作った農産物を、どこで誰に売るか。生産の技術があっても、そこで止まる農業者は少なくありません。上三川町が用意したのが、この販路開拓の補助金です。

町内の農業者等が、農産物や加工品の展示会・イベントに出展する経費を補助します。補助率は1/2。上限額は国内10万円、海外20万円、オンライン5万円と、出展の形によって変わります。

この補助金の概要(早見表)

検索項目内容
制度名上三川町農産物販路開拓支援事業補助金
対象業種農業者等(農産物・農産物加工品の生産・販売にかかる個人・法人)
利用目的農産物・加工品の販路開拓・販売促進(展示会・イベント出展)
対象地域栃木県上三川町(町内に住所または事業所を有する者)
従業員数規模要件の記載なし(個人・法人ともに対象)
補助上限額国内展示会10万円/海外展示会20万円/オンライン展示会5万円
補助率2分の1
申請受付通年(展示会開催の2週間前までに申請。締切日の明記なし)
公式サイトhttps://www.town.kaminokawa.lg.jp/0028/info-0000004110-0.html
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※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。

対象になる人、対象にならない団体

対象は、町内に住所を有する個人、または町内に事業所を有する法人です。次の条件もすべて満たす必要があります。

  • 今後も事業活動を継続する意思があること
  • 町税の滞納がないこと
  • 暴力団関係者でないこと
  • 政治団体・宗教組織に該当しないこと
  • 中小企業販路開拓支援事業補助金を受けていないこと

最後の条件が、見落とされやすいポイントです。上三川町には、農産物向けとは別に「中小企業販路開拓支援事業補助金」という似た名前の制度があります。どちらか一方しか使えません。すでに中小企業版を使ったことがある事業者は、この農産物版の対象から外れます。

なぜ出展の形によって上限額が違うのか

上限額は、国内10万円・海外20万円・オンライン5万円と、3段階に分かれています。

対象経費を見ると、この差の理由が読み取れます。海外展示会には渡航費・宿泊代・展示品の郵送費まで含まれる分、経費総額が膨らみやすく、上限も高く設定されています。逆にオンライン展示会はコンテンツ制作費が中心で、実費が小さいため、上限も低く抑えられています。

つまり、上限額の違いは「出展の形式ごとに、実際にかかる経費の規模が違う」ことを反映した設計です。国内展示会に出展するつもりで、海外展示会と同じ感覚で経費を見積もると、上限との差に驚くことになります。

対象経費の内訳

対象経費は、出展の形によって次のように分かれます(消費税は対象外)。

  • 共通:参加料・出展小間料等、展示装飾・備品使用にかかる経費
  • 海外展示会の場合:航空運賃・宿泊代等の渡航経費、展示品の郵送経費
  • オンライン展示会の場合:展示会で使用するコンテンツの制作経費

たとえば、国内の商談会に出展し、参加料と装飾費で合計16万円かかった場合、補助率1/2で計算すると8万円ですが、対象経費が20万円を超えれば、補助額は上限の10万円で頭打ちになります。

申請は展示会の2週間前まで

この補助金で見落とせないのが、申請のタイミングです。展示会が始まってからでは申請できません。

  1. 交付申請:展示会開催の2週間前までに、交付申請書・事業計画書・収支予算書・誓約書兼同意書・展示会開催要領の写し・身分証明書の写し(法人は履歴事項全部証明書、3ヶ月以内のもの)を提出
  2. 展示会への出展
  3. 実績報告:事業終了後に提出
  4. 交付請求書の提出、補助金の交付

「良い展示会が見つかったから、来月出展しよう」と決めてから慌てて準備すると、2週間前という期限に間に合わなくなります。出展を決めた時点で、まず申請書類の準備から動く必要があります。

年度内1回限りという制約

申請は年度内1回のみです。複数の展示会に出展する予定がある場合、どの展示会にこの補助金を使うか、事前に選んでおく必要があります。

「小さい展示会に使ってしまってから、本命の海外展示会が決まった」という順番になると、その年度はもう使えません。出展計画を年度の早い段階で立て、一番経費のかかる出展にこの補助金を充てるのが実務上の考え方です。

似た仕組みを持つ他の自治体の販路開拓補助金では、事前申請・事後申請のどちらが原則かが自治体ごとに正反対になることがあります。展示会出展の補助金に共通するつまずきどころは、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページでも整理しています。

問い合わせ窓口

  • 農政課
  • 電話:0285-56-9111
  • 受付時間:午前8時30分〜午後5時15分(土日祝日を除く)

よくある質問

中小企業販路開拓支援事業補助金と同時に使えますか?

使えません。この補助金を受けている場合、中小企業販路開拓支援事業補助金は対象外とされています(逆も同様です)。どちらの制度を使うか、事業内容に応じて選ぶ必要があります。

展示会が始まってから申請しても間に合いますか?

間に合いません。交付申請は展示会開催の2週間前までに行う必要があります。出展を決めた段階で、早めに申請書類の準備を始めてください。

年に2回、別々の展示会に出展した場合はどうなりますか?

補助を受けられるのは年度内1回のみです。2回出展する場合でも、補助金を使えるのはどちらか一方の展示会に限られます。


免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・補助率・対象経費・申請要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず上三川町の公式ページおよび最新の募集要項で内容をご確認ください。

出典:


補助金の概要早見表(暫定・subsidiesマスタ未登録)

項目内容
対象地域栃木県上三川町
対象業種農業者等(農産物・加工品の生産・販売)
利用目的展示会・イベント出展による販路開拓
対象者規模規模要件なし(個人・法人)
補助上限額国内10万円/海外20万円/オンライン5万円
補助率2分の1
申請受付期間通年(展示会開催の2週間前までに申請)
公式サイトhttps://www.town.kaminokawa.lg.jp/0028/info-0000004110-0.html
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