「地域資源」「農商工連携」という言葉を見て、対象になるかどうか迷った事業者は多いはずです。答えは、地元の農水産物・観光資源などを使った新商品・新サービス開発、または農林漁業者と商工業者が連携する取組であれば対象です。 北海道中小企業新応援ファンド事業の一メニューで、事業化に向けた新商品・新サービス開発から販路開拓までを支援し、上限150万円。2026年度分の募集は5月22日で終了しました。 ここでは対象になる取組の線引きと、次回に向けた準備を解説します。
地域資源活用型事業化実現事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 2026年度「北海道中小企業新応援ファンド事業」(地域資源活用型事業化実現事業) |
| 対象業種 | 指定なし(全業種) |
| 利用目的 | 地域資源活用・農商工連携による新商品/新サービス開発から販路開拓まで(創業・第二創業、販路開拓・展示会、研究開発・実証) |
| 対象地域 | 北海道内 |
| 従業員数 | 規定なし(道内に主たる事業所を持つ中小企業者) |
| 補助上限額 | 上限150万円 |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 終了(2026年4月1日〜5月22日17時必着) |
| 公式サイト | 北海道中小企業総合支援センター「2026年度北海道中小企業新応援ファンド事業」 |

誰が直接申請できるのか
「ファンド事業」という名前から、財団や中間支援組織を通さないと申請できないと思われがちです。実際は違います。事業者自身が北海道中小企業総合支援センターへ直接、電子申請または紙媒体で申請する仕組みです。 執行団体が事業者を選んで代理申請する形式ではなく、地元の商工会・商工会議所などが間に入る必要もありません。ただし、事務局への事前相談が推奨されているため、いきなり書類を提出するより先に相談しておくと審査で不利にならずに済みます。
対象になるもの・ならないもの
同じ北海道中小企業新応援ファンド事業には複数のメニューがあり、この記事が扱うのは「地域資源活用型事業化実現事業」1本です。 混同しやすい他メニューとの違いを線引きします。
- 対象になる: 地元の農水産物・伝統技術など地域資源を使った新商品・新サービス開発、農林漁業者と商工業者が連携する農商工連携の取組で、販路開拓まで見据えているもの
- 対象にならない可能性が高い: 単なる新規創業(→「創業促進支援事業」が別枠)、本格開発前の事前検証段階の取組(→「製品開発チャレンジ支援事業」が別枠)
同じファンド事業の中でも、事業のフェーズによって申請すべきメニューが変わります。「地域資源」という言葉だけで飛びつくと、実は自社の段階に合うのは別メニューだった、ということが起こり得ます。
今から申請できるのか
できません。2026年度分の募集は5月22日17時必着で締め切られました。 北海道中小企業総合支援センターのファンド事業は、例年、年度当初に募集が行われる傾向がありますが、次年度の具体的な公募時期は本記事執筆時点で確認できていません。
次年度も同種のメニューが継続される可能性は高いと考えられます。北海道中小企業総合支援センターの公式ページを定期的に確認するのが確実です。
次回公募に備えて、今からできること
- 地域資源・農商工連携のどちらの切り口で申請するかを整理する: 自社の取組がどちらに当たるか明確にしておきます
- 販路開拓までの計画を具体化する: 開発だけでなく、どう売るかまでの計画が求められる制度です
- 事務局への事前相談を早めに行う: 公募開始前でも相談を受け付けている場合があります
よくある質問
今から申請できますか?
できません。2026年度分の募集は2026年5月22日17時必着で終了しています。次年度の募集時期は北海道中小企業総合支援センターの公式ページで確認してください。
商工会議所を通さないと申請できませんか?
いいえ。事業者が北海道中小企業総合支援センターへ直接申請する仕組みです。商工会議所などを介する必要はありませんが、事務局への事前相談は推奨されています。
単なる新商品開発でも、地域資源を使っていなければ対象になりますか?
対象にならない可能性があります。この事業は地域資源活用または農商工連携が要件です。地域資源を使わない一般的な新商品開発は、同じファンド事業内の別メニューが対象になる場合があるため、事務局に確認することをおすすめします。
免責事項: 本記事の内容は2026年8月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず北海道中小企業総合支援センターの公式ページでご確認ください。
