建設現場にICT機器を導入したいが、初期費用が重い。岩手県には、その導入費用の2分の1を補助する制度があります。
対象は県内の建設業者・建設コンサルタントです。ICT機器の区分ごとに上限額が分かれており、最大200万円まで補助されます。
岩手県生産性向上事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 生産性向上事業補助金(2次募集・岩手県) |
| 対象業種 | 建設業(建設業許可を受けた事業者・建設コンサルタント) |
| 利用目的 | 設備投資(ICT機器・3D測量機器・設計ソフト等の導入) |
| 対象地域 | 岩手県 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 200万円(ICT搭載後付け機器の場合。区分により30万〜200万円) |
| 補助率 | 対象経費の2分の1以内 |
| 申請受付 | 2026年8月31日~2026年10月9日12時必着 |
| 公式サイト | 岩手県「令和8年度生産性向上事業の募集(2次募集)」 |
対象になる事業者
対象は、次のいずれかに該当する事業者です。
- 岩手県知事または国土交通大臣の許可を受けた、岩手県内に主たる営業所を有する建設業者
- 建設業者を主たる構成員とする中小企業等協同組合
- 建設業許可を有する岩手県内の協業組合
- 岩手県内に本店があり、県入札参加資格者名簿に登載されている建設コンサルタント
補助金の交付は同一事業者につき1回限りです。すでにこの補助金を利用した事業者は、別の設備区分での再申請ができません。
対象になる経費
対象になる経費は4つの区分に分かれ、区分ごとに補助上限額と対象事業者が異なります。
| 区分 | 具体例 | 補助上限 | 補助率 | 対象事業者 |
|---|---|---|---|---|
| ICT搭載(後付け) | マシンコントロール、ガイダンスシステム | 200万円 | 1/2以内 | 建設業者等 |
| 3D測量機器 | スキャナー、ドローン、GNSS受信機 | 150万円 | 1/2以内 | 建設業者等 |
| 3次元設計ソフト | 設計ソフトウェア | 150万円 | 1/2以内 | 建設業者・建設コンサルタント両方 |
| その他生産性向上 | 遠隔臨場システム、VR/AR、検査ツール | 30万円 | 1/2以内 | 建設業者・建設コンサルタント両方 |
建設コンサルタントは「3次元設計ソフト」「その他生産性向上」の2区分のみが対象で、ICT搭載機器・3D測量機器の区分は建設業者等に限られます。
補助額と補助率
補助率はすべての区分で対象経費の2分の1以内です。区分ごとの上限額が実質的な補助額の天井になります。
たとえば油圧ショベルにICTガイダンスシステムを後付けする場合(対象経費300万円)を考えます。補助率2分の1なら150万円になりますが、上限200万円の枠内なのでそのまま150万円が補助されます。
同時にドローンによる3D測量機器(対象経費80万円)も導入するなら、こちらは補助率2分の1で40万円です。区分をまたいで組み合わせれば、合計190万円の補助を1回の申請で受けられます。
申請の流れ
- 応募申請(2026年8月31日〜10月9日正午締切)
- 書面審査・採択決定
- 補助金交付申請書を提出する
- 交付決定を受ける
- 事業を実施する
- 実績報告書を提出する
- 完了確認・支払い
第2次募集の受付期間は、2026年8月31日(月)から10月9日(金)12時必着です。
落ちる・返還になる要因
この補助金でとくに注意が必要なのは、建設コンサルタントがICT搭載機器・3D測量機器の区分で申請してしまうケースです。この2区分は建設業者等に限定されており、建設コンサルタントは対象外になります。
このほか、次のような点にも注意してください。
- 交付決定前に機器を発注・購入する
- すでにこの補助金を利用した事業者が再度申請する
- 区分ごとの上限額を超えて計上する
よくある質問
建設コンサルタントも申請できますか?
「3次元設計ソフト」「その他生産性向上」の2区分であれば申請できます。ICT搭載機器・3D測量機器の区分は建設業者等に限られます。
複数の区分を同時に申請できますか?
区分をまたいで組み合わせて申請することは可能です。それぞれの区分の上限額・補助率が適用されます。
一度利用した事業者が再度申請できますか?
できません。補助金の交付は同一事業者につき1回限りです。
中小企業等協同組合でも申請できますか?
できます。建設業者を主たる構成員とする中小企業等協同組合も対象になります。
申請の締切はいつですか?
第2次募集は2026年8月31日から10月9日12時必着です。締切を過ぎると受け付けられません。
