工場の機械にセンサーを付けて異変に早く気づく取組を、大垣市のIoT導入支援が費用の1/2(上限100万円)で後押しします。対象は市内の製造業だけで、事務用のパソコンやタブレットは対象外です。
大垣市 IoT導入支援の要点まとめ
正式名:IoT導入支援
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 製造業
- 利用目的
- IoT機器の導入によるデータ活用(監視・保守・制御・分析)
- 対象地域
- 岐阜県大垣市(市内の工場・事業所)
- 従業員数
- 中小企業基本法の中小企業者であること
いくら
- 補助上限額
- 100万円(1事業者あたり)
- 補助率
- 対象経費の1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 随時(予算額に到達次第終了)
- 事業の完了
- 完了後30日以内か2027年3月26日の早い日
- 公式サイト
- 大垣市「IoT導入支援」
うちの会社は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 小売業・サービス業など製造業でない
- ✕ 事務用PC・スマホ・タブレットだけ買う
- ✕ 発注や契約を済ませたあとで申請する
製造業は、日本標準産業分類の大分類E(製造業)に当たる事業のことです。
中小企業者は、中小企業基本法の定義です。製造業その他は、資本金3億円以下か従業員300人以下のどちらか一方を満たせば当たります。
導入は、単独の機械の自動化や工程内の生産管理ソフトだけでは足りません。集めたデータで監視、保守、制御、分析のどれかを行う必要があります。
いくら戻ってくる?
対象経費の半分です。消費税は除きます。上限の100万円に届くのは、対象経費が200万円以上のときです。
- 金属加工の工場が工作機械に振動センサーと通信機器とソフトを入れる:120万円 × 1/2 = 60万円
- 食品工場がラインにカメラと送受信装置を付けて通信工事も頼む:240万円 × 1/2 = 120万円 → 上限の100万円
- 他の補助金を50万円受ける場合の部品メーカー:(200万円 − 50万円) × 1/2 = 75万円
国や県などの補助金を受けるときは、その額を引いた金額が基準です。
何に使える?
対象にならないもの
- 事務処理用のパソコン、スマートフォン、タブレット端末
- 消費税・地方消費税の部分
- 市外の工場・事業所に入れる設備
- 通信工事やコンサルタント費だけの申請
対象になるもの
- センサー・カメラなどの機器、データ送受信装置、モニター用タブレットなどの表示機器
- 測定工具・検査工具
- 関連ソフトウェアの購入費
- システム導入のための電気通信工事の外注費
- 導入と活用を支援するコンサルタント費
通信工事とコンサルタント費は、センサーなどの機器費も対象にしたときだけ入ります。これらだけでは申請できません。
申請の流れ
- 見積書と事業計画をそろえる(事業者→業者。早めに)
- 交付申請書を出す(事業者→産業振興室。発注・契約の前に)
- 交付決定を待つ(大垣市→事業者。決定の前に事業を始めない)
- 機器を発注して導入する(事業者→業者)
- 実績報告書を出す(事業者→産業振興室。納品・作業・支払いが終わってから30日以内か2027年3月26日の早い日まで)
- 交付請求書を出して受け取る(事業者→産業振興室。補助金確定通知のあと)
交付決定とは、市が補助を認める通知のことです。これより前に実施した事業は対象外です。事業の内容を変えたり、やめたりするときは、先に市の承認が要ります。
収支を示す帳簿や領収書などは、事業の完了後5年間保存します。
必要な書類
準備できた 0 / 6
事業計画・収支予算書には、創業日、資本金、従業員数、導入する機器の名称と金額、ネットワークでつなぐ内容(監視・保守・制御・データ分析のどれか)、導入事例の公開への同意のチェックを書きます。誓約・同意書では、市税の納付状況の照会への同意や、補助金を受けたあとも事業を続けることなどを約束します。
実績報告のときは、実績報告書(第6号様式)、事業報告・収支決算書のほか、領収書などの写し、導入した設備が分かる写真、システム導入図を出します。これらの様式も市の案内ページにあります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 発注や契約が申請より先になった:機器の発注、外注の申込み、契約の前に申請する必要があります。見積もりだけなら問題ありません。
- 予算がなくなった:受付は随時ですが、予算額に届いた時点で終わります。締切日の記載がない分、早めの動きが要ります。
- 事務用の機器だけを買った:パソコンやタブレットだけの導入は対象外です。
- 実績報告が遅れた:完了後30日以内か2027年3月26日の、早い日が期限です。年度末に近い導入ほど注意が要ります。
よくある質問
小売業やサービス業でも申請できますか?
できません。対象は、市内に事業所を持つ製造業の中小企業者に限られます。製造業は、日本標準産業分類の大分類Eに当たる事業です。小売業やサービス業の事業者は、IoTを使う取組でも、この補助金の対象になりません。大垣市には別に企業DX支援事業補助金など、事業者向けの補助制度が並んでいるので、市の案内ページで確かめてください。
パソコンやタブレットは買えますか?
事務処理用のパソコン、スマートフォン、タブレット端末は対象外です。一方で、センサー・カメラなどの機器、Wi-Fi等のデータ送受信装置、モニタータブレット等の表示機器は、機械装置・部品として対象になります。データを集めて見せる現場の機器は入り、事務で使う端末は入らないという線引きです。機器の用途は、申請の前に産業振興室へ確かめると安心です。
通信工事やコンサルタント費だけでも申請できますか?
できません。電気通信工事の外注費とコンサルタント費は、機器等導入経費を使うことが条件です。センサーやカメラなどの機器、またはソフトウェアの購入が申請に含まれていれば、通信工事とコンサルタント費も対象経費に入ります。見積もりを取るときは、機器費と工事費、コンサルタント費を分けて書いてもらうと、申請書をまとめやすくなります。
個人事業主でも申請できますか?
公式ページに、個人事業主かどうかの明記はありません。条件は、市内に事業所を持つ製造業の中小企業者であることです。中小企業基本法の中小企業者には、個人で事業を営む人も含まれます。個人事業主が申請できるかは、製造業に当たるかも含めて、産業振興室に確かめてください。誓約・同意書の提出は、法人でも個人でも必要です。
発注した後に申請できますか?
できません。機器等の発注、外注の申込み、契約をする前に申請してください。交付決定の前に実施した事業は、補助の対象外になります。業者から先に発注をせかされても、申請が先です。見積書を取るだけなら問題ありません。申請書に付ける見積書の写しは、発注前の見積書で足ります。
国や県の補助金と一緒に使えますか?
補助対象経費から、国や県などの補助金を引いた額が基準になります。たとえば対象経費が200万円で、他の補助金が50万円なら、150万円の1/2で75万円が目安です。同じ経費に補助を二重に受ける形にはなりません。他の補助金を受ける予定があるときは、申請書に書く金額を産業振興室に相談すると、計算のずれを防げます。
導入事例の公開に同意する必要はありますか?
あります。大垣市のホームページや広報などで、導入事例を公開することへの同意が条件です。公式ページには、令和3年度・4年度・5年度・7年度の導入事例のPDFが載っています。自社の取組が載る前提で申請することになります。公開する内容の範囲は公式ページに書かれていないので、気になる場合は産業振興室に確かめてください。
受付はいつまでですか?
随時受付です。締切日は決まっていませんが、予算額に届いた時点で終わります。実績報告は、事業の完了後30日以内か2027年3月26日の、早い日が期限です。年度末までに導入を終える計画で、逆算して動くことになります。申請の時期は、予算の残りも含めて産業振興室に確かめると確実です。
市外の工場に入れる設備は対象になりますか?
対象になりません。市内の工場・事業所などに設備を導入するものが対象です。大垣市内に事業所を持っていても、市外の工場に入れるセンサーやカメラは補助されません。市内と市外に工場がある会社は、市内の工場に入れる分だけで申請します。経費を市内分と市外分に分けて、見積書に書いてもらってください。
実績報告のあと、補助金はいつ入りますか?
公式ページに、入金の時期は書かれていません。流れは、実績報告書の審査、補助金確定通知書の送付、交付請求書の提出、補助金の交付の順です。請求書は確定通知のあとに出します。資金の準備は、いったん全額を支払う前提で立てておくと安全です。入金までの日数は、産業振興室に確かめてください。
申請先と問い合わせ先はどこですか?
大垣市経済部の産業振興室(市役所6階)です。市役所の代表電話は0584-81-4111です。対象になる機器か、IoTの活用方法が条件に合うか、で迷ったときは、申請の前に相談してください。発注や契約の前に申請が必要なので、見積もりを取る段階で相談すると、書類のやり直しを防げます。
