上の取り組みを対象にした一般枠は今回はなく、募集しているのはバリアフリー化などを対象にした「ユニバーサルツーリズム対応枠(UT枠)」だけです。
そのため、レジや予約システムの入れ替えといった一般的な設備投資は、今回の第2期募集では対象になりません。施設のバリアフリー化や、障がいのある方・高齢者が利用しやすい設備の導入を検討している宿泊事業者向けの募集です。
福岡県宿泊事業者生産性向上支援補助金(第2期募集・UT枠)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)※中小企業者 |
| 制度名 | 令和8年度福岡県宿泊事業者生産性向上支援補助金(第2期募集・ユニバーサルツーリズム対応枠) |
| 対象業種 | 宿泊業(ホテル・旅館・簡易宿所、住宅宿泊事業=民泊を含む) |
| 利用目的 | ユニバーサルツーリズム推進に資する施設改修・機器導入 |
| 対象地域 | 福岡県内(北九州市・福岡市を除く) |
| 従業員数 | 中小企業者(業種ごとに資本金または従業員数の基準あり。詳細は下記参照) |
| 補助上限額 | 施設改修500万円以内・機器導入50万円以内(合計500万円以内) |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | センター申込 令和8年8月26日(水)12時まで/補助金申請 令和8年9月30日(水)12時まで |
| 公式サイト | 福岡県「《第2期募集》令和8年度福岡県宿泊事業者生産性向上支援補助金について」 |

「北九州市・福岡市を除く」に注意
対象地域は福岡県内ですが、北九州市・福岡市の宿泊事業者は対象外です。これは県の補助金でよくある区分けで、政令指定都市である両市はそれぞれ独自の産業振興施策を持っているため、県の補助制度からは切り分けられています。福岡市には別に「福岡市宿泊事業者受入環境充実支援補助金」があるため、福岡市内の事業者はそちらを確認する必要があります。
申請の前に「センター申込」が必要
この補助金には、通常の補助金にはない手順があります。補助金そのものへの申請の前に、福岡県中小企業"稼ぐ力"応援センターへのセンター申込(令和8年8月26日締切)が必要で、センターのアドバイザーによる支援を受けながら生産性向上の取り組みを計画に位置づけたうえで、補助金申請(9月30日締切)に進む流れです。
センター申込を飛ばして、いきなり補助金だけ申請することはできません。準備には1か月ほどの余裕を見ておく必要があります。
「中小企業者」の範囲は業種によって異なり、たとえば旅館業は資本金5,000万円以下または常時使用する従業員200人以下のどちらかを満たせば該当します(業種ごとの詳しい基準は公式ページで確認してください)。
施設改修と機器導入、それぞれの上限額
- 施設改修: 上限500万円以内(補助率2分の1)
- 機器導入: 上限50万円以内(補助率2分の1)
合計の上限は500万円です。たとえば館内のスロープ設置や多目的トイレの改修に500万円かけると、補助率2分の1で250万円が補助され、事業者の自己負担は250万円になります。機器導入だけなら、対象経費100万円分で上限の50万円に届く計算です。
よくある質問
一般枠での申請はもうできませんか?
第2期募集は「ユニバーサルツーリズム対応枠」のみです。一般枠は第1期募集(すでに受付終了)で扱われていました。次年度以降に一般枠の募集が再開されるかは、公式ページの新しい告知で確認してください。
住宅宿泊事業(民泊)も対象になりますか?
対象になります。ホテル・旅館・簡易宿所に加え、住宅宿泊事業(民泊)で営業許可・届出を受けた施設も含まれます。
センター申込にはどのくらい時間がかかりますか?
公式ページに具体的な所要日数の記載なし(福岡県商工部観光局観光政策課観光産業係へお問い合わせください)。センター申込の締切(8月26日)と補助金申請の締切(9月30日)の間が1か月程度あるため、この期間内にアドバイザーとの相談を終える想定と考えられます。
