補助金

【静岡県】農業法人新規展開支援事業とは?定額250万円

#地域補助金#地域

静岡県内の農業法人なら、誰でもこの補助金を使えるのか。使えません。 「農業法人新規展開支援事業」は、認定農業者であり、かつ地域計画の目標地図に位置づけられている農業法人が、事業エリアを新たに広げる場合に限って対象になる制度です。すでに今のエリアで安定経営している法人が、そのままの規模で使える補助金ではありません。

なお、令和8年度の募集は8月10日(月曜)が締切です。本記事公開時点で残りわずかなため、対象になりそうな場合はまず静岡県農業ビジネス課に早めに問い合わせることをおすすめします。

農業法人新規展開支援事業の要点まとめ

項目内容
申請者事業者(農業法人)
制度名農業法人新規展開支援事業
対象業種農業(認定農業者である農業法人)
利用目的県外からの参入、または県内の異なる市町への事業エリア拡大
対象地域静岡県内(新たに展開する市町を含む)
従業員数公式ページに記載なし(農業ビジネス課へお問い合わせください)
補助上限額250万円/事業実施主体(定額)
補助率公式ページに記載なし(定額補助のため、対象経費の実額にかかわらず定額250万円)
申請受付令和8年8月10日(月曜)まで
公式サイト静岡県「農業法人新規展開支援事業」
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農業法人新規展開支援事業の対象・金額・締切の概要

認定農業者とは、市町が策定する「農業経営基盤強化促進基本構想」に沿った農業経営改善計画を作成し、市町の認定を受けた農業者のことです。認定を受けていない場合、この制度の対象になりません。

対象になる/ならないの線引き

対象になる対象にならない
認定農業者である農業法人が、県外または県内の別の市町へ事業エリアを広げる場合すでに展開している同じエリア内での規模拡大・設備更新
地域計画の目標地図に位置づけられている法人認定農業者でない、または目標地図に位置づけられていない法人
静岡県内で新たに事業を始める・広げる法人静岡県外で事業を行う法人
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この線引きがある理由は、制度の目的が「農地の担い手を広げること」にあるためです。 既存エリアでの経営強化を支援する制度ではなく、新しいエリアへの参入・展開そのものを後押しする設計になっています。

よく誤解されるポイント

「農業法人向け補助金」全般とは違う

静岡県には他にもスマート農業技術導入や施設整備など、農業法人が使える補助金が複数あります。この「農業法人新規展開支援事業」は、その中でも事業エリアの拡大に的を絞った制度です。設備投資そのものが目的なら、他の補助金のほうが合っている場合があります。

定額250万円は「対象経費の一部」ではない

多くの補助金は「対象経費の◯分の1」という補助率で計算しますが、この制度は定額250万円という設計です。対象経費が250万円に満たない場合でも満額出るのか、上振れした場合はどうなるのかは公式ページに詳細な記載がないため、農業ビジネス課へ直接確認することをおすすめします。

よくある質問

Q. 静岡県外の農業法人でも申請できますか?

申請できます。「県外からの参入」も対象に含まれており、静岡県内で新たに事業エリアを設ける場合が対象です。

Q. 個人の農業者(法人化していない)でも対象になりますか?

公式ページの記載は「農業法人」が対象です。個人事業として農業を営んでいる場合の扱いは、静岡県農業ビジネス課にご確認ください。

Q. 締切に間に合わなかった場合、次の募集はありますか?

公式ページには次回募集についての記載がありません。次年度以降の実施有無は、静岡県農業ビジネス課にお問い合わせください。

【攻略ガイド】農林水産業の補助金で失敗しない申請の進め方

一次産業向けの補助金には、他の業種にはない「資格の壁」があります。認定農業者認定新規就農者、「地域計画の担い手」——この位置づけがあるかどうかで、補助率が2倍近く変わる制度が少なくありません。しかも、資格は補助金を見つけてから取ろうとしても間に合わないことがあります。ここでは、農業・林業・水産業(一次産業)向けの補助金に共通する、他の業種の補助金ガイドには書かれていないつまずきどころを整理します。

1. 一次産業向け補助金の"勘所"

一次産業向けの補助金の多くも、コンペ形式の審査ではありません。要件を満たせば交付される「要件充足型」が主流です。ただし、他の業種の設備投資補助金と決定的に違う点があります。対象者の"資格"が、補助率や上限額を分ける主要な軸になっていることです。

川崎市の農業経営高度化支援事業補助金は、認定農業者・認定新規就農者なら補助率1/2・上限75万円、それ以外の農業者は補助率1/3・上限40万円です。区分が違うだけで、補助額が20万円変わります。長岡市・羽後町が窓口の地域農業構造転換支援事業は、地域計画に位置づけられた担い手でなければ、そもそも申請の対象になりません。

一般の設備投資補助金なら「市内に事業所があるか」で対象・対象外が決まります。農業の補助金は、それに加えて「その人がどんな資格を持っているか」で補助率そのものが変わる制度が多くあります。この資格を後から取ろうとすると、募集期間に間に合わないことがあります。だから、農業向け補助金の勝負どころは、事業計画の巧拙より前に、資格の有無で半分決まっていると言えます。

2. 申請前に必ず確認する5つのこと

  1. 自分がどの資格区分に当てはまるか:認定農業者、認定新規就農者、地域計画に位置づけられた担い手、それ以外の農業者。区分によって補助率・上限額が変わる制度が多い

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免責事項: 本記事の内容は2026年8月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず静岡県の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)

この記事を書いた人
みなと|元・経営指導員
相談窓口で質問を受け続けた元・経営指導員

商工会議所の相談窓口で、日々「これは対象になりますか?」を受け続けてきました。同じ質問が何度も繰り返されることを知っているので、対象になる・ならないの線引きを、できるだけはっきりお伝えします。掲載内容は公募要領などの一次情報をもとに整理しています。

本記事は情報提供を目的としており、補助金の採択・交付を保証するものではありません。 補助上限額・補助率・締切等の内容は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず 公式サイト・最新の公募要領をご確認ください。