研究開発なら150万円、AI・IoT導入の試験導入や大学連携なら100万円。栃木県産業振興センターが、宇都宮市など県内5市4町の中小企業を対象に助成します。補助率は2/3以内です。
中小企業高度化・事業創出助成事業助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(中小企業基本法第2条第1項に規定する中小企業者。業種ごとに資本金・従業員数の上限があり、どちらか一方を満たせば該当。みなし大企業は除く) |
| 制度名 | 中小企業高度化・事業創出助成事業助成金 |
| 対象業種 | 業種指定なし |
| 利用目的 | 研究開発・技術開発(研究開発/AI・IoTソリューション試験導入/大学等連携型経営課題解決/起業家との共同事業化の4区分) |
| 対象地域 | 高度技術産学連携地域(宇都宮市・鹿沼市・日光市・真岡市・下野市・上三川町・芳賀町・壬生町・高根沢町)に主たる事務所または事業所があること |
| 従業員数 | 中小企業基本法に定める中小企業者の範囲内 |
| 補助上限額 | 研究開発助成事業:150万円以内/AI・IoTソリューション試験導入助成事業・大学等との連携型経営課題解決助成事業・起業家との共同事業化助成事業:各100万円以内 |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 令和8年6月11日〜7月31日17時(必着) |
| 公式サイト | 栃木県産業振興センター「中小企業高度化・事業創出助成事業助成金」 |

対象地域は県内5市4町に限られる
この助成金は栃木県内どこでも使えるわけではありません。 対象は「高度技術産学連携地域」と呼ばれる5市4町(宇都宮市・鹿沼市・日光市・真岡市・下野市・上三川町・芳賀町・壬生町・高根沢町)に主たる事務所または事業所を置く中小企業者に限られます。エリア外の事業者は対象外です。
4つの助成事業、内容と金額の違い
助成金は4つの区分に分かれています。それぞれ対象事業と経費区分が異なります。
| 区分 | 対象事業 | 上限額・補助率 |
|---|---|---|
| I 研究開発助成事業 | 創造的な技術・製品の研究開発、ソフトウェアの研究開発など | 150万円以内・2/3以内 |
| II AI・IoTソリューション試験導入助成事業 | AI・IoTソリューションの事業現場への試験導入と検証 | 100万円以内・2/3以内 |
| III 大学等との連携型経営課題解決助成事業 | 大学等と連携した実証実験による経営課題解決 | 100万円以内・2/3以内 |
| IV 起業家(学生・スタートアップ)との共同事業化助成事業 | 起業家発案の新商品アイデアの試作・実証 | 100万円以内・2/3以内 |
対象経費は機械装置・工具器具費、消耗品・原材料費、外注加工・委託費、技術指導受入費などです。ソフトウェア研究開発に限り、直接人件費も対象になります(助成金総額の40%が上限)。
助成額のシミュレーション
例えば「研究開発助成事業」で、機械装置の借用費60万円、外注加工費40万円、技術指導受入費20万円、合計120万円の事業を行う場合、2/3にあたる80万円が助成対象になります。上限の150万円に届かせるには、対象経費が225万円程度必要です。
「AI・IoTソリューション試験導入助成事業」は、機械装置の借用や、AI・IoTのクラウドサービス利用料などが対象です。ただしパソコン・プリンター・オフィスソフト・生成AIの有償版など汎用性の高いものは対象外なので、見積段階で対象経費かどうか事務局に確認しておくと安心です。
交付決定日より前の契約は対象外
交付決定日(10月上旬予定)より前に発注・契約したものは、助成の対象になりません。 応募を検討する段階で、産業振興センターへの事前相談が案内されています。見積取得までにとどめ、契約は交付決定後まで待つことが必要です。
よくある質問
対象地域外の企業でも申請できますか?
できません。対象は高度技術産学連携地域(宇都宮市・鹿沼市・日光市・真岡市・下野市・上三川町・芳賀町・壬生町・高根沢町)に主たる事務所・事業所を有する中小企業者に限られます。
4つの区分は同時に申請できますか?
公募要領では区分ごとに対象事業・対象経費が明確に分かれています。自社の取組がどの区分に該当するか、事前相談で確認したうえで申請するのが安全です。
他の補助金と併用できますか?
できません。公募要領には「他の補助金等の助成を受けている事業は、助成対象外となります」と明記されています。
