売上が減っているのに、通常の保証枠はもう使い切っている。そんなとき頼れるのが、セーフティネット保証です。飯田市の「セーフティネット保証制度」は、経営が悪化した中小企業に、信用保証協会の通常の保証限度額とは別枠の保証を受けられるようにする認定制度です。
この制度自体は現金を交付するものではなく、金融機関からの借入を受けやすくするための「認定」です。市長の認定書を持って金融機関・保証協会に申し込むことで、別枠の保証を利用できます。
飯田市セーフティネット保証制度の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 飯田市セーフティネット保証制度 |
| 対象業種 | 業種指定なし(該当する号の要件を満たす中小企業者) |
| 利用目的 | 経営安定に必要な資金繰りのための、信用保証協会の別枠保証を受けるための市長認定 |
| 対象地域 | 長野県飯田市(飯田市内に住所または事業所を有する事業者) |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業基本法上の中小企業者) |
| 補助上限額 | 現金給付ではなく信用保証の別枠付与(保証額は金融機関・保証協会との協議による) |
| 補助率 | 該当なし(保証制度のため) |
| 申請受付 | 通年受付(随時申請可) |
| 公式サイト | 飯田市「セーフティネット保証制度について」 |

「認定」であって「融資」そのものではない
この制度で誤解されやすいのが、飯田市が直接お金を貸すわけではないという点です。飯田市が行うのは、対象要件を満たしていることの認定だけです。認定書を受け取ったあとに、実際の借入は金融機関・信用保証協会との間で行います。
認定を受けても、融資が自動的に決まるわけではありません。あくまで「通常より広い保証枠を使える資格」が得られるだけで、実際の融資審査は金融機関側で行われます。
4つの号、どれに当てはまるか
セーフティネット保証には複数の類型(号)があり、どの号に該当するかで必要書類が変わります。
| 号 | 対象になる状況 |
|---|---|
| 2号 | 取引先企業のリストラなどにより売上が減少している企業 |
| 4号 | 自然災害などの突発的災害で売上が減少している企業 |
| 5号 | 全国的に業況が悪化している業種に属する中小企業者 |
| 7号 | 金融機関の経営合理化による借入減少企業 |
どの号に該当するかで、提出する書類の種類が変わります。 たとえば5号の場合は、申請様式・売上構成表に加え、売上高を示す書類や前年同期の売上記録などが必要です。自社の状況がどの号に近いか分からない場合は、産業振興課へ事前に相談するのが確実です。
対象になる事業者、ならない事業者
対象になるのは、飯田市内に住所または事業所を有し、各号の要件(売上減少の程度など)を満たす中小企業者です。単に「経営が苦しい」というだけでは対象になりません。号ごとに定められた売上減少率などの数値要件を満たしているかどうかが判断基準になります。
具体的な減少率の基準は号によって異なるため、公式ページに記載なし(飯田市産業振興課金融政策係へお問い合わせください)。
よくある質問
認定を受ければ必ず融資を受けられますか?
いいえ。認定は「別枠の保証を使える資格」を示すもので、実際の融資可否は金融機関・信用保証協会の審査によります。
どの号に該当するか自分で分かりません。相談できますか?
飯田市産業振興課金融政策係(0265-59-7161)または飯田商工会議所中小企業相談所(0265-24-1500)で相談できます。
申請にはどんな書類が必要ですか?
該当する号によって異なります。5号の場合は、申請様式・売上構成表に加え、売上高を示す書類の写し、営業実態の確認書類、前年同期の売上記録などが必要です。
