宇部市の奨学金返還支援補助金は、奨学金を返している本人が受け取る補助金です。返した額のうち、年度ごとの上限までを最長10年間もらえます。
申請するのは会社ではなく本人です。しかも最初に申請する年度の4月1日時点で満30歳未満でなければならず、この条件は後から満たせません。
宇部市奨学金返還支援補助金の要点まとめ
正式名:宇部市奨学金返還支援補助金
だれが
- 申請者
- 個人(本人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 奨学金の返還支援(人材確保・雇用)
- 対象地域
- 山口県宇部市
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 10年間で最大100万円(年12万円→8.4万円→6.4万円)
- 補助率
- 全額支給(上限額未満に限る)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年11月1日〜2026年12月15日(毎年同じ時期)
自分は対象になる?
次の条件にすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 8
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ パート・契約社員など正規雇用でない
- ✕ 公務員または医師
- ✕ 市外の会社に勤めている
正規雇用とは、期間の定めのない契約で、所定労働時間が同じ事業主の通常の労働者と同じ働き方を指します。賞与や退職金など、長期雇用を前提とした待遇が適用されていることも要ります。
勤め先は、市内に事務所か事業所がある中小企業等です。中小企業等は業種ごとに上限が決まっています。製造業その他は資本金3億円以下か従業員300人以下、卸売業は1億円以下か100人以下、小売業は5,000万円以下か50人以下、サービス業は5,000万円以下か100人以下、福祉・医療は5,000万円以下の法人か100人以下の法人です。どちらか一方を満たせば該当します。
対象の奨学金は日本学生支援機構の第一種と第二種です。進学先は、大学・大学院・短大・高専・専門課程のある専修学校などが当たります。
いくらもらえる?
いくらもらえるか計算する
補助率 全額支給 / 上限 100万円
補助額は、その年度に返した額と年度ごとの上限額のうち、低い方です。上限は10年で3段階に下がります。
| 年度目 | 年間の上限 |
|---|---|
| 1〜5年度目 | 12万円 |
| 6〜9年度目 | 8万4千円 |
| 10年度目 | 6万4千円 |
12万円を5年、8万4千円を4年、6万4千円を1年受け取ると、合計が最大100万円です。上限に届くのは、1年に12万円以上を返している人です。
- 月1.5万円を返している人:1.5万円 × 12か月 = 18万円 → 上限の12万円
- 月0.8万円を返している人:0.8万円 × 12か月 = 9.6万円 → 上限に届かず、そのまま9.6万円
- 年15万円を返し、ほかの自治体から5万円の補助を受けている人:15万円 − 5万円 = 10万円
国や他の自治体の返還補助は併用できます。ただし受けた額は、返した額から差し引かれます。利子の分は補助に含まれません。
申請の流れ
- 勤め先に就業証明書を頼む(本人→勤め先。様式第1号の2を使う)
- そのほかの書類をそろえる(本人→市役所・手元の資料)
- 申請フォームに回答し、書類の画像を付ける(本人→宇部市。毎年11月1日〜12月15日)
- 交付決定の通知を受ける(宇部市→本人)
- 請求書を出す(本人→宇部市。様式第4号)
紙の提出はありません。フォームはこの期間だけ開き、書類はpngかjpgの画像で付けます。申請書(様式第1号)はフォームの回答から作られるので、別に出す必要はありません。
申請は10年度目まで毎年必要です。2年度目からは、卒業証明書と借入額の書類を省けます。
必要な書類
準備できた 0 / 6
返済通帳の写しは、返還の開始から申請日まで遅れずに返していると分かるものです。ほかの補助を受けている人は、その額が分かる書類の写しも付けます。
市内で一次産業に就いている人は確定申告書など、起業した人は登記事項証明書などを付けます。就業証明書は令和8年10月1日以降に作るものから、様式第1号の2に限られます。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 10月1日に市外へ出ていた:毎年10月1日に市内に住み、市内で働いていることが要ります。引っ越しや転職で外れると、その年度は申請できません。
- 返済が遅れた:遅れずに返していることが条件で、通帳の写しで確かめられます。
- 11月1日〜12月15日を過ぎた:フォームはこの期間しか開きません。過ぎるとその年度の分は受け取れません。
- 虚偽の申請をした:偽りの申請や要綱への違反があると、交付の決定が取り消されます。すでに払われた分は、期限を決めて返還を求められることがあります。
よくある質問
会社が代わりに申請できますか?
