省エネ設備を入れたいが、何から手をつければいいか分からない。東京都の「ゼロエミッション実現に向けた経営推進支援事業」は、この段階から伴走してくれる制度です。
いきなり助成金の申請から入るのではなく、公社のマネージャーが最長2年6か月、無料で脱炭素の戦略づくりを一緒に進めるのが特徴です。そのうえで、実際に設備を入れる段階になったら、最大1,500万円の助成金に進めます。
ゼロエミッション実現に向けた経営推進支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | ゼロエミッション実現に向けた経営推進支援事業(東京都) |
| 対象業種 | 業種不問(都内中小企業) |
| 利用目的 | 脱炭素・省エネ設備の導入 |
| 対象地域 | 東京都内 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者に該当すること(業種ごとに資本金または従業員数の上限が決まっており、製造業その他は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下。どちらか一方を満たせば該当します) |
| 補助上限額 | 最大1,500万円(ハンズオン支援を受けた企業向け) |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年度のハンズオン支援・準備支援を受付中(助成金の申請時期は公式ページに記載なし。事前相談が必要) |
| 公式サイト | 東京都中小企業振興公社「ゼロエミッション実現に向けた経営推進支援事業」 |

3段階で進む支援の流れ
この制度は「準備支援(省エネ診断)」→「ハンズオン支援(伴走型支援)」→「助成金」という3段階で組まれています。助成金だけを単独で申請することはできません。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 準備支援 | 自社の省エネ状況を診断してもらう |
| ハンズオン支援 | 公社マネージャー・専門家と脱炭素の戦略・ロードマップを策定(最長2年6か月・無料) |
| 助成金 | 策定した戦略にもとづき、省エネ設備の導入等にかかる経費の一部を助成(上限1,500万円) |
例えば、工場の照明をLEDに切り替え、空調を高効率型に更新する計画を立てたとします。設備費が2,000万円なら、補助率2分の1で1,000万円が助成されます。人材育成費や取組のPR費用も対象に含まれるため、設備だけでなく、社内への浸透にかかる費用も一緒に計画に組み込めます。
対象になる経費
助成金の対象は、省エネ設備等の導入費用に加えて、脱炭素の取組を社内外に広めるための経費や、担当者の人材育成にかかる経費です。設備だけでなく人材育成費まで対象に含まれるため、「設備は入れたが使いこなせない」という状態を防ぐ計画が立てやすくなっています。
よくある質問
いきなり助成金だけ申請できますか?
できません。この制度は準備支援・ハンズオン支援を経て、公社マネージャーと一緒に策定した戦略・ロードマップにもとづいて助成金を申請する仕組みです。まず事前相談から始めてください。
ハンズオン支援は本当に無料ですか?
はい。最長2年6か月間、公社マネージャーと各分野の専門家による伴走支援を無料で受けられます。
助成金の申請期間はいつですか?
公式ページには具体的な申請期間の記載がありません。ハンズオン支援の進捗にあわせて案内されるため、経営戦略課へお問い合わせください。
