開業直後は、売上より先に返済が始まります。利子だけでも数万円が毎回出ていく人に、岡崎市は利子の一部を補給します。
対象は、日本政策金融公庫の指定融資を受けて創業した人、または開業5年未満の事業者です。支払った利子の45%、上限20万円が戻ってきます。市の「ウィズ認証」を取得していれば、補給率は60%に上がります。
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 岡崎市創業資金利子補給補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(創業者・開業5年未満の事業者) |
| 利用目的 | 創業時の融資にかかる利子負担の軽減 |
| 対象地域 | 愛知県岡崎市(市内に住所および主たる事業所があること) |
| 従業員数 | 規模要件の明記なし(開業5年未満の事業者であることが条件) |
| 補助上限額 | 20万円 |
| 補助率 | 支払利子の45%(「ウィズ認証」取得者は60%) |
| 申請受付 | 通年受付(融資実行後、2回目の利子支払日までに申請) |
| 公式サイト | https://www.city.okazaki.lg.jp/1400/1404/1415/p034319.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
対象になる融資は、日本政策金融公庫の6種類だけ
対象になる融資は、次の6つに限られます。
- 新企業育成貸付
- 一般貸付
- 生活衛生貸付
- 企業活力強化貸付
- マル経融資(小規模事業者経営改善資金)
- 挑戦支援資本強化特別貸付
対象者は2つの条件を両方満たす必要があります。新たに事業を始める人、または開業5年未満の事業者であること。そして岡崎市内に住所(法人は本店)と主たる事業所があることです。
補給率45%と60%を分けるのは「ウィズ認証」
補給率は、原則45%です。ただし、岡崎市多様な働き方推進事業者認証制度の「ウィズ認証」を取得している事業者は、補給率が60%に引き上がります。
補給の対象になるのは、遅滞なく返済した2回目から7回目までの利子、6回分です。車両購入資金の場合は、車検証交付日以後に初めて訪れる利子支払いから連続する6回分が対象になります。
補給額をシミュレーションする
補給額は「6回分の利子合計×45%(または60%)」で決まり、上限は20万円です。
たとえば、新企業育成貸付で500万円を借り、年利1.5%と仮定すると、半年分(6回分)の利子はおよそ3万7,500円です。ここに45%を掛けると1万6,875円。ウィズ認証を取得していれば60%で2万2,500円になります。
上限の20万円に届くには、6回分の利子合計が約44万円必要です(20万円÷45%)。借入額が大きいマル経融資や挑戦支援資本強化特別貸付では、現実的に届く水準です。開業直後の数万円は、仕入れやチラシ代に回せる金額です。
申請のタイミングと必要書類
申請の期限は、融資実行後、2回目の利子支払日までです。ここを過ぎると申請自体ができなくなります。
| タイミング | やること・必要書類 |
|---|---|
| 融資実行後すぐ | 貸付実行通知書(日本政策金融公庫作成)を受け取る |
| 2回目の利子支払日まで | 創業利子補助申請書、創業日を証明する書類(創業計画書・開業届等)、支払額明細書、市税完納証明書(原本)を商工労政課へ提出 |
| 車両購入資金の場合 | 車検証の写しもあわせて提出 |
| 許認可が必要な業種の場合 | 許認可証の写しも提出 |
自治体の創業・立地補助金には、「開業前から使える制度」と「開業後でないと使えない制度」があります。岡崎市のこの利子補給は融資実行が前提なので、実質的に開業後の制度です。他の自治体では開業前の創業予定者を対象に含む補助金もあり、この線引きを間違えると申請そのものができません。全国の自治体の創業・立地補助金に共通するこの"つまずきポイント"は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで整理しています。
自分の事業が対象になる補助金・助成金が他にもないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
対象融資の判断やウィズ認証の取得可否など、実務の進め方に迷う場合は専門家に相談するのも一つの手です。
よくある質問
民間銀行だけの創業融資でも対象になりますか?
要綱に記載があるのは日本政策金融公庫の6つの融資制度のみです。民間金融機関単独の融資が対象になるかは、要綱本文に明記がありません。 申請前に商工労政課へ確認することをおすすめします。
開業から何年まで申請できますか?
開業5年未満の事業者が対象です。新たに事業を始める人も対象に含まれます。5年を超えると、この制度自体の対象外になります。
2回目の利子支払日を過ぎてから気づいた場合はどうなりますか?
原則として対象外になります。申請期限は融資実行後、2回目の利子支払日までと定められているため、融資が実行された時点で早めに書類の準備を始めることをおすすめします。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補給率・上限額・対象融資・申請要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず岡崎市の公式ページおよび最新の交付要綱で内容をご確認ください。
出典:
