大垣市のDX支援には、設備を入れる補助と、人を育てる補助があります。このDX人材育成支援は後者で、研修の受講料の半分(上限5万円)を市が持ちます。
気をつけるのは順番です。研修に申し込む前に、申請を済ませます。 申込のあとに出した申請は、補助の対象外です。
大垣市 DX人材育成支援の要点まとめ
正式名:DX人材育成支援(大垣市産業振興事業補助金)
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 全業種
- 利用目的
- DX・IT研修の受講料の負担軽減、人材育成
- 対象地域
- 岐阜県大垣市(市内に事業所がある事業者)
- 従業員数
- 公式ページに記載なし
いくら
- 補助上限額
- 5万円(1事業者あたり)
- 補助率
- 補助対象経費の1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 随時(予算額に到達次第終了)
- 事業の完了
- 完了後30日以内か2027年3月26日の早い日までに実績報告
- 公式サイト
- 大垣市「DX人材育成支援」
うちの会社は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
業種の制限はなく、従業員数の指定も公式ページにはありません。申請書類の誓約・同意書には、市が市税の課税や納付の状況を照会することへの同意の欄があります。補助金をもらったあとも事業を続けることも、誓約の項目です。暴力団などに将来にわたって当たらないことも誓います。申請が虚偽だと分かると、補助金の返還のほか、法人名や氏名が公表されることがあります。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 研修に申し込んだあとの申請
- ✕ 他社のオンライン講座
- ✕ 市内に事業所がない
いくら戻ってくる?
補助の計算に使うのは、消費税と地方消費税を除いた受講料です。それに1/2以内を掛けた額が補助されます。上限は1事業者あたり5万円です。
ソフトピアジャパンの研修ページは、受講料を税込で載せています。補助の計算では、税込の額を1.1で割って税抜にしてから半分にします。
- 税込11,000円の1日研修に社員1人:税抜10,000円 × 1/2 = 5,000円
- 税込15,400円の2日間研修に社員2人:税抜28,000円 × 1/2 = 14,000円
- 税込15,400円の研修に社員8人:税抜112,000円 × 1/2 = 56,000円 → 上限の5万円
上限の5万円に届くのは、税抜の受講料が合計10万円以上のときです。1人が1講座を受けるだけでは、届かないのがふつうです。
受講料から国や県などの補助金を差し引いた額が、計算のもとになります。「1/2以内」なので、実際の額は市の交付決定の通知で確かめます。
何に使える?
対象にならないもの
- 消費税と地方消費税にあたる額
- ソフトピアジャパン以外が開く研修
- 国や県などの補助金でまかなった部分
対象になるもの
- ソフトピアジャパンが開くDX・IT研修の受講料(税抜)
ソフトピアジャパンのサイトには、DX・IT研修のほかに、DXビジネス戦略研修、オーダーメイド実践研修、e-ラーニング研修もあります。市のページが対象にしているのは「DX・IT研修」です。ほかの種類が含まれるかどうかは、市の案内に書かれていません。申し込む前に、産業振興室へ聞いてください。
申請の流れ
- 受けたい研修を決める(事業者→ソフトピアジャパンの研修ページで日程と受講料を見る)
- 申請書類を出す(事業者→大垣市 産業振興室。研修の申込より前に)
- 交付決定の通知を待つ(大垣市→事業者。決定の前に実施した事業は対象外)
- 研修に申し込み、受講して受講料を払う(事業者→ソフトピアジャパン)
- 実績報告を出す(事業者→産業振興室。完了後30日以内か2027年3月26日の早い日まで)
- 額の確定通知を受け、請求書を出して受け取る(事業者→産業振興室)
市のページが求めるのは「研修の申込前に申請」です。流れを説明した資料には、「交付決定前に実施した事業は対象外」とあります。申込は交付決定の通知を受けてからにするのが確実です。
必要な書類
準備できた 0 / 5
実績報告では、実績報告書(第6号様式)と事業報告・収支決算書、領収書などを出します。請求では交付請求書(第8号様式)を使います。書式は、市の案内ページにあります。
経費の帳簿や書類は、事業の完了後5年間保存する必要があります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 申込のあとに申請した:研修に申し込んだあとの交付申請は、補助の対象外です。
- 対象外の研修を受けた:ソフトピアジャパン以外の研修は、受講料が対象になりません。
- 予算がなくなった:募集は随時ですが、予算額に到達すると終わります。
- 報告が遅れた:実績報告は、完了後30日以内か2027年3月26日の早い日までに出します。
- 無断で内容を変えた:事業の変更、中止、廃止をするときは、事前に市の承認が要ります。
併用と似た制度
大垣市の企業DX支援事業補助金は、3つのメニューに分かれています。DX人材育成支援、スマート経営アドバイザー派遣支援、IoT導入支援です。研修の受講料はこの制度で、IoTやロボット、AIを使った取組の経費は、IoT導入支援の担当です。設備を入れたい事業者は、別のページを見ます。
ソフトピアジャパンのサイトには、ぎふIT・ものづくり協議会の会員向けに、受講者1名につき1講座1万円の助成があるという案内もあります。受講料が1万円以上の講座だけが対象です。この助成と市の補助を両方使えるかは、市のページに書かれていません。市の補助は「国・県等の補助金を差し引いた額」が基準なので、先に産業振興室へ聞いておくと安心です。
よくある質問
他社のオンライン講座でも補助されますか?
