信用保証料は、融資を受けたあとで戻ってくるのか。文京区の融資あっせんで「現下の経済変動に対応するための緊急資金」か「事業多角化・業態転換資金」を借りた人なら、東京信用保証協会に払った保証料の実額(上限30万円)が補助されます。
ただし対象はこの2つの資金で払った保証料だけです。同じ融資あっせんの別の資金を借りた人は、保証料を払っていても対象になりません。
文京区信用保証料補助金の要点まとめ
正式名:文京区信用保証料補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(対象の資金で融資を受けた方)
- 対象業種
- 公式ページに記載なし(文京区経済課へお問い合わせください)
- 利用目的
- 融資に伴う信用保証料の負担軽減
- 対象地域
- 東京都文京区
- 従業員数
- 公式ページに記載なし(文京区経済課へお問い合わせください)
いくら
- 補助上限額
- 30万円(支払った信用保証料の実額が上限)
- 補助率
- 支払った信用保証料の実額
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2027年3月31日まで(令和9年3月31日終了予定)
- 公式サイト
- 文京区「文京区信用保証料補助金」
うちの借入は対象になる?
信用保証料とは、融資を受けるときに信用保証協会へ払う、保証の費用です。次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
借りた資金の名前は、どちらも「現下の経済変動に対応するための」で始まります。名前が似た資金が別にあるので、借入先の書類で資金名を確かめてください。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 融資のあとに区外へ転出した
- ✕ 対象の2資金以外で借りた
- ✕ 同名のコロナ資金で補助を受けた
3つ目は、次のように対応します。「新型コロナウイルス対策緊急資金」の保証料補助を受けた人は、「現下の経済変動に対応するための緊急資金」の補助を申請できません。「新型コロナウイルス対策事業多角化・業態転換資金」も同じ関係です。
いくら戻ってくる?
払った保証料の実額が戻ります。上限は30万円で、これを超えた分は自己負担です。次の金額は、考え方を示すための例です。
- 保証料が12万円かかった:12万円 × 100%(実額)= 12万円
- 保証料が30万円かかった:30万円 × 100%(実額)= 30万円
- 保証料が45万円かかった:45万円 × 100%(実額)= 45万円 → 上限の30万円(15万円は自己負担)
申請できるのは、1つの資金につき1事業者1申請までです。緊急資金と事業多角化・業態転換資金の両方を借りたなら、資金ごとに申請します。
どの費用が補助される?
線引きは単純です。対象にしているのは、保証料だけです。
対象にならないもの
- 対象2資金以外の資金で払った保証料
- 保証料以外の費用(利子、融資の手数料など)
- 融資のあとに区外へ転出した場合の保証料
対象になるもの
- 東京信用保証協会に払った、緊急資金の信用保証料
- 東京信用保証協会に払った、事業多角化・業態転換資金の信用保証料
公式ページの対象経費の欄は保証料1つだけです。利子の補給や手数料の補助は、この制度の中身に入っていません。
申請の流れ
- 融資を受けて保証料を払う(事業者→東京信用保証協会。対象の2資金のどちらかで)
- 申請書を手に入れる(事業者→文京区のページ。申請書兼請求書と提出書類等確認表)
- 保証決定のお知らせの写しをもらう(事業者→借入先の金融機関)
- 書類一式を郵送する(事業者→文京区経済課産業振興係。令和9年3月31日の終了予定より前に)
提出先は〒112-8555 文京区春日1-16-21 文京シビックセンター地下2階の経済課産業振興係です。書類の不足を防ぐために、確認票(チェックリスト)を申請書類に添付します。確認表には担当者名と電話番号も書きます。
必要な書類
準備できた 0 / 6
保証料返戻通知書は、繰上完済(予定より早く返し終えること)をした場合だけ出します。委任状は、請求者と振込口座の名義人が違う場合だけです。記入例のPDFも区のページにあります。
申請書では、借りた資金のどちらかに必ずチェックを入れます。保証料額の欄には、保証決定のお知らせにある「保証料総額」を書き、交付申請額は保証料額をそのまま書きます。30万円を超える場合の交付申請額は30万円です。確認表によると、押印は法人も個人事業主も実印で、法人は代表者個人の実印ではなく法人の実印です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 対象外の資金で借りた:名前の似た別の資金では対象になりません。借入先の書類で資金名を確かめてください。
- 融資のあとに区外へ転出した:転出後は補助の対象外です。
- 同名のコロナ資金で補助を受けた:同じ種類の新しい資金では、申請できません。
- 1つの資金で2回申請した:申請は1資金につき1事業者1申請までです。
- 終了予定に間に合わなかった:令和9年3月31日に終了予定です。融資を受けたら早めに動いてください。
よく誤解されるポイント
融資を受ければ自動で振り込まれる、という制度ではありません。申請書兼請求書を出して、初めて手続きが始まります。
補助の相手は、東京都の制度融資の全部ではありません。文京区の融資あっせん制度の中の、2つの資金だけです。
補助するのは保証料に限られます。借入金の利子は、この制度では戻りません。
融資を受けてから申請までの期限は、公式ページに書かれていません。借りてから時間がたっている場合は、経済課に電話で確かめるのが確実です。
よくある質問
どの融資の保証料が対象ですか?
