個人の農家が申請しても、この補助金は使えません。南魚沼市の農業用水渇水対策支援事業は、行政区・農家組合・水利組合など「団体」だけを対象にした、渇水の緊急対応向け補助金です。補助率は9割と高く設定されていますが、対象になる経費と申請のタイミングに独特の条件があります。
南魚沼市農業用水渇水対策支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 農業用水渇水対策支援事業 |
| 対象業種 | 農業(行政区、農家組合、水利組合、その他市長が認める団体) |
| 利用目的 | 高温・少雨による渇水への緊急対応(発電機・ポンプの調達等) |
| 対象地域 | 新潟県南魚沼市 |
| 従業員数 | 規定なし(団体単位での申請) |
| 補助上限額 | 公式ページに上限額の記載なし(農林課農地林務班へお問い合わせください) |
| 補助率 | 90%以内 |
| 申請受付 | 令和8年7月27日〜8月31日実施分が対象 |
| 公式サイト | 南魚沼市「農業用水渇水対策支援事業」 |

対象になる申請者・ならない申請者の境界線
対象になるのは、「行政区、農家組合、水利組合、その他当該事業における市長が認める団体」です。個人の農業者は、どれだけ渇水の被害を受けていても、この事業では対象外とされています。これは、農業用水の確保が個々の農家ではなく、地域・集落単位での取り組みであることを反映した設計です。個人で対応が必要な場合は、団体を通じて申請する形になります。
対象になる経費の3区分
対象経費は次の3つに分かれます。
| 経費区分 | 内容 |
|---|---|
| 公共井戸(市・県)関連 | 使用料、発電機リース・燃料、送水管設置工事など |
| その他農業用水確保経費 | 発電機・ポンプのリース、燃料、資材購入、水運搬費など |
| 共通事項 | 人件費は除外、基本料金は対象外 |
人件費が明確に除外されている点は見落とされやすいポイントです。 発電機やポンプのリース料・燃料代・資材購入費は対象になりますが、対応にあたった人の作業時間そのものは補助の対象になりません。
補助額の計算例
補助率は9割です。たとえば発電機のリース料と燃料費で合計10万円かかった場合、9割の9万円が補助されます。3区分いずれも同じ補助率が適用されるため、公共井戸関連とその他経費を合わせて申請することも可能です。
「全ての支払い終了後」に申請するという順番
この補助金で特に注意すべきなのは、「全ての支払い終了後」に申請することが必須という点です。先に補助の見込みを立ててから対応するのではなく、まず自己資金で対応し、支払いが終わってから申請するという流れになります。受領書や写真などの添付資料に不備があると補助対象外になるため、支払いの都度、証拠書類を確実に残しておく必要があります。
対象期間は「令和8年7月27日〜8月31日実施分」のみ
対象になるのは令和8年7月27日から8月31日に実施した分に限られます。これより前・後の対応は、この募集の対象になりません。高温・少雨による渇水は今後も起こりうるため、次に同様の事業が実施される際は、市の告知を早めに確認することが重要です。
申請から交付までの流れ
- 渇水対策として発電機・ポンプの調達、送水管設置等を実施する(対象期間内)
- すべての支払いを終える
- 受領書・写真などの証拠書類を準備する
- 農林課農地林務班または各土地改良区へ申請する
- 審査を経て補助金を受け取る
よくある質問
個人の農業者でも申請できますか?
できません。行政区、農家組合、水利組合等の団体が対象です。個人での申請は想定されていません。
対応にあたった人の人件費は補助されますか?
されません。人件費は除外と明記されています。発電機・ポンプ等のリース料や燃料代、資材購入費が対象です。
支払いを終える前に申請しても大丈夫ですか?
対象外になる可能性が高いです。「全ての支払い終了後」に申請することが要件です。
