甲府市の地場産品バスツアー造成支援事業費補助金は、今年度分の予算がすでに上限に達し、申請受付を終了しています。制度そのものは続くとみられるため、来年度の再開に向けて仕組みを押さえておく価値はあります。
この補助金は、旅行会社が甲府市の地場産品を巡るバスツアーを組んだときに、旅費の一部を補助する制度です。対象は宝飾品・ワイン・甲州印伝という、甲府が長年育ててきた3つの産業です。単なる観光振興ではなく、この3業種の認知度を市外の旅行者に広げることが目的に据えられています。
甲府市地場産品バスツアー造成支援事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(旅行業法に基づく登録を受けた旅行業者・代理業者等) |
| 制度名 | 甲府市地場産品バスツアー造成支援事業費補助金 |
| 対象業種 | 旅行業 |
| 利用目的 | 観光・誘客促進(地場産品PRを組み込んだバスツアーの造成) |
| 対象地域 | 山梨県甲府市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | バス1台あたり10万円、同一年度内で1事業者あたり30万円まで |
| 補助率 | 定額(バス1台10万円) |
| 申請受付 | 令和8年度分は予算上限に達したため受付を終了しています。 例年はツアー実施の30日前までに申請が必要です |
| 公式サイト | 甲府市「地場産品バスツアー造成支援事業費補助金」 |

なぜ「バス1台10万円」という定額なのか
多くの観光系補助金は経費の何割、という補助率で組まれています。この補助金はそうではなく、バス1台あたり10万円の定額です。
理由は、ツアーの規模によらず一定の効果を狙っているからだと考えられます。参加者20名以上という条件も合わせて見ると、狙いは「小規模な個人旅行」ではなく「団体でまとまって甲府を訪れてもらうこと」にあるとわかります。旅行会社にとっては、ツアー1本あたりの採算計算がしやすい設計です。
対象になるツアーの条件
補助を受けるには、次のすべてを満たす必要があります。
- 参加者が20名以上の団体旅行であること
- 出発地が甲府市外であること
- 宝飾品・ワイン・甲州印伝のうち、2つ以上に関連する施設を訪問すること
- 当該年度内にツアーを催行・終了すること
- 政治活動・宗教活動を目的としないこと
「2つ以上」という条件がポイントです。ワイナリー見学だけの単独ツアーでは対象になりません。 宝飾品の工房や印伝の店舗などと組み合わせて、複数の地場産業をめぐる周遊コースにする必要があります。
今年度分は終了。来年度に向けて何をすべきか
甲府市の担当課によれば、今年度の申請受付はすでに予算上限に達して終了しています。ここで行動が変わるのは、来年度の募集開始時期を先に押さえておくことです。
過去の実施パターンを踏まえると、次年度も同様の枠組みで再開される可能性があります。ツアーを企画したい旅行会社は、募集開始のタイミングを商工課に確認しておくと、予算が埋まる前に申請できます。
よくある質問
個人旅行の手配でも対象になりますか?
対象になりません。参加者20名以上の団体旅行が条件です。個人客向けの少人数プランは制度の対象外です。
甲府市内の旅行会社でなくても申請できますか?
申請できます。対象要件は旅行業法上の登録業者であることで、所在地は問われません。ただし出発地は甲府市外である必要があります。
来年度の申請時期はいつ頃ですか?
公式ページには次年度の募集時期の記載がまだありません(2026年7月時点)。例年の傾向から4月前後の可能性がありますが、確定情報は商工観光室商工課へお問い合わせください。