対象外です。補助の対象は、公益財団法人ソフトピアジャパンが開催するDX・IT研修の受講料に限られます。民間のオンライン講座や、ほかの研修機関の講座の受講料は、この制度では補助されません。社内で受けさせたい研修が決まっているときは、先にソフトピアジャパンの研修一覧に同じテーマの講座があるかを確かめます。
研修を受けたあとに申請しても間に合いますか?
間に合いません。市のページには、研修の申込前に申請するよう書かれています。申込後の交付申請は、補助の対象外です。研修の日程が近いときでも、先に申し込むのは避けてください。申請書類をそろえて産業振興室に出し、交付決定の通知を受けてから申し込むのが確実です。書類の準備は研修選びと並行して進めます。
消費税の分も補助されますか?
補助されません。補助対象経費は、消費税と地方消費税にあたる額を除いた受講料です。ソフトピアジャパンの研修ページは受講料を税込で載せているため、計算するときは税抜に直します。たとえば税込15,400円の研修は、税抜で14,000円です。補助は最大でその半分の7,000円で、実際の額は交付決定の通知で確かめます。
上限の5万円に届くのはどんなときですか?
税抜の受講料が合計10万円以上のときです。1/2以内の補助なので、10万円の半分で5万円になります。税込15,400円の研修なら、税抜14,000円です。これを社員8人が受けると、合計112,000円で半分は56,000円となり、上限の5万円で止まります。税込15,400円の研修を1人が受けるだけでは、上限には届きません。
同じ年に何回も申請できますか?
公式ページに、申請の回数や社員の人数についての決まりは書かれていません。書かれているのは、限度額が1事業者あたり5万円ということです。複数の講座や複数の社員の分を、まとめて申請できるかは分かりません。受講を重ねる予定があるときは、申請の前に産業振興室へ、回数の扱いを聞いてください。
個人事業主でも申請できますか?
対象は、市内に事業所がある企業と事業者で、全業種です。個人事業主を除くという記載は、公式ページにありません。申請書には、団体名と代表者氏名を書く欄があります。個人事業主の場合の書き方で迷うときは、記入例の資料を見るか、産業振興室に聞いてください。誓約・同意書の内容も、申請の前に読んでおきます。
本社が市外で、市内に事業所がある場合はどうなりますか?
条件は「市内に事業所を有する企業者・事業者」です。本社の所在地が市内であることまでは、公式ページに書かれていません。市内の事業所の従業員が受講する場合に対象になるかどうかは、市の判断になります。公式に明記があるのはここまでです。該当しそうなときは、申請の前に産業振興室へ確かめてください。
申請はいつまでにすればよいですか?
募集は随時で、予算額に到達すると終わります。申請の締切日は、公式ページに書かれていません。年度の区切りとして書かれているのは、実績報告の期限です。完了後30日以内か2027年3月26日の早い日までに出します。研修の日程が決まったら、早めに申請を済ませておくのが安全です。
実績報告はいつまでにしますか?
事業の完了後30日以内、または2027年3月26日(金)のどちらか早い日までです。事業の完了とは、受講が終わり、受講料の支払いも済んだ時点です。年度末の3月に近い研修を受ける場合は、30日より先に3月26日が来ることがあります。領収書や受講の証明になる書類を、研修が終わったらすぐに保管しておきます。
国や県の補助金とは併用できますか?
併用の可否は書かれていませんが、計算の基準が決まっています。補助対象経費から国・県などの補助金を差し引いた額が基準です。同じ受講料に別の補助金が出ると、その分は市の補助の計算から外れます。二重に受け取ることはできません。別の助成を受ける予定があるときは、申請の前に産業振興室へ伝えてください。
研修の日程や受講料はどこで見られますか?
ソフトピアジャパンのDX・IT研修のサイトに、開催日、時間、受講料が載っています。受講料は税込の表示です。研修ごとに、申込の受付が終わっていたり、キャンセル待ちになっていたりします。補助の申請は、受けたい研修を決めてから出すので、日程と受講料は先に確かめておきます。研修の内容や申込は、ソフトピアジャパンに問い合わせます。
申請書類の書式はどこで手に入りますか?
大垣市の「DX人材育成支援」のページに、交付申請関係、実績報告関係、交付請求関係の書式がまとまっています。交付申請書(第1号様式)、事業計画・収支予算書、誓約・同意書(第2号様式)は、申請のときに使います。記入例を載せた「申請の流れ・記入例」のPDFもあります。代表者氏名には肩書と氏名を書くなど、記入のコツが添えられています。
問い合わせ先はどこですか?
補助金の申請先は、大垣市の産業振興室です。市役所の代表電話は0584-81-4111です。研修の内容や申込、キャンセルについては、ソフトピアジャパンのデジタル人材育成課(0584-77-1166、9時から17時)に聞きます。補助の対象になるかどうかで迷うときは、研修に申し込む前に産業振興室へ聞いておくと、申請のやり直しを避けられます。
