原油や飼料、資材の値上がりは、農業者・林業者・漁業者の経営を直接圧迫します。借入で資金繰りをつなぐにしても、金利の負担がそのままでは重くのしかかるのが実情です。
岡山市は、この負担を軽くするために2つの利子補給・利子助成を用意しています。1つは既存の「農業近代化資金」の利子補給を拡充するもの、もう1つは中東情勢に伴う原油価格・物価高騰の影響を受けた農林水産業者向けの緊急資金です。どちらも補助金として現金が支給されるのではなく、借入にかかる利子の一部を市が肩代わりする仕組みで、まず金融機関の窓口に相談することが入り口になります。
岡山市農林水産業者への資金繰り支援の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(農林水産業者。法人・個人事業主のどちらも対象) |
| 制度名 | 農林水産業者への資金繰り支援(農業近代化資金利子補給拡充・中東情勢に伴う原油価格・物価高騰等対策緊急資金) |
| 対象業種 | 農業・林業・水産業 |
| 利用目的 | 資金繰り支援(融資にかかる利子の補給・助成) |
| 対象地域 | 岡山県岡山市 |
| 従業員数 | 規定なし(法人・個人農業者を問わず対象) |
| 補助上限額 | 上限額の定めなし(利子補給率で決定。農業近代化資金の融資限度額は個人1,800万円以下・法人2億円以下) |
| 補助率 | 利子補給・利子助成いずれも上限1.3%以内(農業近代化資金は既存の上限1.0%以内に0.3%を上乗せ) |
| 申請受付 | 令和8年7月1日〜12月31日の間に対象融資の貸付を実行した分が対象 |
| 公式サイト | 岡山市「農林水産業者への資金繰り支援について」 |

農業近代化資金の利子補給拡充とは
対象は、令和8年7月1日から12月31日までの間に農業近代化資金の貸付を実行した一般農業者です(認定農業者等はこの拡充の対象外)。既存の利子補給率(上限1.0%以内)に0.3%を上乗せし、上限1.3%以内まで利子補給を受けられます。融資限度額は個人1,800万円以下、法人2億円以下です。
原油価格・物価高騰等対策緊急資金とは
こちらは、中東情勢による原油価格・物価高騰の直接的・間接的な影響を受けた農林水産業者が対象です。農林中央金庫が扱う緊急資金を借りた場合に、利子助成上限1.3%以内が受けられます。農業近代化資金と違い、対象を「一般農業者」に限定しない点が異なります。
申し込みは金融機関の窓口から
いずれも、市に直接申請してお金を受け取る制度ではありません。対象の融資を先に借りることが前提で、その利子の一部が後から補給・助成される形です。農業近代化資金は取引のある各金融機関、緊急資金は農林中央金庫の窓口に相談します。貸付実行日が令和8年7月1日から12月31日の間であることが条件で、この期間の外で実行された貸付は対象になりません。
利子補給・助成を受けるための具体的な申請書類や手続きは、公式ページに個別の記載がありません(岡山市農林水産課生産流通係へお問い合わせください)。
よくある質問
個人事業主の農業者でも対象になりますか?
対象になります。農業近代化資金の利子補給拡充は、認定農業者等を除く一般農業者が対象で、法人・個人を問いません。
すでに農業近代化資金を借りている場合、さかのぼって利子補給を受けられますか?
公式ページには、令和8年7月1日から12月31日までの間に貸付を実行した分が対象と記載されています。それより前に実行済みの貸付が対象になるかは、岡山市農林水産課生産流通係へご確認ください。
漁業者・林業者も対象になりますか?
中東情勢に伴う原油価格・物価高騰等対策緊急資金は、農林水産業者への影響を対象にしています。詳しい業種区分は岡山市農林水産課生産流通係へご確認ください。
