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【東京都】最大60万円!外国商標出願費用助成事業の申請のコツ

この補助金の募集は終了しています(申請締切: 2026年9月25日)次回の公募が行われる場合があります。最新の募集状況は必ず公式サイト・公募要領でご確認ください。

海外で商標を出願する費用は、東京都から助成してもらえるのか。東京都中小企業振興公社の外国商標出願費用助成事業なら、対象経費の1/2以内(上限60万円)が助成されます。令和8年度の募集は、第1回(4月22日〜5月14日)も第2回(9月2日〜9月25日)も終わっています。

次の募集に備えるうえで外せないのは、出願の発注から支払までを、助成対象期間の中で終えていることです。対象期間より前に1つでも済ませた経費は、助成されません。

外国商標出願費用助成事業の要点まとめ

正式名:外国商標出願費用助成事業(令和8年度)

だれが

申請者
事業者(都内の中小企業者・団体・一般社団/財団法人)
対象業種
指定なし(識別力のある商標を海外で活用する事業者)
利用目的
知的財産(外国への商標出願費用)
対象地域
東京都内(登記簿上の本店・支店が都内)
従業員数
中小企業者の範囲(業種ごとに資本金・従業員数の基準あり)

いくら

補助上限額
60万円(1年度1社1出願)
補助率
1/2以内

いつ・どこへ

申請受付
第1回 4/22〜5/14、第2回 9/2〜9/25(17時締切、受付終了)
事業の完了
令和9年9月30日まで(対象期間は令和8年4月1日から)

うちの会社は対象になる?

次の6つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。

当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6

中小企業者とは、業種ごとに資本金と従業員数の上限が決まっている事業者です。製造業・建設業・運輸業などは資本金3億円以下か従業員300人以下、卸売業は1億円以下か100人以下、小売業は5,000万円以下か50人以下です。サービス業(旅館業を除く)は5,000万円以下か100人以下、旅館業は5,000万円以下か200人以下です。大企業が実質的に経営に加わっている会社は、中小企業者に入りません。

個人事業者は、登記ではなく、税務署に出した開業届で、納税地や主たる事業所が都内にあることを示します。開業から1年未満でも、都内で創業して実際に事業をしていれば申請できます。

次のどれかに当たると対象外です。

  • ✕ 大企業が実質的に経営に参画している
  • ✕ 医療法人・学校法人・宗教法人
  • ✕ 日本国内への出願だけ
  • ✕ 令和8年3月以前に発注か支払を済ませた

国内への出願は、この助成の対象になりません。募集要項には、区市で助成を設けているところがあるので、所在地の産業課や商工課に確認するよう書かれています。

いくら助成される?

助成対象経費の1/2以内で、上限は60万円です。助成対象経費には消費税が含まれないため、請求書の税込額ではなく税抜で数えます。

  • 税抜80万円の出願費用:80万円 × 1/2 = 40万円
  • 税抜120万円の出願費用:120万円 × 1/2 = 60万円(上限に届く)
  • 税抜200万円の出願費用:200万円 × 1/2 = 100万円 → 上限の60万円

上限に届くのは、助成対象経費が120万円以上のときです。確定額は、実際に使った助成対象経費の1/2と交付決定の助成予定額のうち、低いほうです。千円未満は切り捨てになります。

助成金は一括の後払いで、出願を終え、完了検査を受けたあとに振り込まれます。

何に使える?

対象にならないものを先に見ます。この助成は、出願するところまでの費用が対象で、出願後の費用は含みません。

対象にならないもの

  • 出願後の費用(中間手続の費用、登録料など)
  • 手続の期限を延ばすための費用
  • 国内消費税
  • 国内向けの振込手数料と、振込先負担の手数料
  • 自社の親会社や子会社、関連会社との取引
  • 現金・手形・小切手での支払
  • 日本国内への出願

対象になるもの

  • 外国出願手数料(直接出願した国や機関への手数料、国際出願の指定国分)
  • 代理人費用(国内の弁理士費用と現地代理人費用)
  • 翻訳料
  • 先行商標調査の委託料(その外国出願に係ることが明らかなもの)
  • 通信費、運送料、海外送金の手数料

マドリッド協定議定書による国際出願のように、出願手数料に登録料が含まれ、出願時に払うものは対象になります。出願が終わってから発生する登録料は対象外です。

よく誤解されるポイント

取り違えやすい線は、次の4つです。

  • 1年度1社1出願です:出願国は何か国でも構いませんが、商標は1つだけです。商品・役務区分ごとの出願や、現地の言葉に置き換えた類似商標を合わせて出す場合は、1つの商標と数えます。
  • 出願が終わっていても、対象期間に収まれば対象です:交付決定の時点で出願が済んでいる場合も、令和8年4月1日以降に発注から支払まで終えていれば対象になりえます。実績報告の期限も、その場合は完了後15日以内に限りません。
  • 出願人に申請者が入っている必要があります:申請前に別名義で出願していた場合は、名義変更などの手続が要ります。
  • 特許・意匠は別の助成です:同じ公社が外国特許、外国実用新案、外国意匠の出願費用の助成を別に実施しています。

