弘前市への進出をまだ決めていない段階でも、補助金は使えるのか——使えます。進出検討企業視察旅費助成金は、誘致認定を受ける前の「視察」段階だけを対象にした助成金です。企業立地促進費補助金やオフィス環境整備促進費補助金が認定後の企業向けなのに対し、この助成金だけは検討段階の企業に開かれています。
ただし、補助額は旅費の実費ではなく、上限が決まっています。1社あたり5万円、1人あたり2.5万円が上限です。
進出検討企業視察旅費助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人) |
| 制度名 | 弘前市進出検討企業視察旅費助成金 |
| 対象業種 | 製造業、情報通信業等(青森県外に所在する企業) |
| 利用目的 | 弘前市への進出を検討する企業の現地視察にかかる旅費の補助 |
| 対象地域 | 青森県弘前市(視察先が市内であること。申請企業は県外企業) |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(産業育成課産業振興係へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 1社あたり5万円、1人あたり2.5万円 |
| 補助率 | 対象経費(視察・宿泊旅費の実支出額、消費税・宿泊税を除く)の2分の1 |
| 申請受付 | 通年(ただし年度内1回のみ。視察実施前に事前連絡が必須) |
| 公式サイト | 弘前市「補助金制度」 |

対象になる旅費・ならない旅費
| 区分 | 対象になる | 対象にならない |
|---|---|---|
| 費用 | 視察・宿泊旅費の実支出額 | 消費税、宿泊税 |
| 対象者 | 進出を検討する県外企業の担当者 | すでに誘致認定を受けた企業の視察(企業立地促進費補助金等の対象) |
| 手続き | 視察実施前に弘前市への事前連絡を済ませたもの | 視察後に事後申請するもの |
視察実施前の事前連絡が必須という点が、この助成金でいちばん見落とされやすい条件です。旅費が発生してから「あとで申請すればいい」と考えていると、対象外になる可能性があります。
よくある誤解されるポイント
「進出をまだ決めていないなら、相談しても意味がない」と考える企業もいますが、逆です。この助成金は「検討段階」であることを前提にした制度なので、進出を決め切っていない状態でも申請できます。むしろ、誘致認定を受けてからでは使えない助成金です。
もう1つ、「旅費が5万円未満なら申請の意味がない」と考えるかもしれませんが、補助率は2分の1なので、旅費が10万円未満であれば実費の半額がそのまま補助額になります。上限に達するのは、旅費がある程度まとまった金額になる場合です。
よくある質問
誘致認定を受けていないと相談もできませんか?
そうではありません。この助成金自体が、認定の前段階である視察の旅費を対象にしています。認定前から産業育成課産業振興係に相談できます。
1社で複数人が視察する場合、それぞれ2.5万円まで補助されますか?
公式ページの記載では「1社当たり50,000円、1人当たり25,000円」が上限です。複数人の場合は、1社あたりの上限(5万円)が優先されると考えられます。詳しい按分方法は産業育成課産業振興係へご確認ください。
年度内に2回視察したい場合はどうなりますか?
この助成金は年度内1回のみの申請に限られます。2回目の視察費用は対象外です。
視察後に弘前市への進出をやめた場合、助成金の返還は必要ですか?
公式ページには視察後の進出可否による返還規定の記載はありません。詳細は産業育成課産業振興係へお問い合わせください。
