「電気バスの補助金は締め切られたと聞いた」——半分正しく、半分間違いです。令和7年度12月補正予算の電気バス枠は受付終了していますが、令和8年度6月補正予算による新しい枠が7月9日から始まっており、まだ申請できます。 この記事は乗合バス・貸切バス・タクシー事業者向けの、公共交通向けEV補助金についてです。一般事業者向けの充電インフラ補助金や、太陽光・EV一体型の補助金とは別の制度なので、混同しないよう注意してください。
地域公共交通EV等導入支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 地域公共交通EV等導入支援事業費補助金 |
| 対象業種 | 一般乗合・一般貸切・一般乗用旅客自動車運送事業者、登録済み自家用有償旅客運送者(市町村を除く)、バス・タクシーのリース事業者 |
| 利用目的 | 電気バス・電気タクシー・PHVタクシーおよび充放電設備の導入 |
| 対象地域 | 岩手県内 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 電気バス1台あたり2,000万円(車両1/3補助、充放電設備1/4補助)/EVタクシー60万円(1/4補助)/PHVタクシー30万円(1/4補助)/充放電設備37.5万円(1/4補助) |
| 補助率 | バス車両1/3、タクシー・充放電設備は1/4 |
| 申請受付 | 電気バス(令和8年度6月補正予算枠):令和8年7月9日〜令和9年1月29日/電気タクシー(令和7年度12月補正予算枠):受付継続中。いずれも事前相談必須 |
| 公式サイト | 岩手県「地域公共交通EV等導入支援事業費補助金」 |

対象になる/ならないの線引き
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる(バス) | 一般乗合・一般貸切旅客自動車運送事業者、登録済み自家用有償旅客運送者、バスリース事業者 |
| 対象になる(タクシー) | 一般乗用旅客自動車運送事業者、登録済み自家用有償旅客運送者、タクシーリース事業者 |
| 対象にならない | 市町村自身が運行主体となる自家用有償旅客運送 |
| 対象にならない | 車両本体のオプション等の諸費用(車両本体価格のみが補助対象) |
予算枠ごとの受付状況(ここが一番間違えやすい)
| 枠 | 対象 | 状況 |
|---|---|---|
| 令和7年度12月補正予算(1億6,000万円) | 電気バス | 受付終了 |
| 令和8年度6月補正予算(6,000万円) | 電気バス | 令和8年7月9日〜令和9年1月29日で継続中(予算上限到達時点で終了) |
| 令和7年度12月補正予算(97万5,000円) | 電気タクシー等 | 受付継続中 |
電気バスは予算枠が切り替わっており、旧枠が終了していても新枠で申請できる点を見落とすと、使えるはずの補助金を諦めてしまいます。まずは環境生活部環境生活企画室(019-629-5271)へ事前相談することが必須です。
よく誤解されるポイント
「補助率1/3」という数字だけを見て、車両価格全体に1/3が適用されると思いがちですが、実際には車両本体価格のみが対象で、オプション等の諸費用は含まれません。見積書のうちどこまでが車両本体価格に該当するかは、事前相談の段階で確認しておくべきポイントです。
よくある質問
電気タクシーの予算枠(97万5,000円)はすぐになくなりませんか?
金額が小さいため、他の枠に比べて早期終了の可能性があります。検討している場合は早めの事前相談をおすすめします。
充放電設備だけを導入する場合も対象になりますか?
バス・タクシー事業者であれば、充放電設備単体の導入も対象です(補助率1/4)。
事前相談は必須ですか?
必須です。申請前に環境生活企画室(019-629-5272)へ相談してください。
