研究開発は、成果が出るかどうか分からない段階からお金がかかります。試作品を作る、実証実験をする、専門機器を借りる――どれも数百万円から数千万円規模になり得ます。愛知県の新あいち創造研究開発補助金は、こうした県内企業の研究開発・実証実験を後押しする制度でした。
紹介する2021年度分は、2021年3月21日から4月6日まで受け付けており、すでに終了しています。上限額は中小企業が1億円(トライアル型は500万円)、大企業は2億円という、規模の大きい研究開発を想定した制度でした。
新あいち創造研究開発補助金(2021年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人) |
| 制度名 | 【愛知県】2021年度 新あいち創造研究開発補助金 |
| 対象業種 | 全業種 |
| 利用目的 | 愛知県内で実施する研究開発・実証実験 |
| 対象地域 | 全国(愛知県内での実施が条件) |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業・大企業のどちらも対象) |
| 補助上限額 | 中小企業1億円(トライアル型は500万円)、大企業2億円 |
| 補助率 | 中小企業2/3以内、大企業1/2以内 |
| 申請受付 | 2021年3月21日〜4月6日(受付終了) |
| 公式サイト | https://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0W2x000001OI8ZEAW |

「トライアル型」と「本格型」で上限が大きく違う
この補助金には、上限500万円のトライアル型と、上限1億円(中小企業)の本格型という、規模の異なる2つの枠がありました。トライアル型は、研究開発の初期段階でまず小規模に検証したい企業向け、本格型はすでに一定の見込みが立っている研究開発をまとめて実施したい企業向けという性格の違いがあります。
いきなり本格型で申請するより、まずトライアル型で実証してから本格型に進むという段階的な使い方も選択肢になります。ただし、両方の枠を同時期に使えるかどうかは公募要領の確認が必要です。
いくら戻るのか
中小企業の補助率は2/3以内です。本格型で1.2億円の研究開発費をかけた場合、計算上は8,000万円が補助対象になりますが、上限1億円に届かないため満額に近い額が補助されます。上限1億円に到達するのは、研究開発費が1.5億円を超えたあたりからです。
大企業は補助率1/2以内、上限2億円です。研究開発費が4億円の案件であれば、計算上は2億円が補助対象となり、ちょうど上限に到達する規模になります。
現行の研究開発補助金を確認する
この2021年度分はすでに終了していますが、愛知県は研究開発補助金を継続的に実施しています。現在の公募状況は、愛知県経済産業局産業部産業科学技術課への問い合わせ、または愛知県の公式サイトでの確認が必要です。名称や上限額、トライアル型・本格型の区分は年度ごとに見直される可能性があります。
よくある質問
2021年度分に今から申請できますか?
できません。受付は2021年4月6日で終了しています。愛知県は研究開発補助金を継続的に実施しているため、最新の公募状況を確認してください。
トライアル型と本格型、どちらを選べばいいですか?
研究開発の進捗段階によります。まだ検証段階なら上限500万円のトライアル型、すでに見込みが立っているなら上限1億円の本格型が想定されますが、詳細は公募要領での確認が必要です。
愛知県外の企業は対象になりますか?
「愛知県内で実施する研究開発」が条件のため、実施場所が愛知県内であれば県外に本社がある企業も対象になる可能性があります。詳細は愛知県経済産業局に確認してください。