東京都内で商標の侵害対策や、特許の調査費用を支援する別の制度もあります。

【東京都】最大500万円!海外商標対策支援助成の申請のコツ

あわせて読みたい【東京都】上限100万円!特許調査費用助成金の申請のコツ東京都の事業者が対象です。販路開拓・展示会が対象で、上限は100万円。通年で受け付けています。申請できる人の範囲と、必要な書類を確認できます。約8分で読めます

申請の流れ

申請は、国の電子申請システムjGrantsと、紙の書類の郵送の両方が必要です。どちらかだけでは受け付けられません。

  1. GビズIDプライムを取る(事業者→デジタル庁。申請の2〜3週間前までに)
  2. 申請書を書く(事業者。公社のページから様式を取り、日本語で書く)
  3. jGrantsで交付申請する(事業者→公社。募集期間内の17時まで)
  4. 紙の書類を3部、記録が残る方法で送る(事業者→東京都知的財産総合センター。簡易書留やレターパックなど)
  5. 審査を受け、交付決定を受ける(公社→事業者。書類審査が原則)
  6. 出願を終え、完了後15日以内に実績報告を出す(事業者→公社)
  7. 完了検査のあとに請求する(確定通知を受けて、請求書と印鑑証明書を出す)

持参、普通郵便、FAX、メールでの提出は受け付けられません。送付物の表には「外国商標出願費用助成金申請書類在中」と書きます。

必要な書類

準備できた 0 / 9

役所公社の案内ページ
自分法務局
自分手元の控え
役所都税事務所
役所区市町村
自分自社で用意
自分調査会社・自社

履歴事項全部証明書は会社だけ、開業届出書の写しは個人事業者だけが出します。履歴事項全部証明書は、提出日から3か月以内の原本です。納税証明書は、会社は法人事業税と法人都民税、個人は個人事業税のものを、都税事務所で取ります。個人事業者は、代表者の住民税の納税証明書も区市町村で取ります。個人事業税が課税されない人は、税務署の所得税の納税証明書(その1)を出します。確定申告書は直近2期分で、創業2年未満なら1期分で足ります。

先行商標の調査資料は、調査を外部に頼んだ場合は調査報告書、自分で調べた場合はその資料の写しです。共同出願なら、権利の持分と費用の負担割合を書いた契約書も要ります。マイナンバーが載った書類は受け取ってもらえないので、黒塗りにして出します。中小企業団体や一般社団・財団法人は、定款、名簿、総会の議事録の写しも出します。交付申請書には、要件を確かめる申請前確認書が付き、印鑑登録済みの実印を押します。

もらえなくなるのはどんなとき?

  • 対象期間の外で支払った:令和8年4月1日から令和9年9月30日までに、発注(契約)、実施、支払のすべてを終えた経費だけが対象です。
  • 外国への出願が確認できない:助成対象期間内に、助成事業者が出願人になる外国出願の完了が確認できないと、交付されません。
  • 決まった方法以外で払った:助成事業者名義の口座からの振込が原則です。クレジットカードは、事業者名義で一定の条件を満たす場合に限ります。
  • 申請書にない変更をした:商標の変更や、区分・出願国の追加はできません。区分や出願国を減らすのは、変更に含まれません。
  • 書類の修正依頼に応えなかった:公社が示す期限を過ぎたり、回答がなかったりすると、審査に通らないことがあります。

申請後に要件を満たさなくなった場合は、助成が打ち切られることがあります。

併用と来年度

同じ商標を対象に、特許庁や自治体、JETROなど他の公的機関の助成へ重ねて申し込むこと自体はできます。ただし、同じ商標・同じ区分・同じ出願国で両方に採択されたときは、どちらかを辞退します。

令和9年度以降の募集については、公式ページに記載がありません。公社のページと、東京都知的財産総合センターへの確認が確実です。

よくある質問

助成されるのは出願のどの費用までですか?

出願の手続に伴う費用までです。外国出願手数料、国内の弁理士費用と現地代理人費用、翻訳料、先行商標調査の委託料、海外送金の手数料などが入ります。出願が終わったあとの中間手続の費用や登録料は、対象外です。マドリッド協定議定書による国際出願のように、出願時に登録料を払う場合は対象になります。

複数の国に出願しても助成されますか?

