この助成金は、令和8年度から対象になる条件と提出書類が変わりました。市の案内ページにそう明記されています。何がどう変わったかの一覧はないので、過去に受けた人も条件を読み直す必要があります。
受付は令和9年1月20日から2月26日までです。申請書類のうち、貸与機関が出す入金一覧表は届くまで約1〜2週間かかります。受付が始まる前に、本人が貸与機関へ依頼しておきます。
奨学金返還支援事業助成金(本人版)の要点まとめ
正式名:令和8年度岸和田市奨学金返還支援事業助成金(本人版)
だれが
- 申請者
- 個人(本人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 奨学金の返還費用の助成(市内就業・定住の促進)
- 対象地域
- 大阪府岸和田市(市内に住所がある個人)
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 12万円(1,000円未満は切り捨て)
- 補助率
- 助成対象経費の2/3以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2027年1月20日〜2027年2月26日
- 事業の完了
- 公式ページに記載なし(産業政策課へお問い合わせください)
私は対象になる?
次の6つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
申請日には、その契約で継続して勤務していることが要ります。申請日から6か月以上勤める見込みも必要です。
正規雇用とは、次の4つをすべて満たす雇用です。
- 期間の定めがない
- 通常の労働者と同等の契約で、週の所定労働時間が30時間以上
- 雇用保険の一般被保険者
- 厚生年金と被用者保険に加入している
奨学金は、日本学生支援機構、大阪府育英会、岸和田市奨学会、大学等のどれかから借りたものが対象です。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 公務員、またはそれに準ずる人
- ✕ 市内企業から返還の手当を受けている
- ✕ 奨学金に延滞金がかかっている
会社から奨学金の返還手当などの支援を受けている人は、本人版を使えません。他の公的機関から補助金を受けている人も同じです。会社が申請する企業版とは、別の制度です。一度この助成金を受けて雇用契約を解消した人も、対象外になります。
いくら戻ってくる?
令和8年1月1日から12月31日に返した奨学金の2/3です。1,000円未満は切り捨てます。上限の12万円に届くのは、1年の返還額が18万円以上のときです。
- 毎月1万5千円を12か月返した:18万円 × 2/3 = 12万円
- 毎月1万円を12か月返した:12万円 × 2/3 = 8万円
- 4月採用で、4月から毎月1万5千円を9か月返した:13万5千円 × 2/3 = 9万円
- 毎月2万円を12か月返した:24万円 × 2/3 = 16万円 → 上限の12万円
対象になるのは、正規雇用された日以降に返した分です。返還期日が来る前に繰り上げて返した分は、対象経費に入りません。助成の対象期間は、正規雇用後に最初の奨学金を返した月から60か月を経過する月までです。新卒の場合は、同年10月からと数えます。
申請の流れ
- 貸与機関へ入金一覧表を頼む(本人→貸与機関。日本学生支援機構は令和9年1月8日以降)
- 証明書を取る(本人→市役所。市税の完納証明書は令和9年1月以降に取る)
- 在職証明書を書いてもらう(本人→勤務先。様式第2号。日付は令和9年1月以降)
- 申請書と誓約書を書く(本人。様式第1号と第3号)
- 書類を持参する(本人→産業政策課。1月20日〜2月26日。土日祝を除く9時〜17時30分)
入金一覧表を頼む方法は、奨学金の貸与機関で変わります。
- 日本学生支援機構:本人が奨学金返還相談センターへ電話します。届くまで約1週間です
- 大阪府育英会:返還収納課へ電話し、個人情報の開示請求をします。届くまで約2週間です
- 岸和田市奨学会:教育総務課に奨学金返還証明書を申請します
- 大学等:その大学等へ問い合わせます
予算の上限に達すると、受付の途中でも終わります。
必要な書類
準備できた 0 / 6
住民票は直近3か月以内のものです。完納証明書は、令和9年1月以降に取ったものを出します。在職証明書は様式を勤務先に書いてもらいます。法人は代表者印が要り、日付は令和9年1月以降にします。入金一覧表は原本を出します。誓約書は本人が自署します。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 繰り上げ返済した:返還期日の前に返した分は、助成の対象外です。
- 延滞金がついた:その年度の対象の奨学金に延滞金がかかっていると、対象外になります。
- 雇用契約を解消した:一度この助成金を受けた人が雇用契約を解消すると、対象外になります。
- 予算がなくなった:2月26日より前でも、予算の上限に達した時点で受付が終わります。
- 制度が見直された:事業の見直しで終了することがあります。60か月の支援は約束されていません。
岸和田市には、企業が従業員の返還を支援する「企業版」もあります。企業版と本人版の違いは、次の記事にまとめています。
よくある質問
会社が代わりに申請できますか?
できません。本人版は、奨学金を返している本人が申請する制度です。書類も本人が集め、本人が産業政策課に出します。事業主が従業員の返還を支援するための助成金は、別に企業版として用意されています。会社に企業版の利用を勧めたい場合は、企業版の案内ページで条件を確かめてください。
会社から返還の手当をもらっていますが、申請できますか?
申請できません。対象者の条件に、他の公的機関から補助金等を受けていないことと、市内企業等から奨学金の返還に関わる手当等の支援を受けていないことが含まれています。手当の名目や金額が、これに当たるかどうか迷う場合は、申請の前に産業政策課労働政策担当(072-423-9621)へ確認してください。
転職して市内の企業に移った場合は対象ですか?
転職の扱いは、市の案内ページに明記がありません。条件の文面は、令和5年4月1日以降に市内の企業等と正規雇用の契約を結んで採用され、申請日に継続して勤務していることです。転職先でこの条件を満たすかどうかは、産業政策課労働政策担当に確かめてください。正規雇用の4つの条件も満たす必要があります。
契約社員やパートでも対象になりますか?
対象になりません。正規雇用が条件で、期間の定めがないこと、週30時間以上の所定労働時間、雇用保険の一般被保険者、厚生年金と被用者保険への加入のすべてを満たす必要があります。有期の契約社員やパートは、期間の定めがあるため当てはまりません。無期雇用でも、加入や労働時間の条件を確かめてください。
35歳未満はいつの時点で判断されますか?
助成金の交付を受けようとする年度の末日で判断します。令和8年度の分であれば、令和9年3月31日に35歳未満であれば要件を満たします。申請の日に35歳を過ぎていても、年度末日に35歳未満なら対象となる可能性がありますが、誕生日の数え方の細かい扱いは産業政策課に確認してください。
何年間助成を受けられますか?
助成の対象期間は、正規雇用後に最初の奨学金を返した月から60か月を経過する月までです。令和8年4月採用なら令和8年4月から60か月、新卒なら同年10月からと数えます。ただし、事業の見直しなどで終了することがあり、60か月の支援は約束されていません。市のチラシは、毎年の申請が必要と案内しています。
令和8年1月より前に返した分は対象になりますか?
令和8年度の対象経費は、令和8年1月1日から12月31日に返した奨学金です。それより前に返した分は、この年度の対象経費に入りません。令和5年度から7年度に交付を受けた人のうち、正規雇用より前に返した分を受けた人には、別の数え方の例が案内ページにあります。当てはまる人は案内ページで確かめてください。
繰り上げ返済した分は対象になりますか?
対象になりません。返還期日が来ていない返還金を、期日より前に繰り上げて返した分は、対象経費から外れます。対象になるのは、期日どおりに返した分だけです。繰り上げた金額は助成額の計算から外れるため、年間の返還額が18万円を超えていても、上限の12万円に届かないことがあります。迷う場合は、貸与機関の入金一覧表で、約定どおりの返還かどうかを確かめてから申請してください。
入金一覧表はいつ、どう頼みますか?
奨学金の貸与機関ごとに方法が違います。日本学生支援機構は、令和9年1月8日以降に本人が奨学金返還相談センターへ電話し、約1週間で届きます。大阪府育英会は、個人情報の開示請求が要り、届くまで約2週間です。岸和田市奨学会は教育総務課で返還証明書を申請します。どれも余裕を持って頼んでください。
受付の期間と時間はいつですか?
令和9年1月20日から2月26日までです。土日祝日を除く、午前9時から午後5時30分に受け付けます。ただし予算の上限に達し次第、期間の途中でも終わります。提出は、市のチラシによると産業政策課への持参です。郵送の可否は案内にないので、産業政策課労働政策担当へ問い合わせてください。
5年以上定住する意思はどう確認されますか?
提出書類に誓約書(様式第3号)があります。確認の方法や、途中で転出した場合の扱いは、市の案内ページに記載がありません。この条件は、申請日に市内に住所があり、5年以上定住する意思があることです。引っ越しの予定がある場合は、申請の前に産業政策課労働政策担当へ相談してください。
問い合わせ先はどこですか?
岸和田市魅力創造部の産業政策課労働政策担当(電話 072-423-9621)です。市役所別館4階にあります。条件の読み取りに迷うとき、転職や手当の扱いを確かめたいとき、書類の取り方が分からないときは、申請の前に問い合わせておくと、書類の出し直しを防げます。最新の内容は、市の案内ページで確かめてください。
