株式会社の設立には、登録免許税が15万円かかります。福岡市のこの補助金を使えば、実質0円にできます。
仕組みは2段階です。国の特定創業支援等事業を受ければ、登録免許税は半額の7万5,000円に下がります。福岡市はその残り半分、7万5,000円を補助します。合同会社なら、6万円が3万円になり、さらに3万円の補助で0円です。
対象になる4つの条件
対象者は次のすべてを満たす人です。
- 事業を営んでいない個人、または開業届から5年未満の個人事業主
- 国の特定創業支援等事業を受講し、受講証明を取得している
- 登録免許税半額軽減を使って、福岡市内に本社を置く新会社を設立する
- 他に経営する会社がなく、市税を滞納していない
すでに別の会社を経営している人は対象外です。特定創業支援等事業を受けずに登記した場合も、対象になりません。
補助額は定額。株式会社75,000円、合同会社30,000円
補助額は2種類です。
| 会社形態 | 通常の登録免許税 | 特定創業支援で半額軽減後 | 福岡市の補助額 |
|---|---|---|---|
| 株式会社 | 15万円 | 7万5,000円 | 7万5,000円 |
| 合同会社 | 6万円 | 3万円 | 3万円 |
軽減後に自分で払った金額と、補助される金額が同じです。結果として、登録免許税の実質負担は0円になります。資本金を増やして登録免許税が15万円を超える場合でも、補助額は定額なので7万5,000円のままです。
申請は「登記の前」。ここを間違えると対象外
申請の流れは3段階です。
- 特定創業支援等事業を受講し、受講証明を取得する
- 法人登記の前に、福岡市へ申請書類を提出する
- 登記後60日以内、または令和9年3月31日までのいずれか早い日までに実績報告を行う
法人登記を先に済ませてしまうと、この補助金は使えません。受講証明の取得から申請、登記の順番を守る必要があります。
受付期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日。ただし先着順
受付期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日まで(必着)。ただし公式ページには「予算に限りがあるため、申請状況によっては受付期間内でも受付を終了する場合がある(先着順)」と明記されています。
福岡市で会社を設立する場合、登録免許税以外にも、司法書士への依頼費用や事務所の初期費用がかかります。登録免許税の負担を0円にできれば、その分を運転資金に回せます。創業初期は他にも使える補助金がないか、まとめて確認しておくと効率的です。特定創業支援等事業の受講から証明書取得までにかかる期間や、他の自治体の創業補助金との組み合わせ方は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで紹介しています。
よくある質問
すでに法人登記を済ませてしまった場合、申請できますか?
できません。この補助金は登記前の申請が条件です。登記を先に済ませてしまった場合、事後の申請は対象外になります。
個人事業主から法人成りする場合も対象ですか?
対象になります。開業届から5年未満の個人事業主が要件の一つに含まれています。特定創業支援等事業を受講し、法人登記前に申請すれば対象です。
資本金1,000万円の会社を設立する場合、補助額は増えますか?
増えません。補助額は株式会社75,000円、合同会社30,000円の定額です。資本金が大きく登録免許税が15万円を超えても、補助額は変わりません。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず福岡市の公式ページで最新情報をご確認ください。
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 新規創業促進補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | 会社設立時の登録免許税負担の軽減 |
| 対象地域 | 福岡県福岡市(市内に本社を置く新会社を設立する創業者) |
| 従業員数 | 規定なし(創業者個人が申請) |
| 補助上限額 | 7万5,000円(株式会社)/3万円(合同会社) |
| 補助率 | 定額補助(登録免許税半額軽減後の残額相当) |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日(必着・先着順) |
| 公式サイト | https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/r-support/business/tokutei-sougyou-sientoujigyou_08.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
福岡市の新規創業促進補助金以外にも、自社が対象になる補助金・助成金がないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
特定創業支援等事業の受講先や、申請と登記の順番の組み方に迷う場合は、専門家に相談するのも一つの手です。
出典:
