豊田市は、セーフティネット2号・4号の認定を受けた融資と、県の災害対応資金(環災)の信用保証料を補助しています。保証料とは、信用保証協会に保証してもらうために借りる側が払う費用のことです。補助率は75%以内で、1回の上限は50万円です。
見落としやすいのは締切です。申請は融資実行日を含めて14日以内で、土日も日数に入ります。
豊田市 SN2・4号関連融資の保証料補助の要点まとめ
正式名:市内中小企業・小規模事業者資金繰り支援制度(SN2・4号関連融資、環災)
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 業種の指定なし
- 利用目的
- SN2・4号認定関連融資と環災の信用保証料の負担軽減
- 対象地域
- 愛知県豊田市
- 従業員数
- 中小企業者等が対象(人数の上限は記載なし)
いくら
- 補助上限額
- 50万円(1回の申請につき)
- 補助率
- 一括納付した信用保証料の75%以内(1,000円未満切捨て)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 融資実行日を含めて14日以内に提出(土日も数える)
自分の融資は対象になる?
セーフティネット保証とは、取引先や災害の影響で売上が落ちた中小企業の借入を、信用保証協会が保証する国の仕組みです。2号は、生産縮小や店舗閉鎖をした取引先との取引で売上が減った事業者が対象です。4号は、指定を受けた自然災害の影響で売上が減った事業者が対象です。どちらも、原則として最近1か月の売上が前年同月より20%以上減り、その後の3か月も20%以上の減少が見込まれることが要件です。使うには、本店の所在地の市町村長の認定が要ります。 環災は、愛知県の制度融資「経済環境適応資金」のうち、災害対応資金のことです。
次の6つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 6
法人は、本店の所在地が住所です。指定の金融機関は、三菱UFJ銀行、大垣共立銀行、三井住友銀行、岡崎信用金庫、十六銀行、碧海信用金庫、三十三銀行、百五銀行、あいち銀行、豊田信用金庫、名古屋銀行、瀬戸信用金庫の12行です。このほか、暴力団員やその関係者でないことも条件です。
次に当たると対象外です。
- ✕ 認定を受けていない通常の融資
- ✕ 保証料を分割で払う
- ✕ 既往債務の返済猶予の保証料
認定のない融資のうち「小規模企業等振興資金」「豊田市商工業者事業資金」には、同じ市の「中小企業者資金繰り支援制度」が別にあります。公式ページの一覧には、創業者向け・事業承継向けの保証料補助も並んでいます。
いくら戻ってくる?
補助額は、一括で払った保証料のうち借換でない部分の75%以内です。1,000円未満は切り捨てます。上限の50万円に届くのは、借換でない部分の保証料が約66万7千円以上のときです。
- 保証料が40万円:40万円 × 75% = 30万円
- 保証料が42万円:42万円 × 75% = 31.5万円
- 保証料が80万円:80万円 × 75% = 60万円 → 上限の50万円
借換がある融資は、先に借換でない部分の割合を出します。融資額が4,000万円で、うち333.3万円が借換、保証料が80万円の場合です。
- 借換でない割合:(4,000万円 - 333.3万円)÷ 4,000万円 = 91.6%(小数点第2位以下は切り捨て)
- 補助の対象になる保証料:80万円 × 91.6% = 73万2,800円
- 補助額:73万2,800円 × 75% = 54万9,000円 → 上限の50万円
保証料の額は、借りる額や期間で変わります。実際の額は、信用保証書の写しで確かめられます。
申請の流れ
- 認定を受けて、対象の融資を申し込む(事業者→市の窓口と指定の金融機関)
- 融資の実行を受け、保証料を一括で払う(事業者→金融機関)
- 書類をそろえる(事業者。申請書の確認欄は金融機関が記入)
- 融資実行日を含めて14日以内に出す(事業者→産業振興課 事業支援担当)
- 交付決定の通知を受け、請求書を出す(事業者→産業振興課)
認定は、中小企業庁の案内では本店の所在地の市町村の商工担当課等の窓口で受けます。豊田市の窓口と書類は、公式ページに書かれていません。融資を申し込む前に、産業振興課へ電話で確かめるのが確実です。14日の数え方は、融資実行日を1日目とし、土日などの閉庁日も含みます。申請書には期限の日付を書く欄があります。提出は、取扱金融機関が代行することもできます。
必要な書類
準備できた 0 / 7
申請書はSN2号・SN4号・環災で様式が分かれています。支払の証明は、融資取引計算書、預金取引履歴照会票、振込書などです。借換えをしているときは、約定利息を含まない元金が分かる書類も要ります。役員名簿は法人の場合の書類です。登記簿謄本には「最近3か月以内に発行」「環災借入時のみ」の備考が付いています。
チェックシートには、市税を滞納していないことと、市が市税の収納状況を確かめることに同意する誓約欄があります。振込先を書く請求書は、申請書と同じファイルに入っています。どの書類が自分に要るかは、チェックシートで確かめてください。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 14日を過ぎた:融資実行日から数えて14日以内に届かなければ、申請の期限を過ぎます。
- 認定のない融資だった:対象はSN2・4号の認定関連融資と環災だけです。
- 繰上償還をした:保証期日より早く完済して保証料の一部が戻ると、戻った額をもとに補助額を計算し直します。すでに受け取った分との差額は返します。
- 市外で使う資金だった:対象融資の資金は市内で運用する必要があります。
- 書類にうその記載があった:決定の取消しや、受け取った補助金の返還の対象になります。
- 暴力団員等に当たると分かった:役員や使用人が暴力団員等に当たる、または関係があると分かったときも、取消しや返還の対象です。
いつまでに借りた融資が対象?
