この助成金は、申請するだけでは受け取れません。その前に「女性活躍推進企業」として市の認証を受けていることが条件になっています。男性の育休取得を後押しする制度なのに、なぜ女性活躍の認証が前提なのか。理由は、この助成金が女性が働きやすい職場づくりの一環として設計されているためです。男性が育休を取りやすい職場は、女性の昇進や継続就業のハードルも下がる、という考え方です。
事業者と男性従業員本人の両方に助成金が出る、珍しい二重支給の制度でもあります。
宇部市女性応援イクメン奨励助成金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者・個人のどちらも(事業者と対象の男性従業員の両方が申請者) |
| 制度名 | 宇部市女性応援イクメン奨励助成金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(女性活躍推進企業に認証された従業員300人以下の事業所) |
| 利用目的 | 男性従業員の育児休業取得の促進 |
| 対象地域 | 山口県宇部市 |
| 従業員数 | 300人以下(女性活躍推進企業認証の対象規模) |
| 補助上限額 | 事業者分10万円・男性従業員分30万円(4回まで申請可、上限額に達するまで) |
| 補助率 | 定額(育休取得日数に応じた区分額) |
| 申請受付 | 通年(育休取得前に申請が必要。公式ページに締切の記載なし) |
| 公式サイト | 宇部市女性応援ポータルサイト「令和8年度 女性応援イクメン奨励助成金」 |

対象になる3つの前提条件
- 事業者が「女性活躍推進企業」に認証されていること(従業員300人以下)
- 対象の男性従業員が「宇部イクメンの会」に登録されていること
- 育児休業の取得日数が7日以上であること
女性活躍推進企業の認証を受けていない事業者は、そもそも申請の土台に乗りません。認証制度自体は無料ですが、審査には一定の時間がかかるため、育休取得の予定が決まった時点で早めに認証申請を進めておく必要があります。
助成額は取得日数で3段階に分かれる
| 区分 | 取得期間 | 事業者 | 男性従業員 |
|---|---|---|---|
| 短期 | 7日〜13日 | 30,000円 | 30,000円 |
| 中期 | 14日〜29日 | 50,000円 | 50,000円 |
| 長期 | 30日以上 | 100,000円 | 100,000円×月数 |
長期区分は月数に応じて男性従業員側の額が増えていく仕組みです。ただし上限は事業者分10万円、男性従業員分30万円で頭打ちになります。長期の育休を複数回に分けて申請しても、この上限を超えることはありません。
申請するタイミングに注意
公式ページには「育休取得前に申請してください」という記載があります。育休が始まってから慌てて申請すると、対象外になる可能性があります。取得予定が固まった段階で、女性活躍推進企業の認証状況とイクメンの会への登録状況をあわせて確認しておくのが安全です。
同じ「女性活躍推進企業」の認証を前提にした助成金には、女性の職場環境改善に使う「女性職場環境改善助成金」もあります。男性の育休取得と女性の職場環境整備、どちらを先に進めるかで使う制度が変わります。
よくある質問
女性活躍推進企業の認証はどこで受けられますか?
宇部市の人権・男女共同参画推進課(0836-34-8308)が窓口です。認証制度の詳細は「うべキラリNavi」(女性応援ポータルサイト)で確認できます。
育休取得後に申請すると対象外になりますか?
公式ページには「育休取得前に申請してください」と明記されています。取得後の事後申請が認められるかは公式情報からは断定できません。 早めに担当課へ相談することをおすすめします。
同じ従業員で複数回申請できますか?
上限額に達するまでは4回まで申請可能です。ただし事業者分10万円・従業員分30万円という上限は変わりません。
