上限額は、守りたい相手で2倍変わります。シカ対策なら1人あたり10万円、イノシシ対策なら5万円です。どちらも資材購入費の1/2以内が前提で、業者に頼んだ工事費は対象に入りません。柵は自分で設置する決まりです。
塩谷町 野生鳥獣侵入防止柵設置費用補助の要点まとめ
正式名:野生鳥獣侵入防止柵等設置事業費補助金
だれが
- 申請者
- 町内に住所のある農業者(個人。共同設置も可)
- 対象業種
- 農業
- 利用目的
- シカ・イノシシの侵入を防ぐ柵の設置
- 対象地域
- 栃木県塩谷町
- 従業員数
- 規定なし(農業者個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 参加者1人あたり シカ10万円・イノシシ5万円
- 補助率
- 対象経費の1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 公式ページに受付期間の記載なし(予算の範囲内で交付)
うちの畑は対象になる?
次の条件にすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
10アールは1,000平方メートルです。要綱の言葉は「農地」で、畑か田かは区別されていません。共同で設置する場合は、参加者1人あたりの面積が10アール以上ある必要があります。
柵は、新しく設置するか、すでにある柵の全部を改修するときに対象です。次に当てはまると対象外です。
- ✕ 業者に設置を頼む
- ✕ 既設の柵の一部だけを直す
- ✕ 補助で設置済みの柵を改修する
最後の項目は、この補助金や他の補助制度で設置した柵が、改修の対象から除かれているためです。
いくら補助される?
資材購入費の1/2と、獣ごとの上限額を比べて、低いほうが補助額になります。1,000円未満は切り捨てです。
- シカ対策で資材費15万円:15万円 × 1/2 = 7.5万円(上限10万円に届かない)
- シカ対策で資材費30万円:30万円 × 1/2 = 15万円 → 上限の10万円
- イノシシ対策で資材費8万円:8万円 × 1/2 = 4万円(上限5万円に届かない)
- イノシシ対策で資材費14万円:14万円 × 1/2 = 7万円 → 上限の5万円
- シカ対策で資材費12万5千円:12万5千円 × 1/2 = 6万2,500円 → 切り捨てて6万2,000円
上限に届くのは、シカなら資材費20万円以上、イノシシなら10万円以上のときです。
上限は「事業参加者1人あたり」で定められています。共同で設置するときは、参加者の人数に応じて考えます。人数分の合計が上限になるかどうかは、公式ページに書かれていません。申請前に産業振興課へ確かめてください。
何に使える?
対象にならないもの
- 業者への設置工事費・人件費
- 資材以外の経費(公式ページに挙がっているのは資材購入費だけです)
対象になるもの
- 柵の資材購入費(電気柵・ネットなど)
- 侵入防止対策に必要な設備の購入費
要綱は、経費を「侵入防止柵等設置に必要な資材の購入に要する経費」と定めています。設置は申請者自身が行うことが条件なので、工事費は最初から想定されていません。
申請の流れ
- 産業振興課に相談する(農業者→塩谷町 産業振興課。農地の面積と対象の獣を伝える)
- 申請書類を出す(農業者→塩谷町。見積書の写しを添える。受付期間の記載がないので、早めに)
- 交付決定の通知を待つ(塩谷町→農業者。資材の購入や設置の時期は窓口で確認)
- 資材を買って、自分で柵を設置する(農業者)
- 実績報告書を出す(農業者→塩谷町。設置の写真と領収書の写しを添える)
- 額の確定の通知を受けて、交付請求書を出す(農業者→塩谷町。振込口座を書く)
申請書の添付は領収書でなく、見積書の写しです。領収書の写しを出すのは、交付決定の通知のあとの実績報告です。購入が申請の後になる流れとみられますが、購入や設置を始める時期が「町の判断の前か後か」は、公式ページにも要綱にも書かれていません。資材を買う前に窓口へ確認してください。先に買ってしまうと、対象にならない可能性があります。
必要な書類
準備できた 0 / 13
様式は町の案内ページに並んでいます。見積書は申請書に、写真と領収書は実績報告書に、指令書の写しは交付請求書に添える書類です。納付状況の同意書は、町税などを完納しているかを町が調べるための書類で、町税のほか介護保険料と後期高齢者医療保険料の納付状況も調査の対象に挙がっています。構成員名簿は共同設置を想定した様式とみられます。単独の場合に要るかは窓口で確かめてください。計画を変えるときの変更承認申請書と、各様式の記入例も同じページにあります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 町税などの滞納がある:町税等の完納が条件です。納付状況は、同意書をもとに町が確認します。
- 同じ年度にすでに受けている:公式ページは「1年度1申請」としています。できるだけ多くの人に使ってもらうための決まりです。
- 畑が10アールに足りない:共同設置でも、参加者1人あたり10アール以上が必要です。
- 自分で設置していない:設置を人に任せる形は、要綱の条件に合いません。
同じ年度に2回申請できない理由
公式ページには、1年度1申請とする理由が書かれています。補助金をできる限り多くの人に使ってもらうためです。予算の範囲内で交付する制度なので、1人が複数回使うと、ほかの人の分が減るという考え方です。
つまり、シカとイノシシの両方を対策したい場合も、申請は年度内に1回です。事業計画書には、柵を設置する農地を複数書ける欄があります。農地が複数ある人は、1回の申請にまとめて計画を組むことになります。
よくある質問
電気柵もネットも対象になりますか?
