「うちの技術、他の会社の参考になるかもしれない」——そう思ったことのある大阪府のものづくり中小企業に向けた助成金です。令和5年度「ものづくりイノベーション支援助成金」は2023年4月28日で募集を終了しています。 新しい技術開発への取組を大阪府が「ものづくりイノベーション支援プロジェクト」として認定し、研究開発や設計・試作にかかる費用の一部を助成する制度でした。
対象は府内ものづくり中小企業で、DX等推進枠は上限200万円、基盤技術開発枠は上限150万円、補助率はいずれも2分の1以内です。
ものづくりイノベーション支援助成金(令和5年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | ものづくりイノベーション支援助成金 |
| 対象業種 | 製造業(ものづくり中小企業) |
| 利用目的 | 研究開発・実証、創業・第二創業 |
| 対象地域 | 大阪府内 |
| 従業員数 | 規定なし(府内ものづくり中小企業) |
| 補助上限額 | 200万円(DX等推進枠)、150万円(基盤技術開発枠) |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 令和5年度分は2023年2月28日~4月28日で終了 |
| 公式サイト | MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)「ものづくりイノベーション支援助成金」 |

「認定」を経てから助成される仕組み
この助成金の特徴は、助成金の申請の前に「ものづくりイノベーション支援プロジェクト」としての認定を受ける必要があった点です。単に費用を申請するのではなく、まず技術開発の内容が大阪府の基準に合致するかどうかを審査され、認定を受けた取組だけが助成の対象になりました。
認定の基準は「他の中小企業の参考になる、先端的・革新的な技術開発かどうか」でした。 単なる既存製品の改良ではなく、新規性のある技術開発であることを説明できるかが分かれ目だったと考えられます。
2つの枠の違い
- DX等推進枠(上限200万円): AI、IoT、ロボット、DX推進に関連する技術開発、またはDX推進に資するツールの導入を伴うもの
- 基盤技術開発枠(上限150万円): 新たな製品・技術を開発するもの全般
DX等推進枠の方が上限額が高く設定されており、大阪府がデジタル関連の技術開発を特に後押ししたい姿勢が見て取れます。
この制度を今後探す人へ
令和5年度分は終了していますが、大阪府はものづくり中小企業向けの技術開発支援を継続的に行っています。「ものづくりイノベーション支援プロジェクト」自体は今後も名称や内容を変えて実施される可能性があるため、大阪府ものづくり支援課、またはMOBIOのページを定期的にチェックしておくとよいでしょう。
- 自社の技術開発が「新規性」を説明できる内容かを整理しておく
- 研究開発・設計・試作にかかる費用の見積りを事前に用意しておく
- DX等推進枠・基盤技術開発枠のどちらに該当するかを判断しておく
よくある質問
Q. 令和5年度分にまだ申請できますか?
できません。2023年4月28日で締め切られています。次年度以降の実施有無は大阪府ものづくり支援課へ確認してください。
Q. 助成対象になるにはどんな審査がありましたか?
先端技術の開発・実装等、社会に大きな効果をもたらす技術開発、社会ニーズに対応する技術開発のいずれかに該当する必要がありました。
Q. DX等推進枠と基盤技術開発枠は両方申請できましたか?
公式ページには併願の可否について明記がありませんでした。次回募集時に窓口へ確認することをおすすめします。
