「石油を使わない製品を作りたい」だけでは、対象になるかどうかの判断がつきません。この助成金の対象は、石油の使用量を「削減」「代替」「再利用」のいずれかに貢献する製品・サービスの開発・改良です。逆に言えば、石油と無関係な一般的な新商品開発は対象になりません。
「非石油由来製品等開発支援事業」は、公益財団法人東京都中小企業振興公社と東京都が実施する助成金です。石油供給不足という課題に対応する製品・サービスの開発・改良を後押しします。
非石油由来製品等開発支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 非石油由来製品等開発支援事業 |
| 対象業種 | 指定なし(都内中小企業者) |
| 利用目的 | 石油の削減・代替・再利用に貢献する製品・サービスの開発・改良 |
| 対象地域 | 東京都内 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金・従業員数のいずれかの基準を満たすこと) |
| 補助上限額 | 2,000万円 |
| 補助率 | 助成対象経費の5分の4以内 |
| 申請受付 | 事前エントリー:令和8年7月31日~10月9日16時/電子申請:7月31日~10月9日17時 |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「非石油由来製品等開発支援事業」 |

対象になる開発・ならない開発
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる | 石油や石油由来エネルギーの使用量削減、代替素材・代替エネルギーへの切り替え、廃材・副産物の再利用に貢献する製品・サービスの開発・改良 |
| 対象にならない | 石油の削減・代替・再利用のいずれにも該当しない一般的な新製品開発( ) |
「削減」「代替」「再利用」という3つの切り口のどれか1つに、自社の開発計画が当てはまるかを最初に確認しておくと、事業計画書の骨組みが作りやすくなります。
申請前に押さえておくタイミング
事前エントリーと電子申請は同じ期間(7月31日~10月9日)に設定されていますが、締切時刻が1時間ずれています(事前エントリーは16時、電子申請は17時)。事前エントリーを済ませていないと電子申請に進めない仕組みになっているため、締切直前ではなく余裕を持ってエントリーを済ませておく必要があります。
よく誤解されるポイント
「石油供給不足対策」という名前から、燃料の備蓄や代替エネルギーの導入設備だけが対象と誤解されがちですが、対象範囲はもう少し広く、製品そのものの開発・改良(例えば石油由来のプラスチック部材を植物由来素材に置き換えた新製品など)も含まれます。自社の取組みが「石油の使用をどう減らすか」という切り口で説明できれば、製造業以外の業種でも対象になり得ます。
よくある質問
個人事業主でも申請できますか?
申請できます。対象は都内中小企業者で、法人・個人事業主のどちらも含まれます。
対象経費に上限はありますか?
助成限度額は2,000万円、助成率は対象経費の5分の4以内です。経費区分ごとの詳細な上限は公式ページの募集要項でご確認ください。
GビズIDは必要ですか?
必要です。申請はJグランツ(国の電子申請システム)で行うため、事前にGビズIDプライムアカウントを取得しておく必要があります。
