開業前でも申請できるのか。結論から言うと、できます。 防府市の「ふるさと創業者応援補助金」は、これから防府市内で創業する人と、創業・事業開始後5年未満の人の両方を対象にしています。
ただし、この制度には普通の補助金と違う点があります。財源が税金ではなく、ふるさと納税型クラウドファンディングで集めた寄附金だということです。
防府市ふるさと創業者応援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 防府市ふるさと創業者応援補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(中小企業者) |
| 利用目的 | 創業・事業開始の初期投資費用 |
| 対象地域 | 山口県防府市 |
| 従業員数 | 中小企業者(規模要件は業種別の中小企業基本法の定義) |
| 補助上限額 | 200万円 |
| 補助率 | 対象経費の3分の2以下(クラウドファンディングで集まった寄附金が実際の補助額) |
| 申請受付 | 令和8年7月15日〜8月14日必着 |
| 公式サイト | https://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/24/furusatosougyousha.html |

対象になるのは誰か、線引きを確認する
対象は、次のどちらかに当てはまる人です。
- 対象になる:防府市内に本店・主たる事業所を設けて、これから創業しようとする人(開業前)
- 対象になる:防府市内に主な事業所を持つ中小企業者で、創業・事業開始から5年を経過していない人(開業後)
- 対象にならない:市税を滞納している人、暴力団関係者、風俗営業を営む人
「創業予定者」も「創業後5年未満」も、どちらも対象です。あなたの会社が今年開業したばかりでも、まだ開業していなくても、この制度の入口には立てます。
「補助率3分の2」だけでは終わらない、独特の仕組み
ここが、この制度で一番取り違えやすい点です。補助額は、経費を払った分が後から一律に戻ってくる仕組みではありません。
流れはこうです。
- 事業計画が審査を通り、「認定事業者」に選ばれる
- 認定事業者は、自分自身でふるさと納税型クラウドファンディングを使い、全国から寄附を募る広報活動を行う
- 集まった寄附金が、そのまま補助額になる
つまり、採択されたあとの広報活動が本番です。事業計画さえ通ればお金が確定する、という制度ではありません。
Q. 目標金額に届かなかったら、補助はゼロになるのか? A. 公式ページには「集まった寄附金がそのまま補助額」と記載されていますが、目標未達時の扱いは窓口確認が確実です。
対象経費、設備費と事業費の2区分
対象経費は、消費税を除いた次の2区分です。
- 設備費:施設整備費、機械装置費、備品費
- 事業費:報償費、旅費、消耗品費、広報費、原材料費 など
上限200万円、補助率3分の2で計算すると、対象経費300万円で上限に到達します。店舗の内装工事に180万円、厨房設備に80万円、開業告知の広報費に40万円。合計300万円なら、寄附が集まりきった場合の補助額は上限の200万円です。
申請期間は短い、1か月弱しかない
申請受付は令和8年7月15日〜8月14日必着の約1か月間です。補助対象期間は認定日から令和9年3月15日までなので、採択後の資金集めと事業実施を、この期間内に終わらせる必要があります。
準備には事業計画書、資金計画、クラウドファンディングの実施計画まで必要になるはずです。
よくある質問
個人事業主でも対象になりますか?
対象になります。公式ページの対象要件は「創業しようとする者」「中小企業者」であり、法人・個人事業主を問いません。
クラウドファンディングで目標額を超えて寄附が集まったらどうなりますか?
上限は200万円です。目標額を超えて集まっても、補助額は上限200万円までです。 超えた分の扱いについては、防府市商工振興課への確認をおすすめします。
開業前だと、事業所の住所はどう扱われますか?
対象要件は「防府市内に本店もしくは主たる事業所等を設け創業しようとする者」です。開業前の段階では、これから設ける予定の所在地で申請することになります。具体的な確認方法は窓口へ相談してください。
