狩猟免許を取ろうと思うと、試験の申請手数料、初心者講習の受講料、医師の診断書料と、細かい出費が次々に重なります。猟銃を持つとなれば、さらに講習費や登録手数料が加わり、銃本体の購入費も必要です。
南相馬市の「狩猟免許取得支援事業」は、この初期費用の負担を軽くする制度です。南相馬市に住所があり、当該年度に新規で狩猟免許を取得した人が対象で、免許取得・猟銃所持許可・狩猟者登録にかかる費用は全額、猟銃等の購入費は2分の1が補助され、合計で上限20万円になります。
なお、この記事は「新規取得」の話です。すでに免許を持っていて更新手続きをする場合は、別制度の狩猟免許更新支援事業が対象になります。
狩猟免許取得支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 個人(本人) |
| 制度名 | 狩猟免許取得支援事業 |
| 対象業種 | 指定なし(個人が申請) |
| 利用目的 | 新規の狩猟免許取得・猟銃所持許可・狩猟者登録・猟銃等購入費用の補助 |
| 対象地域 | 福島県南相馬市 |
| 従業員数 | 規定なし(個人が申請) |
| 補助上限額 | 20万円(①②③は全額、④は2分の1で合計上限20万円) |
| 補助率 | ①狩猟免許取得費用・②猟銃所持許可関係費用・③狩猟者登録費用は全額、④猟銃等購入費用は2分の1以内 |
| 申請受付 | 公式ページに終了日の記載なし(農林水産部農政課環境整備係へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 南相馬市「狩猟免許取得支援事業」 |

対象になる4つの経費区分
補助対象経費は、次の4区分に分かれます。市が配布するチラシによると、区分ごとの内訳は次のとおりです。
| 区分 | 主な内容 | 補助率 |
|---|---|---|
| ①狩猟免許取得 | 狩猟免許試験申請手数料、初心者講習受講料、医師の診断書料 | 全額 |
| ②猟銃所持許可 | 初心者講習会申込手数料、射撃教習資格認定申請手数料、戸籍謄本・身分証明書・住民票の手数料、射撃教習費、実包購入費、猟銃所持許可申請手数料 等 | 全額 |
| ③狩猟者登録 | 狩猟者登録手数料、狩猟税 | 全額 |
| ④猟銃等購入 | 銃、ガンロッカー、装弾ロッカー、洗い矢、銃カバー、わな | 2分の1以内 |
補助金額の計算式は「(①+②+③)+(④×2分の1)」で、合計が上限20万円を超える分は自己負担になります。①〜③が全額補助されるのに対し、④の物品購入だけ半額補助という設計です。
いくら戻るか、具体例で確認する
わな猟免許を取得し、箱わなを購入するケースで考えてみます。免許取得・登録関係の費用(①②③)が合計3万円、箱わな(④)の購入費が10万円だった場合、補助額は3万円+5万円(10万円の2分の1)で計8万円になります。銃猟の場合は②の猟銃所持許可関係費用が加わるため、①〜③の合計額はさらに大きくなります。
必要書類
必要な書類は3点です。
- 農林水産業振興事業補助金交付申請書
- 狩猟免状・許可書等の写し
- 領収書の写し
領収書は費用を支払うたびに必ず保管しておく必要があります。あとからまとめて申請しようとすると、領収書が見つからず補助を受けられないケースが起こりえます。
よくある質問
網猟免許の取得も対象になりますか?
対象経費の区分に免許の種類による限定は明記されていません。網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟のいずれの新規取得も、①の区分に該当すると考えられますが、詳しくは農政課へご確認ください。
猟銃を買わない場合、④の区分は関係ありませんか?
その通りです。わな猟のみで銃を持たない場合、④の猟銃購入費用は発生しません。①〜③の免許取得・登録関係費用だけが対象になります。
すでに免許を持っている場合の更新費用も対象ですか?
対象外です。この制度は当該年度に新規で狩猟免許を取得した人が対象です。更新の場合は別制度の狩猟免許更新支援事業が対象になります。
