固定資産税が最大3年間ゼロになる。さらに雇用1人あたり15万円が上乗せされる。つくばみらい市の「企業立地促進優遇制度」は、この2つを組み合わせた制度です。制度の期限は令和9年3月31日。新・増設を検討しているなら、期限から逆算して動く必要があります。

対象になる3つの類型

対象になるのは、市内に事務所・事業所を新・増設した法人等で、次の3類型のいずれかに当てはまる場合です。

  1. 自社で事業を営み、従業者数を10人以上増加させる法人等
  2. 賃貸目的で、入居する法人等の従業者数を20人以上増加させる法人等
  3. 福岡工業団地など、公共団体が造成した工業団地内に立地する場合

既存の事業所を取得した場合も対象に含まれます。人数要件は自社雇用か賃貸かで倍近く違います。自社雇用なら10人、賃貸経由なら20人が分岐点です。

固定資産税・都市計画税がいくら安くなるか

対象になると、新・増設部分の家屋・土地(敷地部分)・償却資産にかかる固定資産税と都市計画税が、一定期間免除されます。

  • 免除期間は原則3年間
  • 令和4年4月1日以降に取得した資産は2年間

免除対象は「新・増設した部分」に限られます。既存部分の税額は変わりません。従業者数が新増設前の水準を下回った年は、その年の免除が対象外になります。人員を維持できるかどうかが、免除を受け続けられるかの条件です。

雇用促進奨励金は1人15万円、上限300万円

固定資産税等の特例対象になった事業所は、雇用促進奨励金も申請できます。

項目内容
奨励金額新規雇用者1人につき15万円
上限額300万円(20人分で到達)
対象者要件雇用保険被保険者かつ市内に1年以上住民票がある人
雇用期間要件1年以上の継続雇用
申請受付期間事業開始から1年経過後、最初の4月1日〜11月30日
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20人を新規雇用すれば上限の300万円に到達します。10人なら150万円。雇用計画の人数がそのまま奨励金額に直結する仕組みです。

申請の流れと注意点

制度の利用は、次の順で進みます。

  1. 事務所・事業所の新・増設を計画する
  2. 従業者数の要件(10人または20人)を満たす計画に組み立てる
  3. 事業を開始する
  4. 固定資産税・都市計画税の特例適用を受ける
  5. 事業開始から1年経過後、雇用促進奨励金を申請する(4月1日〜11月30日)

固定資産税の特例は取得・新増設の事実にもとづく制度のため、事前の認定申請より先に、まず要件を満たす計画になっているかの確認が重要です。申請窓口はみらい創生課です。

よくある質問

従業者を10人増やせなければ、対象外になりますか?

自社雇用型は10人、賃貸型は20人が基準です。基準に届かない場合は、この制度の対象になりません。 ただし工業団地内への立地であれば、人数要件を満たさなくても対象になります。

雇用促進奨励金だけを単独で申請できますか?

対象になるのは、固定資産税・都市計画税の特例措置を受けた事業所です。特例の適用が前提条件のため、単独申請はできません。

既存の建物を購入して事業所にした場合も対象になりますか?

対象になります。新築・増築だけでなく、既存事業所の取得も対象と明記されています。従業者数の要件は新築・増築の場合と同様に確認してください。

固定資産税の免除期間の判定や、雇用促進奨励金と国の助成金との併用可否など、実務で迷いやすい点はGRANTOS公式LINEの登録者限定ページで、自治体の創業・立地系補助金に共通する論点とあわせて紹介しています。

この補助金の概要(早見表)

検索項目内容
申請者事業者(法人・個人事業主)
制度名つくばみらい市 企業立地促進優遇制度
対象業種業種指定なし(事務所・事業所を新増設する事業者)
利用目的企業立地、固定資産税等の負担軽減、雇用促進
対象地域茨城県つくばみらい市
従業員数自社雇用型は10人以上増、賃貸型は20人以上増(工業団地内は人数要件なし)
補助上限額雇用促進奨励金:300万円(固定資産税・都市計画税は免除額に上限なし)
補助率固定資産税・都市計画税を2〜3年免除/雇用促進奨励金は1人15万円
申請受付制度適用期限:令和9年3月31日まで(雇用促進奨励金は事業開始1年後の4月1日〜11月30日)
公式サイトhttps://www.city.tsukubamirai.lg.jp/business/kigyou/page000780.html
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※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。

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対象類型の判定や雇用計画の立て方に迷う場合は、専門家に相談するのも一つの手です。

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免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。免除期間・奨励金額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ずつくばみらい市の公式ページおよび最新の案内で内容をご確認ください。

出典: