パパ育休の奨励金と聞くと、育休を取った本人にお金が入る制度だと思う方がいますが、そうではありません。お金が入るのは会社の側です。北九州市の「パパ育休・育短第一号サポート奨励金」は、男性の育休・育短取得を初めて実現させた企業に対して交付されます。
対象は、市内に本社または主たる事業所を持つ中小企業等で、社内で初めて男性従業員が育休(通算14日以上)または育短(28日以上継続)を取得した場合です。奨励金額は育休・育短それぞれにつき10万円、両方使えば最大20万円。申請期間は育休が2026年4月1日〜2027年3月17日、育短が2026年4月1日〜2027年3月3日です。
北九州市パパ育休・育短第一号サポート奨励金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)※中小企業等経営強化法に定める中小企業等 |
| 制度名 | 北九州市パパ育休・育短第一号サポート奨励金 |
| 対象業種 | 指定なし |
| 利用目的 | 社内で初めて男性従業員が育児休業・育児短時間勤務を取得した企業への奨励 |
| 対象地域 | 北九州市内(本社または主たる事業所) |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(中小企業等経営強化法に定める中小企業等であること) |
| 補助上限額 | 最大20万円(育児休業10万円+育児短時間勤務10万円、各1回限り) |
| 補助率 | 定額(1事業者あたり各10万円) |
| 申請受付 | 育児休業:2026年4月1日〜2027年3月17日/育児短時間勤務:2026年4月1日〜2027年3月3日 |
| 公式サイト | 北九州市「パパ育休・育短第一号サポート奨励金」 |

対象になる労働者の条件
奨励金の対象になるのは、次の条件をすべて満たす男性労働者が育休・育短を取得した場合です。
- 雇用保険被保険者として期間の定めなく雇用されていること
- その企業で初めて男性が育休・育短を取得すること(2回目以降は対象外)
- 2026年4月1日以降に、3歳未満の子で通算14日以上の育児休業、または小学校就学前の子で28日以上継続した育児短時間勤務を取得すること
- 市内の事業所に勤務し、実績報告の時点まで継続して勤務していること
「その企業にとって初めての男性取得者」であることが条件なので、すでに男性の育休取得実績がある会社は対象になりません。逆に言えば、まだ実績がない会社ほど、この奨励金の対象になりやすいということです。
いくらもらえるか
奨励金額は1事業者あたり育児休業で10万円、育児短時間勤務で10万円、それぞれ1回限りです。両方の実績を作れば合計20万円になります。育休を14日ちょうど取得しても、3か月取得しても、金額は変わりません(定額制です)。
申請期間は育休と育短で異なる
申請できる期間は、育休と育短で締切日が違います。
- 育児休業分: 2026年4月1日〜2027年3月17日
- 育児短時間勤務分: 2026年4月1日〜2027年3月3日
育短のほうが締切が2週間ほど早いという点は、見落としやすいポイントです。実績報告に必要な書類の準備期間も考えると、対象者が休業・短時間勤務を終えた段階で早めに申請の準備を始めておくと安心です。
よくある質問
育休を取った従業員本人にお金は入りますか?
入りません。この奨励金は企業に対して交付されるものです。育休・育短を取得した従業員個人への直接支給ではありません。
過去に女性従業員が育休を取ったことがある会社でも対象になりますか?
対象になります。条件は「その企業で初めて男性が育休・育短を取得すること」です。女性従業員の育休取得実績は判定に影響しません。
育休と育短、両方の奨励金を受け取れますか?
受け取れます。育児休業分の10万円と育児短時間勤務分の10万円は、それぞれ別の労働者・別の取得実績に対して申請できます(各1回限り)。合計で最大20万円です。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。奨励金額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず北九州市の公式ページで最新の内容をご確認ください。
出典(一次情報)

