畑の土が風で飛ばされる。この被害を防ぐ緑肥麦の種子代を、山形村が補助します。
対象は、山形村内のほ場で緑肥麦等を播種した人です。村民なら購入費の全額、村外居住者は半額が補助されます。 農家に限らず、村内にほ場を持つ人が対象になる制度です。
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 山形村風食防止対策事業補助金 |
| 対象業種 | 農業(村内のほ場で緑肥麦等を播種する人) |
| 利用目的 | 風食(土壌の風による飛散)の防止 |
| 対象地域 | 長野県山形村(村内のほ場であること) |
| 従業員数 | 規模要件の明記なし(個人・法人を問わず村内のほ場が対象) |
| 補助上限額 | 播種量の上限内(作物ごとに1a=100㎡あたりの上限量を設定) |
| 補助率 | 10/10(山形村民)/5/10(村外居住者) |
| 申請受付 | 令和8年8月10日〜11月10日 |
| 公式サイト | https://www.vill.yamagata.nagano.jp/docs/335308.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
対象になる作物と、播種量の上限
対象になる作物は、次の6種類です。1aあたりの播種量に上限があります。
| 作物 | 播種量の上限(1aあたり) |
|---|---|
| エンバク | 1.0kg |
| ライムギ・オオムギ・ソルガム | 0.5kg |
| ヘアリーベッチ・ハゼリソウ | 0.3kg |
この上限を超えて種子を購入した分は、自己負担になります。 1aあたりの播種量を先に確認してから、必要な種子量を計算する必要があります。
補助率は「住民票の有無」で2倍差がつく
補助率は、住んでいる場所で変わります。
- 山形村に住民票がある人:補助基準額の10/10(全額)
- 村外に住んでいる人:補助基準額の5/10(半額)
村外居住者は、村民の半分の補助率しか受けられません。 村外に住みながら山形村内にほ場を持つ農業者にとって、この差は無視できません。住民票がなくても申請自体はできますが、補助される金額は半分になります。
補助額をシミュレーションする
エンバクを1a(100㎡)あたり1.0kg播種する場合を考えます。播種量が上限どおりなら、購入費全額が補助基準になります。山形村民ならその全額、村外居住者なら半額が補助されます。
たとえば、購入費が1万円だったとします。村民なら1万円全額が補助され、自己負担はゼロです。村外居住者は5,000円が補助され、残り5,000円が自己負担になります。同じ作業をしても、住民票の有無で自己負担額が2倍変わる計算です。
上限を超えて播種量を増やした場合はどうなるでしょうか。1aあたりの上限を超えた分の購入費は、村民でも村外居住者でも全額自己負担になります。播種前に、面積と上限量から必要な種子量を計算しておくことが重要です。
申請から現地確認までのタイミング
この制度で見落とされがちなのが、播種と現地確認、両方に期限があるという設計です。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 播種期間(令和8年8月10日〜10月31日) | ほ場に緑肥麦等を播種する |
| 申請期間(令和8年8月10日〜11月10日) | 交付申請書・事業明細書、購入時の伝票(品種名・購入量・金額が必須)を提出 |
| 現地確認日(令和8年12月1日) | 発芽が確認できる状態にしておく |
| 現地確認後 | 請求書を提出する |
現地確認日(令和8年12月1日)の時点で発芽が確認できないと、補助を受けられません。 播種の時期が遅れると、発芽が間に合わない可能性があるため、播種期間の後半(10月末近く)は特に注意が必要です。
農業者も、他の業種と同じ「事業者」として補助金を活用できます。交付決定前の購入は対象外になる制度が一般的なので、この風食防止対策事業補助金でも、購入時期と申請時期の順番を守ることが欠かせません。自治体の設備・資材系補助金に共通する予算先着の考え方や、対象経費の線引きについて、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで解説しています。
農業関連の補助金以外にも、自分の事業が対象になる補助金・助成金が他にないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
播種量の計算や、現地確認までのスケジュール管理など、実務の進め方に迷う場合は専門家に相談するのも一つの手です。
よくある質問
山形村に住んでいなくても申請できますか?
申請できます。ただし補助率は5/10(半額)になり、山形村民の10/10(全額)より低くなります。
1aあたりの播種量の上限を超えて種子を買った場合はどうなりますか?
上限を超えた分は全額自己負担になります。エンバクなら1aあたり1.0kgが上限で、これを超える購入費は補助の対象外です。
現地確認日(12月1日)より前に播種すれば、いつ播種してもいいですか?
播種期間は令和8年8月10日から10月31日までと定められています。この期間外に播種した場合、対象になるかは公式ページに明記がないため、村の担当課へ事前に確認することをおすすめします。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助率・播種量の上限・申請期間・現地確認の運用は変更される場合があるため、申請前に必ず山形村の公式ページで内容をご確認ください。
出典:
