狩猟免許の受験料や講習料は、補助金で戻ってくるのか。吉備中央町の有害鳥獣対策事業補助金なら、新規に猟友会へ入会する人について、免許と許可の手数料が全額補助されます。ただし自分の畑の追い払いのためだけに動物駆逐用煙火消費保安手帳を取る人は対象外です。
防護柵や電気柵の補助ではありません。駆除の担い手になる人が、免許を取り、銃などをそろえるときの費用を支える制度です。
有害鳥獣対策事業補助金の要点まとめ
正式名:吉備中央町有害鳥獣対策事業補助金
だれが
- 申請者
- 個人(新規に猟友会へ入会する人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 狩猟免許・鉄砲所持許可の取得、捕獲用物品の購入
- 対象地域
- 岡山県吉備中央町
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 3万円(物品購入費の上限)
- 補助率
- 免許・許可の費用は全額、物品購入費は1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 公式ページに受付期間の記載なし(農林課へお問い合わせください)
- 公式サイト
- 吉備中央町「有害鳥獣対策事業補助金」
誰が申請できる?
次のすべてに当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 3
公式ページは対象者を「新規に猟友会へ入会し、有害鳥獣対策に積極的に参加が見込まれる者」としています。参加の見込みを何で判断するかは、書かれていません。
次に当たると対象外です。
- ✕ 自作地の追い払いだけで煙火手帳を取る
この除外は、動物駆逐用煙火消費保安手帳を取るだけで、猟友会に入らない人を指します。煙火手帳は、花火のような音や光で獣を追い払うときに使う許可のことです。自分の畑を守るためにだけ取るなら、補助は出ません。
すでに猟友会の会員である人が使えるかは、公式の資料に書かれていません。条件が「新規に入会する者」なので、入会済みの人は対象外と読むのが自然ですが、断定できません。入会済みの人は、農林課林業振興班(電話 0866-54-1318)に確かめてください。
町内の住所を条件にするとは、公式ページに書かれていません。ただ、申請書の住所欄には「吉備中央町」と印刷されています。町外にお住まいの人は、農林課に先に確かめてください。
何に、いくら補助される?
経費は4つに分かれていて、補助の出方が違います。
| 経費の区分 | 対象の経費 | 補助 |
|---|---|---|
| 狩猟免許の取得 | 初心者講習会の受講料、狩猟免許の受験手数料 | 全額 |
| 鉄砲所持許可 | 猟銃等初心者講習会の受講手数料、射撃教習資格認定手数料、鉄砲所持許可申請手数料、火薬の譲受許可申請手数料 | 全額 |
| 捕獲活動に使う物品 | 銃器、銃保管庫、装弾保管庫(例) | 総額の1/2以内、上限3万円 |
| 動物駆逐用煙火消費保安手帳 | 保安講習の受講料 | 全額 |
免許と許可の手数料には、金額の上限が書かれていません。上限3万円がかかるのは、物品の購入費だけです。物品の名前は具体例として「銃器・銃保管庫・装弾保管庫」が挙がっています。ほかの物品が対象になるかは、農林課で確かめます。
物品の補助は、かかった費用の半分です。
- 銃保管庫を4万円で買う:4万円 × 1/2 = 2万円
- 銃器と保管庫を合わせて10万円で買う:10万円 × 1/2 = 5万円 → 上限の3万円
物品の補助は、費用が6万円を超えても3万円までです。6万円以上の買い物では、上限に当たります。
似ている別の制度と何が違う?
同じ町に、獣害に関する補助がもう1つあります。「野猪等被害防止事業補助金」です。
| 区分 | 有害鳥獣対策事業 | 野猪等被害防止事業 |
|---|---|---|
| 目的 | 駆除の担い手を増やす | 農地に入られないようにする |
| 対象者 | 新規に猟友会へ入会する人 | 町内に住所があり農業を営む人 |
| 対象 | 免許・許可の費用、銃などの物品 | 電気柵・防護ネットなどの資材 |
電気柵や防護ネットを付けたい農家は、野猪等被害防止事業の側です。この記事の制度では、柵の費用は補助されません。
申請の流れは?
流れは4段で、町の公式ページに書かれています。
- 補助金交付申請書を出す(本人→農林課。添付書類は申請書に書かれている)
- 町が審査して、物品を確認する(町。通知は交付決定)
- 補助金請求書を出す(本人→農林課)
- 補助金が支払われる(町→本人)
申請書と請求書の様式は、町の公式ページにWordとPDFが載っています。
申請書の添付書類は、領収書の写し、狩猟免状の写し、鉄砲所持許可証の写しなどです。費用を払い、免許や許可を受けたあとに出す形と読めます。公式ページに「いつまでに出す」とは書かれていないので、講習を申し込む前に農林課へ順序を確かめておくと安全です。
必要な書類
準備できた 0 / 7
どの書類が要るかは、経費の区分で変わります。申請書の添付書類欄では、次のように分かれています。
- 免許の初心者講習会受講料:領収書の写し
- 狩猟免許の受験手数料:狩猟免状の写し
- 鉄砲所持許可の手数料(4種類):鉄砲所持許可証の写しと領収書の写し
- 物品(銃器・銃保管庫・装弾保管庫):鉄砲所持許可証の写し、個々の全景写真、領収書の写し。銃器は銃番号の写真も別に要ります
- 煙火消費保安手帳の講習料:保安手帳の写しと領収書の写し
写真は、町が物品を確認するための資料です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 自作地の追い払いだけが目的:煙火手帳だけを取って、猟友会に入らないと対象外です。
- 新規入会ではない:条件は「新規に猟友会へ入会する」ことです。入会済みの人は、先に農林課へ確認が必要です。
- 物品の確認ができない:町は物品を確認してから決定します。購入品の写真や領収書が残っていないと困ります。
- 上限を超えた分:物品は1/2以内で上限3万円です。超えた分は自己負担になります。
よくある質問
狩猟免許の受験に落ちた場合、受験手数料は補助されますか?