できません。申請するのは奨学金を返している本人です。会社には就業証明書の作成だけを頼みます。証明書は様式が決まっているので、早めに勤め先へ頼んでください。令和8年10月1日以降に作る分は、様式第1号の2を使ったものに限られます。申請はフォームから行うため、書類の画像を用意してから回答を始めると進めやすくなります。
市外の会社に勤めている場合は対象になりますか?
対象外です。市内に住んでいて、市内に事務所か事業所がある中小企業等に正規雇用で勤めていることが条件です。市内で一次産業に就くか、起業している人も対象になります。自宅は市内でも、勤め先が市外にある人は当たりません。勤め先の所在地で迷うときは、申請の前に移住定住推進課へ確かめてください。
31歳になると申請できませんか?
初めて申請する年度の4月1日時点で満30歳未満なら、その後に30歳を過ぎても申請を続けられます。要綱が見ているのは最初の年度の初日の年齢だけで、2年度目以降の年齢は条件に入っていません。ただし初めて申請する時点で30歳を超えていると対象外です。対象になる年が限られるので、30歳に近い人は早めに申請してください。
パートや契約社員でも使えますか?
使えません。正規雇用が条件で、期間の定めがない契約を結んでいることが要ります。所定労働時間が通常の労働者と同じであることも、あわせて求められます。パート・アルバイト・業務委託は当たりません。契約社員も、期間の定めがあれば対象外です。正規の社員かどうか分かりにくいときは、就業証明書を頼む前に勤め先へ雇用形態を確かめてください。
公務員や医師も対象ですか?
対象外です。要綱で、公務員と医師は除くと決められています。市役所や県の職員、病院に勤める医師は、ほかの条件を満たしていても申請できません。看護師や薬剤師などの職種は、この除外には書かれていません。職種が当たるか迷うときは、申請の前に移住定住推進課へ確かめておくと安心です。
どの奨学金が対象ですか?
日本学生支援機構の第一種と第二種です。要綱には、そのほか市長が認めるものも対象になると書かれています。民間団体や大学独自の奨学金が認められるかは、公式ページに記載がありませんでした。該当しそうなときは、移住定住推進課へ問い合わせてください。返す相手が機構かどうかは、手元の返還通知で分かります。
ほかの返還支援制度と併用できますか?
併用できます。ただし国や他の自治体から受けた補助の額は、返した額から差し引かれます。たとえば年15万円を返し、ほかの補助を5万円受けた人は、差し引いた10万円が計算のもとです。ほかの補助を受けているときは、その額が分かる書類の写しを申請に付けます。通知書は捨てずにとっておいてください。
毎年申請しないといけませんか?
はい。10年度目まで毎年、11月1日から12月15日の間に申請します。申請しなかった年度の分は受け取れません。毎年10月1日の時点で、市内の住所と市内での就業が続いていることも確かめられます。2年度目からは、卒業証明書と借入額の書類を省けるので、準備はかなり軽くなります。
紙で申請できますか?
できません。申請フォームから回答し、書類は画像データで付けます。形式はpngかjpgです。フォームは受付の期間だけ開きます。書類は紙で持っている場合が多いので、スマートフォンで撮影するなどして、先に画像にしておいてください。申請書の様式第1号は、フォームの回答から作られます。
利子の分も補助されますか?
補助されません。補助の計算に含まれるのは、返した額のうち上限までの額で、奨学金の返還にかかる利子相当額は、要綱で含めないと決められています。返済額に利子が含まれているときは、その分を除いた額が計算のもとです。毎月の返済額のうち利子がいくらかは、返還の通知や明細で確かめられます。気になるときは、申請の前に移住定住推進課へ計算のしかたを聞いてみてください。
複数の大学で奨学金を借りた場合はどうなりますか?
卒業または修了した大学等ごとに補助額を計算し、その合計額が補助額になります。進学先が学部と大学院で分かれている人や、短大から編入した人が当たります。端数の100円未満は切り捨てです。申請は本人ごとに行うので、夫婦や兄弟がそれぞれ条件を満たす場合は、それぞれが自分の奨学金について申請します。
転出したときはどうなりますか?
毎年10月1日に市内に住み、市内で働いていることが条件なので、転出した年度からは申請できません。すでに受け取った分を返すことになるのかは、要綱に書かれていませんでした。10年以上住み続ける意思も条件に入っているため、転居の予定があるときは、申請の前に移住定住推進課へ確かめてください。
問い合わせ先はどこですか?
宇部市の総合政策部 移住定住推進課です。電話は0836-34-8480で、専用の問い合わせフォームもあります。対象になるか、職種や雇用形態が当たるかで迷ったときは、申請の前に確かめておくと書類の出し直しを防げます。受付の期間は11月1日から12月15日までと短いので、書類の準備は早めに始めると安心です。