対象になります。公式ページは、電気柵やネットなどの資材購入費に助成すると書いています。要綱では「侵入防止柵及び侵入防止対策設備」の設置が対象で、資材の購入費が補助の対象経費です。対象にできる個々の品目の一覧は、公式ページにありません。申請書には見積書の写しを添えるので、見積書を用意して、産業振興課で品目が資材に当たるかを確認すると安心です。
業者に設置を頼んだ場合の工事費は出ますか?
出ません。対象経費は資材の購入費だけで、設置は申請者自身が行うことが事業の条件です。業者への工事費や人件費は、補助の計算に入りません。業者に頼むと、補助の条件そのものから外れるおそれがあります。自分で設置する前提で、資材の量と金額を見積もってください。作業の手間が心配なときは、共同で設置する方法も使えます。
畑が10アールに足りないと使えませんか?
単独で設置する場合は、柵を設置する農地が10アール以上ないと対象になりません。10アールは1,000平方メートルです。共同で設置する場合は、事業参加者1人あたりの面積が10アール以上であることが条件です。複数の畑を合わせて10アールになるかどうかは、公式ページに書かれていません。面積の数え方は、申請前に窓口で確かめてください。
シカとイノシシの上限額はどう違いますか?
シカを対象にする場合は事業参加者1人あたり10万円、イノシシを対象にする場合は5万円が上限です。どちらも対象経費の1/2以内の額と比べて、低いほうが補助額になります。資材費が20万円あればシカの上限に届き、イノシシは10万円で上限に届きます。両方の獣を対象にするときの上限の合算については、公式ページに記載がありません。
共同で柵を設置することはできますか?
できます。要綱は、単独または共同で設置を行う者を対象としています。共同の場合は、参加者1人あたりの農地面積が10アール以上であることが条件です。補助金の上限額も、事業参加者1人あたりで定められています。町の案内ページには構成員名簿の様式があるので、共同で進めるときはこの様式を使うとみられます。詳しい書き方は、記入例か窓口で確認してください。
古い柵を直す工事は対象になりますか?
既設の柵の「全部」を改修する場合は対象です。一部だけ直すのは対象になりません。また、この補助金や他の補助制度で設置した柵は、改修の対象から除かれています。自費で立てた古い柵を丸ごと作り直す、という場面が想定されます。どこまでが「全部の改修」に当たるかは、現場の状況で判断が分かれるので、計画の段階で産業振興課に相談してください。
毎年申請できますか?
同じ年度に補助を受けられるのは1回だけです。公式ページが「1年度1申請」としています。年度をまたいだ回数の制限は、公式ページと要綱には書かれていません。ただし、すでに補助で設置した柵は改修の対象から除かれるため、同じ柵への繰り返しの補助は想定されていません。翌年度の申請を考えるときは、事前に窓口で確かめてください。
申請はいつまでにすればよいですか?
公式ページには、受付期間や締切日の記載がありません。要綱は「予算の範囲内において交付する」と定めています。このため、予算がなくなれば受付が終わる可能性があります。柵を設置したい時期から逆算して、早めに産業振興課へ連絡するのが安全です。電話は0287-45-2211です。受付の状況は、窓口で直接確かめてください。
農業者とはどんな人を指しますか?
公式ページと要綱には、農業者の細かい定義が書かれていません。対象は「町内に住所を有する農業者」とだけ示されています。販売を目的とする農家に限るのか、自家用の畑でもよいのかは、確認できませんでした。自家消費が中心の畑で申請したい場合は、あらかじめ産業振興課に事情を伝えて、対象になるかを確かめてください。
補助金の端数はどう扱われますか?
補助額に1,000円未満の端数が出たときは、切り捨てになります。たとえば資材費が12万5千円なら、1/2は6万2,500円ですが、補助額は6万2,000円です。切り捨てられた500円は自己負担になります。上限額に当たる場合は端数が出ません。見積もりの段階で、補助率と上限を当てはめて、自己負担がいくらになるかを計算しておくと資金計画が立てやすくなります。
町外に住所がある人でも、町内の畑なら使えますか?
使えません。対象は「町内に住所を有する農業者」で、住所が町内にあることが条件です。畑が町内にあっても、住所が町外なら対象になりません。町税などを完納していることも条件で、納付状況は同意書をもとに町が確認します。住所の扱いに迷う事情がある場合は、申請前に産業振興課へ問い合わせてください。
問い合わせ先はどこですか?
塩谷町の産業振興課です。電話は0287-45-2211で、住所は栃木県塩谷郡塩谷町大字玉生955番地3です。対象になるか、資材の購入時期、共同設置の書き方、受付の状況など、公式ページで確認できなかった点はここで確かめます。庁舎の開庁時間は平日8時30分から17時15分です。様式と記入例は、町の案内ページから取れます。
