赤ちゃん連れの家族が、入口で引き返す。段差、狭い通路、おむつを替える場所がない。南魚沼市が手を打ったのが、この改装工事の補助金です。
対象は、市内の飲食店・宿泊施設。子育て環境整備工事、バリアフリー改装工事、いずれも経費の50%、上限50万円を補助します。
南魚沼市子育て応援店舗等改装工事補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 南魚沼市子育て応援店舗等改装工事補助金 |
| 対象業種 | 飲食店、宿泊施設 |
| 利用目的 | 子育て環境整備(キッズコーナー等)・バリアフリー改装 |
| 対象地域 | 新潟県南魚沼市(市内施工業者による施工が条件) |
| 従業員数 | 中小企業者等(対象施設の営業を2年以上行っていること) |
| 補助上限額 | 50万円 |
| 補助率 | 50%(1,000円未満切り捨て) |
| 申請受付 | 随時受付(締切日の明記なし。予算の範囲内) |
| 公式サイト | https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/docs/1118.html |

対象になる店、対象にならない店
対象は、飲食店・宿泊施設を営む中小企業者等。条件は次のとおりです。
- 対象施設の営業を2年以上行っていること
- 工事完了後も営業を継続すること
- 市税の滞納がないこと
- 暴力団関係者でないこと
一方、フランチャイズやチェーン店契約での営業は対象外です。開業したばかりの店も、営業2年未満なら対象になりません。
営業者と施設の所有者が違う場合は、所有者の同意が必要です。テナントで入っている店は、大家さんへの確認が先に来ます。
対象になる2種類の工事
対象工事は、次の2つです。どちらも市内施工業者による施工が条件です。
- 子育て環境整備工事:キッズコーナー、授乳スペース、おむつ交換台の設置
- バリアフリー改装工事:トイレの車椅子対応化、出入口の段差解消、手すり設置、廊下の拡幅
対象経費には下限があります。子育て環境整備工事は5万円以上、バリアフリー改装工事は10万円以上(いずれも税抜)。この下限を下回ると、対象外になります。
補助額のシミュレーション
いくらもらえるか計算する
補助率 50% / 上限 50万円
- 定食屋がおむつ交換台と授乳用の簡易ブースを設置。対象経費12万円 → 補助額6万円
- 温泉旅館がロビーの段差を解消し、手すりを設置。対象経費40万円 → 補助額20万円
- カフェが入口のスロープ化とトイレの車椅子対応をまとめて実施。対象経費110万円 → 補助額は上限の50万円
対象経費が100万円を超えたあたりから、補助額は上限50万円で頭打ちになります。複数の工事をまとめるほど、下限割れのリスクは下がり、上限には近づきやすくなります。
交付決定より前に着工すると対象外
この補助金でもっとも注意したいのが、着工のタイミングです。交付要綱には「補助金の交付決定後に、施工業者によって施工するもの」と定められています。つまり、交付決定より前に工事を始めると、対象外になります。
見積もりを取るところまでは進めてよいものの、契約・着工は交付決定通知が届いてから。工事日程が先に決まっているケースほど、ここでつまずきやすくなります。
申請から交付までの流れ
- 申請書類の提出:見積書(内訳明細書形式)、着工前の現況写真、工事箇所の図面・計画図面、市税滞納なし証明書、誓約書など
- 市による審査・現地調査
- 交付決定通知
- 工事の実施(市内施工業者による)
- 実績報告(完了から20日以内)
- 補助金額の確定・請求書提出・交付
営業者と所有者が異なる場合は、実施同意書も必要書類に加わります。
店舗改装系の補助金は、物件の契約や工事の日程が先に動いてしまい、交付決定前に着工してしまう失敗が起きやすいジャンルです。
問い合わせ窓口
- 商工観光課 商工振興班
- 電話:025-773-6665
- ファクス:025-773-6710
- 住所:新潟県南魚沼市六日町180番地1
よくある質問
開業してまだ1年の店でも申請できますか?
対象外です。対象施設の営業を2年以上行っていることが条件です。開業したばかりの店舗は、この補助金の対象になりません。
工事を先に発注してから申請することはできますか?
できません。交付要綱では「交付決定後に、施工業者によって施工するもの」が対象と定められています。交付決定通知を受け取る前の契約・着工は対象外です。
市外の業者に依頼した場合はどうなりますか?
対象外になります。対象工事は市内施工業者による施工が条件です。見積もりの段階から、市内業者かどうかを確認しておく必要があります。