文京区中小企業向け融資あっせん制度の「現下の経済変動に対応するための緊急資金」と「現下の経済変動に対応するための事業多角化・業態転換資金」です。どちらも融資を受けた方が、東京信用保証協会に払った保証料が対象になります。名前の似た別の資金を借りた場合は対象外なので、借入先から届いた書類で資金の名前を確かめてから申請に進んでください。
補助されるのはいくらですか?
東京信用保証協会に払った信用保証料の実額で、上限は30万円です。保証料が12万円なら12万円、45万円なら上限の30万円が補助され、15万円は自己負担になります。補助率が決まっている制度ではなく、払った保証料そのものが基準です。払った額は、保証決定のお知らせなどの書類に沿って申請書に書くことになります。
利子や融資の手数料も補助されますか?
補助されません。公式ページの対象経費は、東京信用保証協会に払った保証料の1つだけです。利子や手数料の負担を減らしたい場合は、この制度とは別の支援を探す必要があります。借入先の金融機関や文京区経済課に、利用できる制度がないか聞いてみてください。この制度で戻るのは、保証料の分だけです。
融資のあとに区外へ引っ越したら対象外ですか?
対象外です。公式ページに、融資実行後に文京区外へ転出した場合は補助の対象外と書かれています。申請の前に転出の予定がある場合は、申請の可否を文京区経済課に問い合わせておくと安心です。法人の本店移転が転出に当たるかどうかは、公式ページに記載がありません。経済課へお問い合わせください。
コロナ対策資金の保証料補助を受けたことがあります。申請できますか?
資金の組み合わせで決まります。「新型コロナウイルス対策緊急資金」の保証料補助を受けた方は、「現下の経済変動に対応するための緊急資金」の補助を申請できません。「新型コロナウイルス対策事業多角化・業態転換資金」の補助を受けた方も、同名の新しい資金は申請できません。一方、もう片方の資金なら申請できる余地があるため、経済課で確かめてください。
同じ融資で何回申請できますか?
1つの資金につき、1事業者1申請までです。緊急資金と事業多角化・業態転換資金を両方借りた場合は、資金ごとに1回ずつ申請する形になります。同じ資金の保証料を、分けて何度も申請することはできません。払った保証料の全額を、そろった書類で1回にまとめて出してください。
申請はどこへ出しますか?窓口で出せますか?
公式ページには、郵送で申請書類を提出するとあります。宛先は〒112-8555 文京区春日1-16-21 文京シビックセンター地下2階の経済課産業振興係です。窓口に持参できるかどうかは、公式ページに記載がありません。持参したい場合は、電話(03-5803-1173)で受け付けてもらえるか聞いてから行くと無駄足になりません。
繰上完済をした場合はどうなりますか?
保証料返戻通知書を、申請書類にそろえて出します。繰上完済をした場合だけ必要な書類で、手元にないときは借入先の金融機関から受け取れます。返戻された保証料が補助額にどう反映されるかは、公式ページに記載がありません。繰上完済の予定がある方や、すでに完済した方は、経済課に計算方法を確かめてください。
振込口座の名義が申請者と違ってもいいですか?
委任状を出せば申請できます。請求者と振込口座の名義人が異なる場合だけ必要な書類で、PDFとワードの様式が区のページにあります。名義が同じ場合は、委任状は要りません。いずれの場合も、振込先の口座がわかる通帳の写しは必ず提出します。名義の取り違えは書類の出し直しにつながるので、提出前に見比べてください。
申請はいつまでにすればいいですか?
公式ページの制度名に「令和9年3月31日終了予定」とあります。受付開始日は記載がありません。融資を受けてから申請までの期限も書かれていないため、保証料を払い終えたら早めに出すのが安全です。終了予定日が変わる可能性もあります。ページの更新を、申請の前にもう一度確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
文京区の区民部経済課産業振興係(文京シビックセンター地下2階北側)です。電話は03-5803-1173で、ファクスは03-5803-1936です。公式ページにお問い合わせフォームもあります。借りた資金が対象かどうか、期限や書類の書き方で迷ったときは、申請の前に問い合わせると書類の出し直しを防げます。
融資を受ける前に申請できますか?
できません。この制度は、対象の資金で融資を受けた方が東京信用保証協会に払った保証料を補助するものです。保証料を払い終えてから、保証決定のお知らせの写しなどを添えて申請します。融資を受ける前の方は、まず区の融資あっせんの案内で、緊急資金などの条件を確かめてください。
