喫煙室を作るか、全面禁煙にするか。この判断は工事費に直結します。令和7年度・事業環境変化に対応した経営基盤強化事業(受動喫煙防止対策支援コース)は、2025年9月12日で募集を終了しました。上限400万円です。
この記事は「受動喫煙防止対策助成金の内容と申請のコツ」で扱っている制度の、令和7年度分にあたります。名称は年度によって変わりますが、中身は同じ受動喫煙防止対策支援コースです。
事業環境変化に対応した経営基盤強化事業(受動喫煙防止対策支援コース・令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(都内の中小飲食店・宿泊施設) |
| 制度名 | 【令和7年度】事業環境変化に対応した経営基盤強化事業(受動喫煙防止対策支援コース)助成金 |
| 対象業種 | 飲食店・宿泊施設 |
| 利用目的 | 脱炭素・省エネ |
| 対象地域 | 東京都 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 400万円(喫煙室等の設置)/150万円(分煙設備の撤去・全面禁煙化) |
| 補助率 | 原則2/3。客席面積100㎡以下の中小飲食店は9/10 |
| 申請受付 | 2025年4月14日〜9月12日(終了) |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「受動喫煙防止対策支援コース」 |

東京都は国より厳しい条例を持っています
なぜ東京都はここまで工事費を助成するのか。東京都独自の受動喫煙防止条例が、国の健康増進法よりも規制対象を広く取っているからです。従業員を雇う飲食店は、原則として店内禁煙にするか、法律の基準を満たす喫煙室を設ける義務があります。この設備投資の負担を軽くするのが、この助成金の役割です。
小さな店ほど手厚い補助率
助成の中身は2種類。喫煙専用室などを新設する場合は上限400万円、逆に分煙設備を撤去して全面禁煙にする場合は上限150万円です。補助率は原則2/3ですが、客席面積100㎡以下の中小飲食店は9/10まで引き上がります。小規模な店舗ほど自己負担が軽くなる設計です。
たとえば工事費300万円の喫煙室設置なら、通常の補助率2/3で200万円。客席面積100㎡以下なら9/10が適用され、270万円まで助成される計算です。自己負担は30万円まで下がります。
令和8年度も同じ枠組みで動いています
令和7年度分は終了していますが、令和8年度も「受動喫煙防止対策支援コース」として9月11日締切で募集されています(予算上限に達し次第、締切前に終了する可能性があります)。年度によって制度名の表記が変わることがありますが、中身は同じコースです。
次回募集に備えてやっておくこと
- 客席面積を測り、100㎡以下の優遇補助率が使えるか確認する
- 喫煙室設置と全面禁煙化、どちらの選択肢がコスト面で有利か工事業者に相談する
- 東京都中小企業振興公社の公式ページで次回募集の予算状況を確認する
よくある質問
令和7年度分にまだ申請できますか?
できません。2025年9月12日で受付を終了しています。令和8年度も同じ枠組みで実施されているため、次回の告知を確認してください。
客席面積が100㎡を超える店舗は対象外ですか?
対象外ではありません。補助率が原則の2/3になるだけで、100㎡を超えていても申請自体は可能です。
全面禁煙にする場合と喫煙室を作る場合、どちらがお得ですか?
上限額は喫煙室設置(400万円)のほうが高く設定されています。ただし工事費自体は全面禁煙化のほうが安く済むことが多いため、実際の自己負担額で比較する必要があります。
