中小水力発電所を建設する計画があるが、地元住民の理解を得るための環境教育施設や広報活動にも費用がかかる。この「地域との共生」を後押しする制度が「水力発電の導入加速化補助金(初期調査等支援事業のうち水力発電の地域における共生促進等を図る事業)」です。令和4年度二次公募分は2022年11月28日で募集を終了しています。 補助率1/2以内・上限2,500万円の制度でした。
この補助金は一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が実施団体で、電気・ガス・熱供給・水道業を中心とした水力発電事業者を対象としていました。中小水力発電所の建設が周辺地域の理解と共存のもとで進むよう、環境教育施設の整備や地域活動への支援を目的とした制度です。
水力発電の導入加速化補助金(地域共生・R4二次公募)の要点まとめ
正式名:令和4年度 水力発電の導入加速化補助金(初期調査等支援事業のうち水力発電の地域における共生促進等を図る事業)二次公募
だれが
- 申請者
- 事業者(法人。中小水力発電を実施予定の事業者)
- 対象業種
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 利用目的
- 創業・第二創業、まちづくり・地域振興、設備投資
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 上限2,500万円
- 補助率
- 1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(〜2022年11月28日)

「事業性評価」との違いに注意
新エネルギー財団は水力発電関連の補助金を複数実施しており、似た名前の制度が並んでいるため取り違えやすい状況があります。
- 地域における共生促進等を図る事業(本記事):環境教育施設の整備、地元向けの理解促進活動など地域とのコミュニケーションが対象
- 事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業(別制度):発電量の見込み・採算性などの技術的な事業性調査が対象
同じ「水力発電の導入加速化補助金」という枠組みの中に、目的の異なる複数の事業区分が存在します。 申請を検討する際は、自社の取組が「地域共生」なのか「事業性評価」なのかを明確にしてから、該当する公募要領を確認する必要があります。
今から申請できますか?
できません。二次公募分は2022年11月28日で締め切られています。新エネルギー財団はこの枠組みの補助金を年度ごとに継続実施しているため、以降の年度でも同種の公募が確認されています。
次回公募に備えてできること
- 地域住民向けの理解促進活動の実績を整理しておく:説明会の開催実績、環境教育施設の構想などをまとめておきます
- 発電所建設のスケジュールと連動させる:地域共生の取組は建設前の早い段階から評価対象になりやすい傾向があります
- 新エネルギー財団のホームページを定期的に確認する:次年度以降の公募開始時期を早めに把握できます
よくある質問
今から申請できますか?
できません。2022年11月28日で締め切られています。後継の年度分は新エネルギー財団のホームページで確認してください。
「地域共生」と「事業性評価」、どちらの制度を確認すればいいですか?
環境教育施設の整備や地元理解を得る活動なら地域共生の制度、発電量・採算性の調査なら事業性評価の制度です。取組の内容で判断してください。
