「自己負担なしで販路開拓費用が支援される補助金がある」と聞くと、条件が厳しいのではと身構えるかもしれません。この事業は補助率10分の10(定額補助)という珍しい制度ですが、対象は震災・台風・林野火災・新型コロナウイルスの影響を受けた組合に限られます。通常の業績悪化だけでは対象になりません。
被災組合等販路開拓支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(組合組織) |
| 制度名 | 被災組合等販路開拓支援事業 |
| 対象業種 | 指定なし(会員組合であること) |
| 利用目的 | 販路獲得・販売促進のための取組 |
| 対象地域 | 岩手県内 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 1件あたり20万円(複数組合の連携事業は1件15万円) |
| 補助率 | 定額補助(10分の10) |
| 申請受付 | 〜令和8年8月21日(岩手県中小企業団体中央会必着) |
| 公式サイト | 岩手県中小企業団体中央会「令和8年度被災組合等販路開拓支援事業」 |

対象になる/ならないの線引き
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる | 震災・台風・林野火災の影響を受けた会員組合 |
| 対象になる | 新型コロナウイルス感染症で影響を受けた会員組合、または組合員企業が影響を受けた会員組合 |
| 対象になる経費 | 旅費、会場借料、通信運搬費、広告宣伝費、光熱費、会場設営費、消耗品費 |
| 対象にならない | 上記以外の理由(一般的な業績不振等)による影響 |
なぜ補助率が10割なのか。この事業は自然災害や感染症という組合の努力だけでは避けられない被害からの立て直しを対象にしているため、自己負担を求めない設計になっています。通常の設備投資や販路開拓支援策とは性質が異なる点を押さえておいてください。
よく誤解されるポイント
「20万円まで自由に使える」と誤解されがちですが、対象経費は旅費・会場借料・通信運搬費・広告宣伝費・光熱費・会場設営費・消耗品費に限定されています。事業遂行に必要であることが証拠書類で確認でき、実施期間内に完了する経費でなければ対象になりません。
よくある質問
組合員企業単体が申請できますか?
できません。申請者は会員組合です。組合員企業が影響を受けた場合でも、組合として申請する必要があります。
複数組合が連携する場合、補助上限額は増えますか?
増えません。むしろ連携事業の場合は1件あたり15万円と、単独の20万円より低く設定されています。
申請期限に間に合わない場合はどうすればよいですか?
公式ページに記載の締切(令和8年8月21日必着)が厳守です。早めに岩手県中小企業団体中央会企画総務部(019-624-1363)へ相談することをおすすめします。