複数の国への出願でも対象です。ただし助成額は、すべての国の費用を合わせた助成対象経費の1/2以内で、上限は60万円です。1年度1社1出願の決まりは、商標が1つという意味で、出願国の数は問いません。国が多くなるほど費用がふくらむので、上限の60万円に届く経費の目安は、助成対象経費の合計が120万円です。

複数のブランド名を同時に出願したいときはどうなりますか?

助成の対象は、1年度につき1社1商標です。複数のブランド名を出願するなら、助成を受ける商標を1つに決めます。商品・役務の区分ごとに出願が必要な場合や、現地の言葉に置き換えた類似商標を合わせて出す場合は、1つの商標と数えるので、1つのブランドの周辺は同時に対象になります。

国内で登録済みの商標でないと申請できませんか?

募集要項に、国内で登録済みであることを条件とする記載はありません。審査では、先行商標調査の結果をもとに、商標の登録可能性が見られます。国内の登録状況が審査にどう影響するかは、公式ページに記載がないので、申請の前に東京都知的財産総合センターの無料相談で確かめるのが確実です。

出願が終わったあとで申請できますか?

出願の発注、実施、支払のすべてが令和8年4月1日以降に終わっていれば、交付決定の前に出願が済んでいても対象になりえます。令和8年3月31日以前に発注、実施、支払のいずれかを済ませた経費は対象外です。また、申請者が出願人に含まれていなければ、名義変更などの手続が要ります。

弁理士に申請を頼めますか?

出願の代理人が、助成金の申請を代わりに行うことはできません。jGrantsの代理申請機能を使えるのは、行政書士などの第三者で、助成の対象経費に関わる外注先の事業者は引き受けられません。申請の確認と提出、交付決定後の連絡や検査は、申請者本人が行います。弁理士事務所の方が公社との連絡や検査に対応することも、控えるよう求められています。

助成金はいつ振り込まれますか?

一括の後払いです。出願を終えて実績報告書を出し、公社の職員による完了検査を受けたあとに、助成金の額が確定します。確定通知を受けたら、請求書と印鑑証明書を出し、請求書の提出後に指定の口座へ振り込まれます。前払いや分割払いには対応していません。出願の費用は、いったん自社で全額を払う必要があります。

支払いにクレジットカードを使えますか?

次の条件をすべて満たす場合に限り、使えます。助成事業者名義のカードであること、月ごとの利用明細で決済が確認できること、引き落としが助成対象期間内に終わり通帳で確認できること、毎回の支払額を一定にして返していく支払方法ではないことです。代表者個人名義のカードは対象外です。対象期間の終わり近い支払いは、振込がすすめられています。

他の助成金と重ねて申請できますか?

同じ商標を対象に、特許庁、自治体、JETROなど他の公的機関の助成へ重ねて申請することはできます。ただし、同じ商標・同じ区分・同じ出願国で両方に採択されたときは、一方を辞退します。公社が行う他の助成金には、同じ内容で併願できません。国や自治体などの助成を重ねる場合は、申請書に他の助成の状況を正しく書き、どちらを受けるかを早めに決めておくと、辞退の手続で慌てずに済みます。

去年も助成を受けた場合、今年も申請できますか?

前の年度とは、商標、出願国、区分のどれか1つでも違えば、申請できます。前の年度と同じ商標、同じ区分、同じ出願国の組み合わせは申請できません。また、前に公社の助成を受けた方は、決まった期間の活用状況報告書を出し終えていることが条件です。未提出があると、その報告期間の満了後の翌年度の3月31日まで申請できません。

申請の相談はどこにできますか?

東京都知的財産総合センターです。電話は03-3832-3656、受付は平日の9時から17時(12月29日から1月3日を除く)です。申請の前に、助成の内容や申請書類の確認を無料で相談できます。相談はホームページから予約します。助成の申請の有無に関わらず、知的財産全般の無料相談も受け付けています。

外国商標出願費用助成事業(令和8年度)について、専門家に相談する

対象になるか、いくら出るか、いつまでに何を用意するか。 申請の可否で迷ったら、補助金を扱う専門家に確認するのが確実です。相談は無料です。

この補助金の専門家に相談する

免責事項: 本記事の内容は2026年10月時点で確認できた情報にもとづきます。申請前に必ず東京都中小企業振興公社の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)

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この記事を書いた人
まっさん。|元経営者
補助金で会社を立て直した元経営者

補助金で会社を立て直した元経営者。資金繰りに悩んだ末に補助金を活用して事業を再建した経験から、中小企業・個人事業主が“本当に使える補助金”とその活かし方を発信しています。掲載内容は公募要領などの一次情報をもとに整理しています。

この補助金のタグ#特許・商標(知的財産)

本記事は情報提供を目的としており、補助金の採択・交付を保証するものではありません。 補助上限額・補助率・締切等の内容は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず 公式サイト・最新の公募要領をご確認ください。

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