海外の学会や国際団体は、開催地を選ぶ際に「環境への配慮」を審査項目に入れることが増えています。使い捨て資材を減らす、会場までの移動手段に配慮するといった取組が求められる場面です。東京都・東京観光財団の「環境配慮型MICE開催資金助成事業」は、環境配慮の取組そのものを開催計画に組み込むことを条件にした助成メニューです。
環境配慮型MICE開催資金助成事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・団体(資金管理可能かつ国内に拠点がある企業・団体) |
| 制度名 | 環境配慮型MICE開催資金助成事業 |
| 対象業種 | 指定なし(MICE開催予定の企業・団体) |
| 利用目的 | MICE開催支援(環境配慮の取組) |
| 対象地域 | 都内施設での開催 |
| 従業員数 | 規定なし(国内に拠点があること) |
| 補助上限額 | 700万円または対象経費の10分の10(全額)のいずれか低い額 |
| 補助率 | 対象経費の全額(上限700万円まで) |
| 申請受付 | 3回の審査分あり。第1回:令和8年4月30日/第2回:6月30日/第3回:9月30日 |
| 公式サイト | 東京観光財団「環境配慮型MICE開催資金助成」 |

対象になる会議・イベントの条件
- 都内施設でリアル形式またはハイブリッド形式での開催
- 環境配慮実施計画を策定していること
- 現地参加者50人以上(海外20人以上、3か国以上)
- 日本語以外の言語でのプログラム実施
- 1日以上開催(1日4時間以上)
対象経費は「区分1」と「区分2」から選んで申請する
助成対象の経費は、区分1の14項目、区分2の項目からあわせて3つ以上の取組を選んで申請する仕組みです。どんな取組でも対象になるわけではなく、事前に定められた区分の中から3つ以上を組み合わせる必要があります。 何を選ぶかで申請書の書き方が変わるため、区分の一覧は必ず公式ページの募集要領で確認してください。
よくある質問
環境配慮の取組は1つだけでも申請できますか?
公式ページによれば、区分1・区分2からあわせて3つ以上の取組を選ぶことが必要です。1つだけでは要件を満たしません。
次世代型MICE開催資金助成と両方の条件を満たす場合、どちらに申請すべきですか?
制度上は別メニューです。開催計画の軸足が先端テクノロジーの活用にあるか、環境配慮の取組にあるかで、どちらに申請するかを判断することになります。迷う場合は東京観光財団へ相談してください。
700万円の上限に達しない小規模な会議でも申請できますか?
現地参加者50人以上などの規模要件を満たせば申請できます。助成額は対象経費に応じて決まり、上限700万円は「それ以上は出ない」という天井です。