公式ページに、合否による区別の記載がありません。ただ、申請書の添付書類で、受験手数料の分は「狩猟免状(写し)」を付けると決められています。免状は合格して初めて交付されるので、落ちた場合は添付できず、補助されない可能性が高いと考えられます。断定はできないため、受験の前に農林課林業振興班(電話 0866-54-1318)に不合格の場合と再受験の扱いを聞いておくと確実です。
銃保管庫だけを新しく買う場合も対象になりますか?
対象になります。公式ページは、物品購入費の具体例として「銃器・銃保管庫・装弾保管庫」を挙げています。補助は総額の2分の1以内で、上限は3万円です。たとえば保管庫が5万円なら、5万円 × 1/2 = 2.5万円が補助の目安です。ただし、この制度の対象者は新規に猟友会へ入会する人なので、入会しない場合は申請できません。
自分の畑を守るために煙火消費保安手帳だけ取りたい場合は?
対象外です。公式ページは、自作地での追い払いのために、動物駆逐用煙火消費保安手帳を取るだけの人を除くと書いています。猟友会に入会して、地域の有害鳥獣対策に参加する人が対象です。畑を守る目的なら、柵や電気柵を付ける別の制度(野猪等被害防止事業補助金)が合うかもしれません。条件は、町内に住所があり農業を営む人です。
免許の費用は、いくらまで補助されますか?
上限の記載はなく、全額です。対象は、狩猟免許の初心者講習会の受講料と受験手数料、猟銃等初心者講習会の受講手数料、射撃教習資格認定手数料、鉄砲所持許可の申請手数料、火薬の譲受許可申請手数料です。保安手帳の取得では、保安講習の受講料が全額対象です。金額は人によって違うため、この記事に具体的な数字は書いていません。
物品の補助はどのくらいですか?
総額の2分の1以内で、上限は3万円です。たとえば10万円の買い物なら、半分の5万円ではなく、上限の3万円までです。6万円までの買い物なら半額が出ます。補助の対象になる物品は、公式ページに「銃器・銃保管庫・装弾保管庫」と具体例が書かれています。それ以外の物品が対象になるか迷うときは、買う前に農林課へ聞いてください。
申請はいつまでにすればよいですか?
公式ページには、受付期間の記載がありません。令和8年度の各種助成制度等一覧にも、期限は書かれていません。通年で受け付けているのか、予算がなくなり次第終わるのかは、公式の資料からは分かりません。講習の日程が決まったら、早めに農林課林業振興班(電話 0866-54-1318)に連絡して、申請の期限と順序を確かめてください。
どんな書類が必要ですか?
必要書類は、申請書、領収書の写し、免状・許可証・保安手帳の写し、購入品の写真です。経費の区分ごとに付ける書類が決まっていて、物品は鉄砲所持許可証の写し、全景写真、領収書の写しを付けます。補助金を受け取るときには、別に補助金請求書を出します。様式はどちらも町の公式ページにWordとPDFがあります。領収書は受け取ったら保管してください。
申請から入金までの流れを教えてください。
申請書を出すと、町が内容を審査し、物品を確認したうえで、補助金の交付決定を通知します。その後に補助金請求書を出し、補助金が支払われます。つまり、申請書を出してすぐ入金されるわけではなく、決定のあとに請求書を出す2段階です。審査にかかる期間は、公式ページに書かれていません。
町内に住んでいない人でも申請できますか?
公式ページには、町内に住所があることを条件とする記載がありません。対象者の条件は、新規に猟友会へ入会し、有害鳥獣対策に積極的に参加が見込まれることです。ただし、様式の申請書は住所欄に「吉備中央町」と印刷されていて、町内の住民を想定した作りです。町外から申請を考えている人は、先に農林課へ電話で確かめてください。
猟友会に入るには何が必要ですか?
猟友会への入会条件は、公式ページに書かれていません。この制度の窓口である農林課は、補助金の担当です。入会の手続きや条件は、猟友会に直接聞く必要があります。補助金は新規入会が条件なので、入会の時期と、免許・許可を取る順番を、猟友会と農林課の両方で確認しながら進めると、手戻りを避けられます。
電気柵や防護ネットにも使えますか?
使えません。この補助金は、駆除の担い手の免許取得と物品購入が対象です。電気柵、トタン・金網、防護ネットなどを付ける費用は、町の「野猪等被害防止事業補助金」の対象です。そちらは町内に住所があり、農業を営む人が対象で、町の補助金の交付決定前に着手した事業は対象になりません。着手の順序に注意してください。
問い合わせ先はどこですか?
吉備中央町の農林課林業振興班です。電話は0866-54-1318、窓口は町役場(岡山県加賀郡吉備中央町豊野1-2)で、受付時間は午前8時30分から午後5時15分です。土日、祝日、年末年始は除きます。メールでの問い合わせフォームも町の公式ページにあります。受付期間、順序、対象になる物品は、ここで確かめるのがいちばん確実です。
