パート従業員にITパスポートを受験させたら、その受験料は補助対象になるのか——雇用形態で線を引く補助金は多いですが、この制度は違います。宇都宮市のITパスポート取得支援補助金は、正社員だけでなくパートタイム労働者やアルバイト、技能実習生の受験料も対象にしています。
補助率は受験料の2分の1、ただし従業員1人・受験1回あたりの補助限度額は3,750円と、金額としては小さめです。それでも複数人・複数回受験させる企業にとっては、積み重なると無視できない金額になります。
宇都宮市ITパスポート取得支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 宇都宮市ITパスポート取得支援補助金 |
| 対象業種 | 指定なし(中小企業) |
| 利用目的 | 人材確保・雇用、DX・IT導入(従業員のITパスポート受験料補助) |
| 対象地域 | 宇都宮市内に本社または支店・事業所を有する事業者 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業であること。雇用保険法の適用を受けていること) |
| 補助上限額 | 従業員1人・受験1回あたり3,750円 |
| 補助率 | 受験料の1/2 |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年2月26日 |
| 公式サイト | 宇都宮市「ITパスポート取得支援補助金」 |

アルバイト従業員の受験料も対象になるのか
なります。対象従業員は「宇都宮市内に勤務する正社員、契約社員、出向者、パートタイム労働者、アルバイト、技能実習生等」と幅広く定義されています。対象外になるのは日雇い労働者と派遣社員の2種類だけです。雇用形態を理由に「うちのパートは対象外だろう」と諦める前に、この線引きを確認してください。
対象になる/ならないの線引き
| 対象になる | 対象にならない |
|---|---|
| 正社員・契約社員・出向者・パートタイム労働者・アルバイト・技能実習生 | 日雇い労働者・派遣社員 |
| 市内に本社または支店・事業所を有する中小企業 | 市外にのみ拠点がある企業、風俗営業等を行う企業、暴力団と関係のある企業 |
派遣社員が対象外なのは、受験料を実際に負担するのが派遣元企業なのか派遣先企業なのか判然としにくいという事情が関係していると考えられます。派遣社員のITスキル向上を支援したい場合は、派遣元企業側の制度を確認する必要があります。
よく誤解されるポイント:「補助率1/2」だけを見ると実際の受給額を見誤る
ITパスポートの受験料は本来7,500円程度ですが、補助率1/2だけで計算すると約3,750円という数字が「たまたま」一致するため、混同されがちです。実際には、受験料の1/2という補助率と、従業員1人・受験1回あたり3,750円という上限額の両方が定められています。受験料が値上がりして1/2の金額が3,750円を超えた場合でも、補助されるのは3,750円までです。
承認までの重要なタイミングと必要書類
- 対象企業要件の確認。中小企業であること、市内に本社または支店・事業所を有すること、雇用保険法の適用があること、市税に滞納がないことなどを確認します。
- 従業員のITパスポート受験・受験料の支払い。
- 交付申請(宇都宮市電子申請共通システムから申請・請求フォームで手続き)。交付申請書、実績報告書、従業員確認書類、試験結果レポート、支払証明書などが必要です。
- 申請受付は令和8年4月1日〜令和9年2月26日。
令和6年度・令和7年度と毎年実施されており、令和8年度も4月1日から2月26日まで受付という同じパターンです。年度ごとに申請が必要な制度のため、複数年度にわたって従業員に受験させる場合は、年度ごとに申請することを忘れないでください。
よくある質問
不合格だった場合も補助対象になりますか?
公式ページには「試験結果レポート」の提出が求められており、合否についての明記はありませんが、一般的にこうした資格取得支援補助金は合格を条件とすることが多いため、宇都宮市商工振興課労政グループ(028-632-2444)に確認することをおすすめします。
同じ従業員が複数回受験した場合、それぞれ補助されますか?
補助限度額は「従業員1人・受験1回あたり3,750円」とされているため、複数回受験した場合はそれぞれの回について申請できると考えられます。年度内の申請回数の上限は担当課にご確認ください。
個人事業主自身の受験料も対象になりますか?
公式ページでは「対象従業員」という表現が使われており、事業主本人が対象に含まれるかは明記されていません。詳細は商工振興課にご確認ください。
