安城市でつくった農畜産物を、市外の物産展で売りたい。その出店費用の半分を、安城市が補助する制度がある。

「農畜産物販路開拓推進事業」は、市内にほ場を持つ農業者と農地適格法人、あいち中央農業協同組合の生産者部会が対象。補助率は事業費の2分の1、上限は1経営体あたり20万円。この上限は出展1回ごとではなく、年度内の合計額にかかる。

対象になるのは、どんな出展か

対象になる出展は、次の2種類に限られる。

  • 市外で開催される物産展(あいち中央農業協同組合が主催するものを除く)
  • 安城市農畜産物特産品協議会が主催する、市内でのイベント

JA主催の市外物産展は対象外という点には、留意が必要だ。同じ「市外の物産展」でも、主催者がJAかどうかで扱いが分かれる。出展を決める前に、主催者を確認しておきたい。

補助対象になる経費、ならない経費

補助対象になる経費は、次の4区分に限られる。

  1. 資材費
  2. 施設使用料・借上料
  3. チラシ等の作成委託料・印刷製本費
  4. 農畜産物の輸送費

出展に伴う人件費や、当日の飲食・接待にあたる経費は、公式ページの記載からは対象外と読める。対象経費は「モノとスペースにかかる費用」に限られ、人の手間には支払われないという理解でいた方が安全だ。

申請の前に、確認しておきたいこと

出展の申し込みを先に済ませ、あとから補助金の存在を知る、という順番だと、要件を満たせない可能性がある。安城市農畜産物特産品協議会主催イベントか、対象となる市外物産展かを、出展を決める前に安城市産業部農務課農政係へ確認しておく方が確実だ。

申請期限は令和8年12月末日。年度をまたいで出展の予定がある場合、複数回の出展費用をまとめて申請できるのか、都度申請なのかも、あわせて確認しておきたい点になる。

販路開拓の補助金に共通する、もうひとつの論点

物産展・展示会への出展費用を補助する制度は、全国の自治体に数多くある。ただし、「出展前に申請するのか、出展後に申請するのか」は自治体によって正反対というのが、このジャンルに共通する落とし穴だ。

安城市の場合も、この点を先に確認しておかないと、準備の順番を間違えかねない。全国の販路開拓補助金に共通する事前・事後の見分け方は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで整理している。

よくある質問

JAが主催する物産展への出展は対象になりますか?

市外の物産展であっても、あいち中央農業協同組合が主催するものは対象外と明記されている。JA主催かどうかを、出展前に確認しておく必要がある。

出展にかかった人件費は補助対象に含まれますか?

対象経費は資材費・施設使用料・印刷製本費・輸送費の4区分に限られる。人件費が対象経費として明記された記載はないため、含めない前提で予算を組んだ方が安全だ。

個人事業主(農業者)でも申請できますか?

できる。対象は「市内にほ場を有する農業者」であり、法人格の有無は問われない。農地適格法人や生産者部会も、別途対象に含まれている。

この補助金の概要(早見表)

検索項目内容
制度名安城市農畜産物販路開拓推進事業
対象業種農業(市内にほ場を有する農業者・農地適格法人等)
利用目的物産展・イベント出店による販路開拓
対象地域愛知県安城市(市内にほ場を有する事業者)
従業員数規模要件の定めなし(個人事業者・農地適格法人を含む)
補助上限額20万円(1経営体あたり、年度内合計)
補助率事業費の2分の1
申請受付通年(申請期限:令和8年12月末日)
公式サイトhttps://www.city.anjo.aichi.jp/zigyo/nogyo/hozyozigyo/hanrokaitaku.html
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※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。

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免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助率・上限額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず安城市の公式ページおよび最新の案内でご確認ください。

出典: