経営改善計画を専門家と作ると、その報酬は自己負担になります。山口市はこの自己負担の半分を、計画づくりで上限10万円、できあがった計画を見守るモニタリングで上限20万円まで補助します。
申請期限は決まった日付ではありません。専門家への支払いが終わった日から30日以内(年度内なら3月31日が上限)に、申請書をメールで出す形です。
山口市経営改善支援補助金の要点まとめ
正式名:山口市経営改善支援補助金
だれが
- 申請者
- 市内に主たる事業所を置く中小企業者・中小企業団体
- 対象業種
- 業種の指定なし
- 利用目的
- 経営改善計画の策定・モニタリングの費用
- 対象地域
- 山口県山口市
- 従業員数
- 中小企業基本法の基準による(業種ごとに異なる)
いくら
- 補助上限額
- 20万円(モニタリング)。計画策定は10万円
- 補助率
- 対象経費の1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 日付の定めなし(支払い完了から30日以内、遅くとも3月31日)
- 公式サイト
- 山口市「山口市経営改善支援補助金」
うちの会社は対象になる?
次の3つに当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 3
中小企業者とは、中小企業基本法で定める中小企業のことです。業種ごとに資本金と従業員数の上限が決まっていて、どちらか一方を満たせば該当します。上限の数字は中小企業庁の資料か山口市で確かめてください。
認定支援機関(認定経営革新等支援機関)は、国が認定した支援機関で、商工会議所、金融機関、税理士事務所などが当たります。依頼先が認定を受けているかは、頼む前に確かめておくと安心です。
要綱が対象とする計画は2種類です。資金繰りの安定や収益力の改善を目的にした早期経営改善計画と、金融支援(返済条件の見直しなど)を更改するための経営改善計画です。
次のどちらかに当たると対象外です。
- ✕ 主たる事業所が山口市外にある
- ✕ 認定支援機関を通さずに作った計画
個人事業主は、申請書の添付書類に「個人事業者の場合」の欄があるので、申請できる前提で作られています。細かい線引きはふるさと産業振興課に聞くのが確実です。
いくら戻ってくる?
補助の対象は、支払った総額ではなく自己負担分(消費税・地方消費税を除く)の半分です。申請書の算出欄では、税抜の費用から中小企業活性化協議会と信用保証協会の補助額を引いた残りが、補助対象経費になります。100円未満は切り捨てです。
- 計画づくりの自己負担が15万円:15万円 × 1/2 = 7.5万円
- 計画づくりの自己負担が25万円:25万円 × 1/2 = 12.5万円 → 上限の10万円
- モニタリングの自己負担が30万円:30万円 × 1/2 = 15万円
- モニタリングの自己負担が50万円:50万円 × 1/2 = 25万円 → 上限の20万円
計画づくりは自己負担が20万円を超えても、補助は10万円で止まります。モニタリングは40万円までが、半分戻る範囲です。
どの費用が補助される?
対象にならないもの
- 消費税と地方消費税
- 中小企業活性化協議会や信用保証協会の補助でまかなわれる部分
対象になるもの
- 経営改善計画(早期経営改善計画を含む)の策定にかかった自己負担費用
- 計画のモニタリングで、認定支援機関から経営指導を受けた自己負担費用
経営改善計画の策定については、山口県中小企業活性化協議会(電話 083-902-5651)への問い合わせが市の案内ページで案内されています。
申請の流れ
- 認定支援機関に依頼して計画を作る(事業者→認定支援機関。計画策定は山口県中小企業活性化協議会にも問い合わせる)
- 費用を支払う(事業者→認定支援機関。支払いが終わった日が期限の起点)
- 申請書をメールで送る(事業者→ふるさと産業振興課 furu@city.yamaguchi.lg.jp。支払い完了から30日以内、遅くとも3月31日)
- 交付決定の通知を受け取る(市→事業者。市税の確認に同意した場合は約2週間かかる)
- 請求書を出す(事業者→市。決定通知を受け取ってから30日以内)
申請書類はPDFで、押印と署名は不要です。件名は「山口市〇〇〇助成金申請(申請者名)」とし、添付は最大3MBまでです。
必要な書類
準備できた 0 / 7
支払を証する書類は、領収書の写しや振込証明書などです。経営改善計画書の写しは計画づくりの申請のとき、モニタリング報告書の写しはモニタリングの申請のときだけ出します。個人事業者は、身分証明の代わりに、確定申告書か開業届の写しと、山口市での居住が分かる書類を添えます。このほか、市が必要と認める書類を求められることがあります。
市税の調査に同意すれば、証明書は出さなくて済みます。その場合は市が滞納の有無を確かめるため、交付決定まで約2週間かかります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 30日を過ぎた:支払い完了から30日を過ぎて出した申請は、要綱の期限を超えます。年度をまたぐ場合も3月31日が上限です。
- 主たる事業所が市外:対象は山口市内に主たる事業所を持つ中小企業者です。
- 予算が尽きた:補助金は予算の範囲内で交付されます。早めに出すほうが安全です。
- 返還を求められる:要綱に違反したり、申請に偽りや不正があったりした場合、市は補助金の全部または一部の返還を求められます。
よくある質問
認定経営革新等支援機関とはどこですか?
国が認定した支援機関のことです。商工会議所、商工会、金融機関、税理士事務所、中小企業診断士などが当たります。要綱は、中小企業等経営強化法第31条第1項で認定されたものと定めています。依頼先が認定を受けているかは、契約の前に本人に聞いて確かめるのが確実です。
計画づくりとモニタリングは両方使えますか?
要綱は補助対象事業を2つ並べていて、それぞれに補助率と上限額があります。1つの計画に両方使えるかどうかの記載は、案内ページにも要綱にもありません。計画づくりを終えてからモニタリングを頼む順番で使う場合は、先にふるさと産業振興課商工労政担当(083-934-2719)に確かめておくと安心です。
支払ってから30日を過ぎたら申請できませんか?
要綱は、事業に関する支払いが完了した日から30日を経過する日、または年度の3月31日のいずれか早い日までに申請書を出すよう定めています。案内ページは「30日を経過した日」、要綱は「30日を経過する日」と書いていて、1日の差があります。この日を過ぎた申請の扱いは書かれていません。分割で支払う場合は、どの支払いが完了した日を起点にするか、先に課に確認してください。
申請はいつまでにすればいいですか?
決まった受付期間はありません。支払いが完了した日から30日を経過する日と、その年度の3月31日の、早いほうが期限です。たとえば3月10日に支払いが終われば、30日後は4月9日ですが、3月31日のほうが先に来るので、期限は3月31日です。支払いの日付が分かる書類は、必ず手元に残しておきます。
消費税は補助の対象ですか?
対象外です。要綱の別表は、補助対象経費を「消費税及び地方消費税を除く」自己負担費用と定めています。請求書が税込で届いたら、税抜の金額を基準に補助額を計算してください。消費税と地方消費税の分は、半分に割る前の金額から外します。たとえば税抜20万円の自己負担なら、1/2の10万円が補助額です。
個人事業主でも使えますか?
使える前提で作られています。交付申請書の添付書類に「個人事業者の場合は、確定申告書の写し又は開業届の写し及び山口市での居住が証明できるもの」と書かれているからです。ただし案内ページに「個人事業主も対象」という文言はないので、申請前にふるさと産業振興課商工労政担当(083-934-2719)に確かめておくと、出し直しを防げます。
山口市に支店があるだけでも対象ですか?
対象は、山口市内に主たる事業所を持つ中小企業者です。山口市の支店や営業所だけがあり、主たる事業所が市外にある場合は、要件から外れるおそれがあります。本店と支店のどちらが主たる事業所に当たるかは、登記や事業の実態で分かれるので、迷うときは申請の前に課へ相談してください。
申請書はどうやって送りますか?
原則としてメールで、ふるさと産業振興課商工労政担当のアドレス(furu@city.yamaguchi.lg.jp)に送ります。申請書と添付書類はPDFで、押印と署名は不要です。件名は「山口市〇〇〇助成金申請(申請者名)」とします。添付は最大3MBなので、容量が大きいときは複数に分けるか、ファイル転送サービスを使います。
計画づくりの相談先はどこですか?
市の案内ページは、経営改善計画の策定について山口県中小企業活性化協議会(電話 083-902-5651)への問い合わせを案内しています。補助金を使うつもりなら、認定支援機関に頼む前にここで相談の流れを確かめておくと、進め方で迷いにくくなります。補助金そのものの質問は、市のふるさと産業振興課です。
補助金はいつ振り込まれますか?
流れは、申請、交付決定の通知、請求書の提出の順です。請求書は、決定通知を受け取ってから30日以内に市の指定様式で出します。振り込みの時期は案内ページにも要綱にも書かれていません。資金繰りの予定に入れる前に、請求書を出してから入金までの目安をふるさと産業振興課に聞いておくと安心です。
補助額に端数が出たらどうなりますか?
100円未満の端数は切り捨てです。要綱は、補助金の額に100円未満の端数があるときは切り捨てると定めています。たとえば自己負担が15万3,300円なら、半分の7万6,650円ではなく、7万6,600円が補助額になります。大きな差ではありませんが、入金額を確かめるときの目安になります。
問い合わせ先はどこですか?
山口市ふるさと産業振興課商工労政担当(電話 083-934-2719)です。所在地は山口市亀山町2番1号の山口市役所本庁舎3階です。申請書の送付先メールアドレスは、案内ページの申請方法の欄に載っています。計画づくりそのものの相談は、山口県中小企業活性化協議会(電話 083-902-5651)が窓口です。
