浴槽水の検査は、組合を通さず自分で検査機関に出しても補助されるのか。されます。ただし申請の順番が逆になります。組合経由は検査の前に申請し、外部の機関に頼むときは検査のあとに申請します。検査のあとに申請すると決められているのは外部の機関に頼むときだけなので、順番を取り違えないでください。
補助額は1万円です。対象は、入湯税(超過課税分)を納めている由布市内の温泉施設で、同じ施設への交付は年度内に1回までです。
由布市安心安全泉源事業(浴槽水4項目検査費用補助)の要点まとめ
正式名:由布市安心安全泉源事業(浴槽水4項目検査費用補助)
だれが
- 申請者
- 事業者(法人・個人事業主)
- 対象業種
- 温泉施設(入湯税の特別徴収義務者)
- 利用目的
- 浴槽水4項目の検査費用
- 対象地域
- 大分県由布市
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 1万円(定額)
- 補助率
- 定額
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年6月1日〜令和9年2月28日(予算がなくなり次第終了)
- 事業の完了
- 令和9年2月28日までに完了報告書を提出
自分の施設は対象か
次の4つに当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
入湯税(超過課税分)は、市が通常の入湯税に上乗せして集めている部分を指します。納めているかどうかは、納入申告書の写しで示します。証明できる書類は、令和8年4月分以降のものです。
申請書(様式1)の裏面には誓約書が付いています。申請者は、由布市内に事業所か店舗などを持つ入湯税超過分の特別徴収義務者で、市税に滞納がないことを誓います。市が課税台帳などで滞納を調べることにも同意します。補助の対象にする経費について、由布市の他の制度や国などの補助の交付決定・支払いを受けていないことも誓約の内容です。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 入湯税の超過課税分を納めていない
- ✕ 再検査の費用を出す
- ✕ 同じ年度に2回目を出す
- ✕ 同じ費用で他の補助を受けた
いくら補助されるのか
補助額は検査1回につき1万円の定額です。割合で決まる補助ではないので、検査料の高さで変わりません。
- 検査を1回受ける:1万円 × 1回 = 1万円
- 検査料が3万円:3万円 − 1万円(補助) = 自己負担2万円
- 検査料が1万円ちょうど:1万円 − 1万円(補助) = 自己負担0円
検査料が1万円より安かった場合の扱いは、公式ページに書かれていません。1万円まるごと交付されるのか実費までなのかは、由布院温泉旅館組合に確かめてください。
何に使えるのか
対象にならないものを先に挙げます。
- 再検査にかかる費用
- 同じ施設の、同じ年度内の2回目の検査
対象になるのは、次の4項目の浴槽水検査です。
- レジオネラ属菌
- 濁度
- 過マンガン酸カリウム
- 大腸菌群
申請の流れはどう分かれるのか
ルートはAとBの2つです。
Aルート:由布院温泉旅館組合を通して検査する
- 採水容器と申請書(様式1)を受け取る(事業者→旅館組合。毎週火曜の9時〜11時)
- 申請書と入湯税の納入申告書の写しを出す(事業者→旅館組合。毎週火曜の受付時間に)
- 交付決定通知書(様式2)を受け取る(旅館組合→事業者。審査に問題がなければ渡される)
- 補助額1万円を引いた検査料を払う(事業者)
- 検査後に完了報告書(様式6)を出す(事業者→旅館組合。令和9年2月28日まで)
Bルート:大分県薬剤師会などに直接依頼する
- 検査を受ける(事業者→大分県薬剤師会などの外部機関)
- 検査後に書類一式を出す(事業者→旅館組合。令和9年2月28日まで)
- 審査のあと、指定口座に振り込まれる(市→事業者。後日)
Aルートは検査料から1万円が引かれた金額を払います。Bルートは全額を先に払い、補助金は後日の振込です。
必要な書類
準備できた 0 / 7
完了報告書(様式6)はAルート、完了報告書兼請求書(様式5)と検査費用領収書の写しはBルートで使います。Bルートの申請書は、完了報告書兼請求書と同じ時に出します。
様式1の関係書類の欄には、検査依頼書の写しという項目もあり、浴槽水検査の欄に印が付いています。公式ページの添付書類の一覧には載っていないので、検査の前に組合へ要るかどうかを確かめてください。市の案内ページの様式の一覧は、様式5と様式6の名前が入れ替わって書かれています。この記事は、様式そのものの表題(様式5が完了報告書兼請求書、様式6が完了報告書)に合わせています。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 入湯税の超過課税分を納めていない:対象は入湯税(超過課税分)を納める温泉施設に限られます。
- 期限までに完了報告書を出さない:令和9年2月28日までに提出したものだけが対象です。
- 予算がなくなった:予算がなくなり次第、受付が終わります。2月28日より前でも終わる場合があります。
- 市税を滞納している:申請者は市税の滞納がないことを誓約し、市が課税台帳などで調べることに同意します。
- 再検査の費用を申請する:再検査にかかる費用は、補助の対象外です。
- 同じ年度に2回目を出す:同一年度内に、同じ施設へ交付されるのは1回までです。
ほかの2つの補助事業とはどう違うのか
由布市は同じ枠組みで3つの補助事業を実施しています。
| 事業 | 補助内容 | 補助額 | 申請のタイミング |
|---|---|---|---|
| 安心安全泉源事業(この記事) | 浴槽水4項目の検査費用 | 1万円 | 組合経由は検査の前、直接は検査のあと |
| 泉質見える化事業 | 前回の温泉成分分析から7年以内に行う早期分析の費用 | 3万円 | 分析のあと |
| 鉱泉源保護設備補修事業 | 温泉設備の補修・改修・更新の費用 | 経費の1/2以内、上限15万円 | 工事の着工前 |
窓口はどれも由布院温泉旅館組合で、対象施設の条件も同じです。ただし鉱泉源保護設備補修事業だけは、工事の着工前に申請します。設備工事のほうは、先に着工すると申請の順番を外れます。それぞれ施設ごとに年度内1回までです。
よくある質問
日帰り入浴の施設も対象ですか?
