大分市周辺には石油化学コンビナートが集積しています。ここを次世代エネルギーの供給基地に変えていく——そんな構想に乗る形の実証事業を、大分県が後押しする補助金があります。
対象は水素などの次世代エネルギー・素材の供給基地化や、CO2の分離・回収・利活用・貯留技術の確立に取り組む事業です。フィジビリティスタディ(実現可能性の調査)は上限1,000万円、実証試験・研究開発は上限2,000万円まで補助されます。補助率は中小企業が対象経費の3分の2以内、大企業は2分の1以内です。受付は令和8年11月27日までとなっています。
グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金(県単独) |
| 対象業種 | 製造業ほか(温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度の特定事業所排出者等) |
| 利用目的 | 水素等次世代エネルギー・素材の供給基地化、CO2分離・回収・利活用・貯留技術の確立に向けたFS調査・実証試験・研究開発 |
| 対象地域 | 大分県内 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業・大企業の区分で補助率が変わる) |
| 補助上限額 | フィジビリティスタディ1,000万円、実証試験・研究開発2,000万円 |
| 補助率 | 中小企業3分の2以内、大企業2分の1以内 |
| 申請受付 | ~令和8年11月27日(金) |
| 公式サイト | 大分県「グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金」 |

この補助金で何ができるか
対象経費は人件費、委託費、謝金、旅費、役務費、使用料及び賃借料、外注費、消耗品費などです。土地取得費と消費税は補助対象外になります。設備投資そのものというより、供給基地化や技術確立に向けた調査・実証のフェーズを支える設計だと考えると整理しやすくなります。
自分の会社は対象になる?
対象になりやすいのは、大分コンビナート地域を中心に温室効果ガスを多く排出する製造業者です。環境省の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」の適用を受ける特定事業所排出者が主な対象になります。単発の省エネ設備の入れ替えというより、供給基地化・CO2利活用に関わる事業計画そのものを持っている事業者向けの制度という位置づけです。
申請でつまずきやすい順番の話
この補助金は事前相談が必須で、相談なしの申請は受け付けられません。公募要領を読んでいきなり書類を揃え始めると、相談の予約が締切に間に合わなくなることがあります。まず産業GX推進室に連絡を入れる、というのが最初の一手になります。
いつまでに動くか
受付期限は令和8年11月27日(金曜日)です。実証試験・研究開発の上限額はフィジビリティスタディの2倍(2,000万円)に設定されており、事業規模が大きくなりやすいため、社内の計画策定や見積取得に時間がかかる点も見込んで早めに動くという手があります。
よくある質問
補助率はどこで決まりますか?
中小企業か大企業かで変わります。中小企業は対象経費の3分の2以内、大企業は2分の1以内です。
土地の取得費は対象になりますか?
なりません。土地取得費と消費税は補助対象経費から除外されます。
事前相談はどこにすればよいですか?
大分県産業GX推進室(電話:097-506-3263・3268・3296・3271)です(お問い合わせください)。
