補助金というと「経費の何割かをもらえるもの」というイメージが強いかもしれません。丸亀市の地域経済循環創造事業(ローカル10,000プロジェクト)は、その前提が少し違います。金融機関からの融資を受けていることが交付の条件になっている制度です。
対象は、地域金融機関の融資を受けて新規事業に取り組む民間事業者。総務省の外部審査に採択されると、施設整備費・機械装置費などに補助金が交付されます。上限額は3,000万円〜5,500万円で、融資額が大きいほど上限も上がる仕組みです。
丸亀市地域経済循環創造事業(ローカル10,000プロジェクト)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 丸亀市地域経済循環創造事業(ローカル10,000プロジェクト) |
| 対象業種 | 業種指定なし(地域課題解決に貢献する新規事業) |
| 利用目的 | 新規事業の施設整備費・機械装置費・備品費・調査研究費 |
| 対象地域 | 香川県丸亀市(市内で事業を実施する者) |
| 従業員数 | 公式ページに記載なし(市長公室政策課へお問い合わせください) |
| 補助上限額 | 融資額に応じて3,000万円〜5,500万円(融資額が同額以上2倍未満なら3,000万円、4倍以上なら5,500万円) |
| 補助率 | 対象経費から融資額と自己資金を差し引いた額(対象経費に占める割合の定めなし) |
| 申請受付 | 第1回:令和8年4月1日〜5月29日/第2回:令和8年8月3日〜9月30日 |
| 公式サイト | 丸亀市「地域経済循環創造事業(ローカル10,000プロジェクト)」 |

対象になる事業、ならない事業
この制度が支援するのは、次の3つの条件をすべて満たす事業です。
- 市内で1人以上の新規雇用を計画している
- 地域課題の解決に貢献する内容である
- 地域金融機関から融資を受けて事業化する
逆に言えば、自己資金だけで完結する事業や、融資を受けない事業は対象になりません。総務省の「ローカル10,000プロジェクト」という国の制度を丸亀市が窓口となって取り次ぐ仕組みのため、融資という民間の資金調達が前提になっています。
同種の補助金をすでに受けている事業者、市税を滞納している事業者も対象外です。
補助上限額は融資額しだいで変わる
補助上限額は、対象経費に対する割合ではなく、金融機関からの融資額と補助金の比率によって決まります。
| 融資額の水準 | 補助上限額 |
|---|---|
| 補助金と同額以上2倍未満 | 3,000万円 |
| 2倍以上3倍未満 | 4,000万円 |
| 3倍以上4倍未満 | 5,000万円 |
| 4倍以上 | 5,500万円 |
融資額を増やすほど、補助上限額も高くなる設計です。金融機関との協議を早い段階で始め、事業計画に対してどの程度の融資を受けられるかを詰めておくことが、補助金の規模を左右します。
対象経費は施設整備費・機械装置費・備品費・調査研究費です。補助金額は「補助対象経費から融資額と自己資金を差し引いた額」で計算されるため、融資額が小さいと補助金でカバーできる範囲も狭くなります。
審査を通るまでの流れ
この制度は、書類を出せば終わりではありません。プレゼンテーション審査があります。
- 選定申請書・実施計画書・収支計画書の積算根拠・工程表・ポンチ絵・プレゼンテーション資料を提出
- プレゼンテーション審査(市が実施)
- 市から総務省へ申請
- 総務省の外部審査
- 交付決定
- 事業実施
- 実績報告
市の審査だけでなく、総務省による外部審査を通過する必要がある点が、一般的な自治体単独の補助金と大きく違います。事業計画書とプレゼンテーション資料の作り込みが、採否を分けるポイントになります。
よくある質問
融資を受ける予定がない場合、この補助金は使えますか?
使えません。この制度は地域金融機関からの融資を受けて事業化することが前提です。融資を受けない計画の場合は、丸亀市産業振興支援補助事業など、別の補助金を検討してください。
個人事業主でも申請できますか?
できます。市内で事業を実施する者であれば、法人・個人事業主のどちらも対象です。ただし融資を受けられるかどうかは金融機関の審査によります。
審査に落ちたらどうなりますか?
補助金は交付されません。市の書類審査・プレゼンテーション審査に加え、総務省の外部審査もあるため、2段階の審査を通過する必要があることを踏まえて計画を立ててください。