補助の根拠になる交付要綱は、令和9年3月31日で効力を失います。ただし、同日までに借りた融資は、その後も補助の対象です。同日より後に借りる融資の扱いは、公式ページに書かれていません。
よくある質問
セーフティネットの認定がない融資でも対象になりますか?
対象になりません。対象はセーフティネット2号・4号の認定関連融資と、県の経済環境適応資金 災害対応資金(環災)の2種類です。認定を受けずに借りた通常の運転資金は、この補助の外にあります。県の「小規模企業等振興資金」や市の「商工業者事業資金」には、別に「中小企業者資金繰り支援制度」があります。どちらの融資を借りるのかを先に決め、金融機関と産業振興課に伝えておくと安心です。
申請はいつまでにすればよいですか?
融資の実行日を含めて14日以内に、書類が届くように出します。市の申請書の記入欄に「融資資金借入日を含め14日以内」とあり、記入例には「土日等閉庁日含む」と書かれています。実行日が1日目なので、閉庁日をはさむと窓口が開いている日数はさらに少なくなります。書類は融資の前から準備しておけます。数え方で迷う場合は、産業振興課 事業支援担当(0565-34-6642)に早めに電話で確かめてください。
補助率と上限額はいくらですか?
補助率は、一括で払った信用保証料の75%以内です。1,000円未満は切り捨てます。1回の申請で受け取れる上限は50万円です。たとえば保証料が80万円なら、75%で60万円になりますが、上限があるため補助は50万円です。借換でない部分の保証料が約66万7千円を超えると、上限に当たります。
保証料を分割で払った場合はどうなりますか?
公式ページの申込み条件は、信用保証料を一括で支払っていることです。分割で払う方法を選ぶと、この条件に当たらなくなるおそれがあります。保証料の払い方は、融資の申込みのときに金融機関と決める事項です。分割払いが選べるかも含めて、申込みの前に金融機関の窓口で確かめ、そのうえで補助を使えるかを産業振興課へ聞くと確実です。
繰上償還をすると補助金は返すのですか?
返す場合があります。保証期日より早く完済して、信用保証料の一部が戻ってきたときが当たります。戻った額をもとに補助金額を計算し直し、すでに交付を受けた額との差額を返す仕組みです。自己資金での繰上償還も同じ扱いと、公式ページに書かれています。早めに返済する予定があるなら、補助を受けたあとの返還額を、事前に産業振興課へ確認しておくと安心です。
本店が市外で、豊田市に事業所がある場合は対象ですか?
条件は、市内に住所と事業所の両方があることです。法人の住所は本店の所在地なので、本店が市外の法人は、住所の条件に当たりません。支店や工場だけが市内にある場合の扱いは、公式ページに説明がありません。該当しそうなときは、申請の前に産業振興課へ個別に問い合わせて、対象になるかを確かめてください。
市税を滞納していても申請できますか?
申請できません。豊田市税の滞納がないことが、申込み条件に入っています。申請時には、市が市税の収納状況を確かめることへの同意も求められます。ほかに、愛知県信用保証協会の保証対象であること、指定の金融機関から借りていること、融資の資金を市内で使うこと、暴力団やその関係者でないことも条件です。滞納がある場合は、先に納付を済ませたうえで、融資の実行日から14日以内に間に合うかを確かめてください。
必要な書類は何ですか?
必要書類チェックシート、申請書兼実績報告書、保証料を一括で払ったことが分かる書類の写し(融資取引計算書、預金取引履歴照会票、振込書など)、信用保証書の写し、金融機関への委任状などです。法人は役員名簿も出します。借換えをしているときは、元金が分かる書類が加わります。SN2号・SN4号・環災で申請書の様式が違うので、融資の種類に合う様式を市の案内ページから選んでください。
借換えのときも申請できますか?
申請はできますが、借換えにあたる部分の保証料は補助の対象外です。融資額から借換資金の額を引いた割合(小数点第2位以下は切り捨て)を、保証料にかけて補助の対象額を出します。借換えの額は、約定利息を含まない元金で数え、千円未満を切り捨てます。借換えの証明書類も出します。計算の例は「いくら戻ってくる?」にあります。
申請書はどこで手に入りますか?
豊田市の公式ページから、Word形式でダウンロードできます。SN2号用、SN4号用、環災用の3種類があり、令和8年4月1日からの様式です。記入例も同じページに載っています。ほかにチェックシート、役員名簿、金融機関への委任状の様式もあります。融資の種類に合う様式を選び、チェックシートで抜けがないかを確認してから出してください。
金融機関に出してもらうことはできますか?
できます。申請の提出は、取扱金融機関が代行できます。代行する金融機関は、保証料の支払いを確認していることなどの条件を満たす必要があります。申請書には、保証料を払ったことを金融機関が確認する欄もあります。金融機関以外の人が代行するときは、申請者からの委任を受けたことが分かる書面を出します。どの金融機関が代行してくれるかは、融資を申し込むときに聞いておくと安心です。
申請の相談はどこにすればよいですか?
豊田市役所 産業部 産業振興課 事業支援担当(電話0565-34-6642)です。書類の提出先も同じ窓口です。受付時間は、市役所の代表窓口で平日の午前9時から午後4時と案内されています。14日という期限が短いので、融資を申し込む前の段階で、対象になるかと必要な書類を電話で確認しておくと、書類の出し遅れを防げます。