公式ページが対象としているのは、入湯税(超過課税分)を納めている由布市内の温泉施設です。旅館かどうか、宿泊かどうかは条件に書かれていません。納めているかどうかが線引きなので、日帰り施設でも超過課税分を納めていれば条件に当たると読めます。念のため、組合に確かめると確実です。
検査料が1万円より安いとどうなりますか?
公式ページには、検査料が1万円に満たない場合の扱いが書かれていません。1万円が定額で交付されるのか、検査料の実費までなのかは判断できません。検査の前に由布院温泉旅館組合(電話0977-85-7667)へ確かめておくと、申請のあとで金額が違うという事態を避けられます。
検査はどこに頼めばいいですか?
由布院温泉旅館組合を通す方法と、大分県薬剤師会などの外部機関に直接頼む方法があります。組合を通すなら、毎週火曜の9時から11時に採水容器と申請書を受け取ります。直接頼むなら、検査のあとに申請します。どちらも、令和9年2月28日までに完了報告書を出します。
申請はどこに出しますか?
申請先は、どちらのルートも一般社団法人 由布院温泉旅館組合です。窓口は由布市湯布院町川北4-1にあり、電話は0977-85-7667です。完了報告書は、持参のほか郵送やFAXでも出せます。組合経由の申請書は、毎週火曜の9時から11時の受付に出します。
申請の受付はいつまでですか?
令和8年6月1日から令和9年2月28日までです。ただし、これは申請書だけでなく完了報告書(兼請求書)を提出できる期限でもあります。令和9年2月28日までに提出したものが対象になります。予算がなくなり次第、期間の途中でも終わるため、検査の予定が決まったら早めに申請します。
同じ年度に2回検査を受けた場合、2回とも補助されますか?
されません。同一年度内の、同一施設への補助金交付は1回に限られます。再検査にかかる費用も対象外です。1回目の検査で結果が悪く再検査を受けた場合、再検査の費用は補助されないので、費用の予定を立てるときに織り込んでおく必要があります。年度内に複数回の検査を受ける予定がある施設は、どの検査で申請するかを先に決めておくと無駄がありません。
入湯税の証明には何を出しますか?
入湯税(超過課税分)の特別徴収義務者であることを示す書類として、令和8年4月分以降の入湯税納入申告書の写しを出します。組合経由で申請する場合は事前に受け取る申請書とあわせて、外部機関に直接頼んだ場合は検査後の書類一式とあわせて提出します。納入申告書が手元にないときの代わりの書類は、公式ページに書かれていないため、由布院温泉旅館組合に確かめてください。
補助金はいつ受け取れますか?
ルートで違います。組合経由は、交付決定のあとに、補助額の1万円を引いた検査料を払うので、補助金そのものは受け取りません。直接依頼の場合は、書類の審査に問題がなければ、後日、指定した口座に振り込まれます。振込の時期は公式ページに書かれていません。
検査の項目は決まっていますか?
決まっています。レジオネラ属菌、濁度、過マンガン酸カリウム、大腸菌群の4項目です。この4項目の検査が補助の対象で、項目が足りない検査や別の項目の検査が対象になるかは、公式ページに書かれていません。検査の内容に不安があるときは、頼む前に組合へ確かめてください。
3つの補助事業は同時に申請できますか?
併用を禁じる記載は、公式ページにも様式にも見つかりませんでした。申請書(様式1)には3つの事業の選択欄が1枚に並んでいて、浴槽水検査、泉質見える化事業、鉱泉源保護設備補修事業は、補助の対象になる費用も違います。ただし各事業は、同じ施設につき年度内1回までです。誓約書に、同じ経費で他の制度の交付決定や支払いを受けていないことが含まれるので、1つの費用を2つの事業に重ねて出すことはできません。
申請のときに誓約する内容は何ですか?
申請書(様式1)の裏面にある誓約書で、次の6つに同意します。申請者が市内に事業所か店舗などを持つ特別徴収義務者で、市税の滞納がないこと。補助で行った検査や分析の結果を、由布市の温泉PRに使われること。暴力団員などではないこと。市が課税台帳などを調べること。補助の対象にする経費で、他の制度の交付決定や支払いを受けていないこと。必要なときに市の調査に応じること。虚偽があれば補助金の返還を命じられることがあります。
問い合わせ先はどこですか?
申請に関することは由布院温泉旅館組合(電話0977-85-7667)、本事業に関することは由布市の環境課(電話097-582-1310)です。申請の書き方や受付の予算の残りは、申請先の組合に聞くのが早いです。制度の趣旨や財源のことは、環境課の担当です。
