介護記録の手書き作業に、職員の時間が奪われている現場は少なくありません。神奈川県の介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金「介護ソフト等」は、令和7年度分が2025年10月24日で募集を終了しました。上限は303万円、補助率は5分の4です。
この記事は「神奈川県介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金(介護ロボット等)の内容と申請のコツ」で扱った機器導入の枠とは別の、介護ソフト導入に特化した枠です。
神奈川県介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金(介護ソフト等)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(介護保険法に基づくサービス事業所・特定施設) |
| 制度名 | 【令和7年度】介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金(介護ソフト等) |
| 対象業種 | 医療、福祉 |
| 利用目的 | 人材確保・雇用、設備投資、DX・IT導入 |
| 対象地域 | 神奈川県 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 303万円 |
| 補助率 | 補助金上限額と対象経費の実支出額の5分の4を比較して少ない方の額 |
| 申請受付 | 2025年10月10日〜10月24日(終了) |
| 公式サイト | 神奈川県「介護ロボット・ICT導入支援事業費補助金」 |

ソフト単体なら、この枠を選びます
この補助金には「介護ロボット等」「介護ソフト等」「パッケージ型」の3メニューがあります。介護記録ソフトや情報共有システムだけを導入する場合は、この「介護ソフト等」枠が対象です。見守りセンサーなどの機器も同時に導入するなら、上限が大きい「パッケージ型」(上限1,048万円)を検討する余地があります。
対象経費には、介護ソフト本体の導入費に加えて、Wi-Fi環境整備などの付帯経費も含まれます。ソフトを入れても通信環境が整っていなければ現場で使えないという実情を踏まえた設計です。
補助率は「上限額」と「実支出額の5分の4」の低い方
補助率5分の4といっても、対象経費の実支出額に単純に掛けるわけではありません。補助金上限額(303万円)と、実支出額の5分の4を比較して、少ない方の額が支給されます。対象経費が300万円なら5分の4は240万円となり、上限額より低いため240万円が支給額です。
対象になるのは、どの事業所か
対象は神奈川県内に所在する、介護保険法にもとづくサービスを提供するすべてのサービス事業所と、老人福祉法にもとづく特定施設です。訪問介護から施設サービスまで幅広く対象に含まれます。
申請はjGrants経由の電子申請のみで、GビズIDプライム(国の電子申請に共通で使うID)の取得が前提になります。IDの発行には2〜3週間かかるため、募集開始を待ってから動くと間に合わない可能性があります。
次回募集に向けてやっておくこと
- 導入したい介護ソフトの候補を絞り込み、見積を取っておく
- Wi-Fi環境の整備が必要かどうかを確認し、付帯経費として見込んでおく
- GビズIDプライムを未取得なら早めに申請する
よくある質問
令和7年度分にまだ申請できますか?
できません。2025年10月24日で受付を終了しています。次回の実施時期は神奈川県の公式ページでご確認ください。
介護ソフトとWi-Fi環境整備を同時に申請できますか?
できます。Wi-Fi環境整備などの付帯経費も対象経費に含まれています。
介護ロボットとソフトを両方導入したい場合はどの枠になりますか?
両方を同時に導入する場合は「パッケージ型」の枠(上限1,048万円)が対象になります。
